作品一覧 2020/02/15更新 みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」 試し読み フォロー 社長が知りたいIT 50の本当 試し読み フォロー ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国 試し読み フォロー 1~3件目 / 3件<<<1・・・・・・・・・>>> 谷島宣之の作品をすべて見る
ユーザーレビュー みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」 日経コンピュータ / 山端宏実 / 岡部一詩 / 中田敦 / 大和田尚孝 / 谷島宣之 良著。読んでて胸が苦しくなるし、色々な案件がフラッシュバックする