日経コンピュータのレビュー一覧

  • ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告

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    一連の障害の事象や背景だけでなく、他行との比較や、過去の銀行統廃合とそれに伴うシステムの変遷についても触れており、学びがあった。

    観点に基づき、予兆があるかもしれないという意識でチェック・レビューすること。
    障害が発生した際は迅速にエスカレーション。BCP訓練時の想像力。
    また、それらの仕組み化。

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    2025年04月02日
  • ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告

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    ニュースで流れていたが、
    実際にどんな被害があったのか(一般の方は、キャッシュカードが出てこない、電話繋がらない)が鮮明な書いてあります。

    また、それにおける次々と起こる問題。
    下手なノンフィクションを読むより全然タメになる内容が、多数ありました。

    システルトラブルの事例として、参考に良い一冊でした。

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    2025年03月16日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

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    みずほ銀行のシステム障害は利用者として経験?してきましたが、この本を読んでその原因の一端が分かったような気がします。

    特に第三部は……登場人物が多すぎて、誰が何を考えていたのかを理解するだけでも大変でした。これでは上手く行かないなと思いました。

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    2024年09月25日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

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    自社のシステムに対する経営層の理解不足、トップダウンで自社の進むべき道を指し示せなかったこと、現場レベルでのすり合わせ・協議となり方針が決められないことなど、大規模システム開発において失敗する要素が詰まっている。システム統合となると過去のやり方を変えることになるので現場レベルでは収束しないため、どれだけトップが悪者になって推し進めれるかが肝だと感じた。

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    2024年08月16日
  • ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告

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    組織のしがらみや歪みが究極的に煮詰まって、システム障害という形で発露したと感じました。また組織運営を行う上で、貴重な事例の一つとして定期的に読んでおります。いわゆる会社の上層部と呼ばれる方もこの本は他山の石として読んだほうがいいと思います。

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    2024年07月19日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

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    ・みずほ銀行のシステム刷新までの過程と2度のシステム障害の背景について詳細に解説している一冊

    ・エンジニアとして一応読んでおくかと思い手に取った
    ・みずほ銀行の新システムがいつまでも完成せずにサクラダファミリアと呼ばれてることは知ってたけど大きいシステム障害を2回起こしてることをまず知らなかった

    ・金融というお金が密接に関係する業界で大きなシステムを統合するのはさぞ大変だろうと関係者を労いたい
    ・みずほFGは2度の失敗から学び、システム刷新という大仕事を乗り越えて組織として強くなったんだなと思う
    ・1度目のシステム障害については3行統合後の内部での争いが結果としてシステム障害に繋がっていて

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    2023年10月25日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

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    ネタバレ

    前半はみずほこんなことやって頑張ったぜ!ドヤ!みたいな内容。生のコードを書けなくして属人化を防ぐ超高速開発ツールなど、なかなかおもろい仕組みを使っていたのが興味深かった。しかし、ツール名が「超高速開発ツール」というのがダサい。
    コロナが流行る前からWeb会議を使っていたのは先進的だと思う。(とはいえ、私もIT企業に勤めていて、コロナ前からWeb会議使ってたから、IT企業的には普通なのかしら)

    後半がめちゃくちゃ面白かった。2011年と2002年のシステム障害の発生の原因について細かく描写している。仕様書やデータフローがなかったり、合併時のシステム統合の際に役員の中に有識者がいないなどとにかく

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    2023年06月17日
  • ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告

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    みずほ銀行の一連の障害についてとてもわかりやすく纏められている本。自分の職業柄、涙と冷や汗なくしては読み通せなかった……
    特に2022年2月の大障害(ATMにカードが吸い込まれ続けたやつ)については、事前の開発時にも運用手順でもたくさんの「たら、れば(防げたのに)」網があったのに、全て突破してしまった結果なんだなと。人の振り見て我が振り直せ。

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    2023年03月25日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

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    障害発生とその対応の話は学ぶべきことが非常に多い。規模も業界も違うが頷ける話が多かった。

    大規模障害の原因を突き詰めると個々のプログラムの品質よりも組織の風土や統制、経営層の理解といった部分へ通じてくる。

    システムは人が作って運用している以上、
    どの企業でも本書のようなことが起こりうることは知っておかなければならないと感じた

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    2023年03月21日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

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    どこかで読まねばと思いつつ、ようやく読んだ1冊。幸いというかエンジニアのキャリアの中でこのプロジェクトに関わることはなかったけれど、当時「ブラックホール(=行ったら帰ってこれない)」と呼ばれていたプロジェクトを全体感に立って振り返っていて大いに横展開できる反省点は盗もうと思った1冊だった。やっぱりエラーハンドリングもそうだけど、初動とトップのITへの理解が大切。もし自分が関わることになっていたとしたら、どの辺を担当することになってそこで力を果たして発揮できただろうか、とか思いながら読んだ1冊でした。

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    2023年03月07日
  • ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告

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    日経コンピュータは"みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」"を出版してしまったという黒歴史も踏み台に、120%の検証報告書を見事に作りあげて出してきました。
    「マルチベンダーが必ずしも悪いわけではない」とはあるけど、やっぱりマルチベンダーは悪だよね。
    でも根本原因は第一勧銀と富士の間で「どっちのシステムが良いか」を現場でベンダーも巻き込んで延々と議論させた挙句に政治的決着で処理した当時の上層部じゃないか?というのが感想。
    にしても通帳やカードを飲み込んでも吐き出せない仕様のATMとか英国かよ!?と。

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    2023年02月16日
  • ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告

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    みずほ銀行のコンピュータ障害の事後検証報告書。日経コンピュータの記者が執筆。ふ~ぅ。読みでがあった。なぜみずほ銀行のコンピュータ・システムが何回も障害を起こしたのかの謎をひも解く。読んでみて、みずほ銀行のシステムは他行のシステムとはずいぶんと異色であることが分かった。システムが疎結合でマルチベンダー・システムであることだ。他行はシングル・ベンダーで緊密結合システムが多い。そのため、システムが複雑になり運用でも難しさがある。その運用をみずほ銀行は軽視していたようだ。エラー・ログの抽出検索システムもなく、障害時には生のエラーログを画面で逐一調べていたというのは驚きだった。

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    2022年10月04日
  • ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告

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    昨年幾度もニュースを賑わした、みずほ銀行のシステム障害の事後検証報告をまとめた一冊である。
    著者にあたる日経コンピュータは、今回問題が発生したみずほのMINORIシステム稼働直後に開発の経緯をまとめた本を出しているが、そちらは未読。どうやらMINORIシステムの開発過程を高く評価するスタンスだったようで、障害が発生してから手のひら返しかよと批判もあるようだけど、ひとまずそれは脇に置いて、本書に絞った感想を書いてみようと思う。

    本家の報告書を読んでいないのであくまで印象だが、基本的には公になってる事実以上の障害の「真因」には直接的に踏み込んでいないように読める。
    一応日経コンピュータ編集部の「

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    2022年06月05日
  • ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告

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    ネタバレ

    20220519-0604 多発するみずほのシステムトラブルを、日経コンピュータ社員も被害にあった当日のドキュメンタリーが生々しい。こういう記憶は(事故や災害でも)日々薄れていくものだから、アーカイブとして残していく必要性を痛感した(だからこそ「動かないコンピュータ」の連載は続くのだろう。)糾弾・告発からは一歩引いて冷静に分析している。報告書って感じ。

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    2022年06月09日
  • みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」

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    システム開発・運用に関わった経験があれば、読み進めるごとにキリキリとした不安な気持ちを感じるリアリティに溢れる良書。

    「経営の責任」が伏線となって障害の増幅要因としてヒットする様は出来のいい小説のようでもあり、類似の伏線が実は今の日本に多数転がっているという示唆はホラーのようでもあります。

    プロジェクトに関わる方は、一度手に取られると良いと思います。

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    2022年05月17日
  • ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告

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    しっかりと中立的に書かれている印象。マルチベンダやレガシーさが障害を呼んだのではなく、システム運用やシステムへの軽視が根底ということがよくわかった。
    システム技術のリテラシーや勘所がある人が企業トップにいないとダメだと思う、、システムは利用するのは簡単だが、とても複雑でそれを開発運用できる人材はポコポコいるわけではない、ということを経営者たちは本書を読んで理解するべきだと思う。

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    2022年04月20日
  • ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告

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    2019年に満を持してリリースされた新システムが2021年2月からの1年間で計11回のシステム障害を引き起こしてしまったみずほ銀行。その事後検証報告からの学びを目的として書かれた一冊。前著に当たる『みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史』がプロジェクトの進め方の話が中心だったのに対して本書はかなり技術寄りの内容。非エンジニア職の人にはハードルが高いと思われる。その分エンジニアには多くの学びを提供してくれる。また、後世に残す記録としても重要。冷笑・嘲笑でネタ的に消費するのではなく(みずほ銀行を笑えるITエンジニアは真に優秀か超の付く能天気のどちらかだろう)自身の担当システムで本質的に同じ原因の問

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    2022年04月17日
  • ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告

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    専門用語も多く、システム素人の私には難しいところもあったが、システム障害の全体像・問題点が分かりやすく整理されている。いくらみずほFG・みずほ銀行が対外公表している資料を読み込んでも、理解はできないだろうが、本書のおかげですっきり分かった。
    旧3行のシステム駆け引きから、すでに不幸が始まっており、何度も障害を繰り返しながらも抜本的なアクションがとられなかった。唯我独尊で、他のメガバンクや海外の動向から学ぶことはあろうに、忖度や馴れ合いの結果、不確実性を増していったということだろう。
    私が一昨年まで暮らしたシンガポールのネットバンクは、UIが良く統一感があり、大変利用しやすい。一方、みずほ銀行(

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    2022年03月30日
  • ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告

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    2020年にみずほ銀行システム統合史を上梓した日経コンピュータが、2021年から起こったみずほ銀行のシステムトラブルを整理した一冊。IT業界にみをおくものとしては読んでいて居た堪れなくなってしまうが、前書よりも価値のある一冊と言える。
    みずほで起こったトラブルを淡々とインシデント分析を繰り返し、問題の本質に迫ろうとしている。往々にして、みずほのトラブルは三行の体制によるガバナンスの効かなさが生み出したものと語られがちだが(場合によってはドロドロの情念を絡めた読み物として)、情実的な部分を排除してあくまでシステム的観点から分析している。
    この書は、みずほのトラブルに学ぶことはもちろん、インシデン

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    2022年03月27日
  • ポストモーテム みずほ銀行システム障害 事後検証報告

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    みずほ銀行で1年に11回発生したシステム障害の内容、原因と再発防止策がまとまった一冊。冒頭から、読んでいると具合が悪くなる大規模障害の話題で、五千件を超えるカード・通帳がATMに取り込まれていく経緯が緊迫感あふれる様子で描かれる。
    直近の大規模システム改修に問題があったというより、運用手順が不明確、組織の連携が遅い、障害レベルを人が判断…など障害発生後の対応が後手に回ったことが障害影響を拡大させたことが分かる。
    特に恐ろしかったのが、為替送金の取引遅延障害で、遅延を取り戻すためにAML(資金洗浄防止)システムを省略しても問題ないと最高コンプラ責任者が判断し省略した結果、外為法違反した一件。現場

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    2022年03月21日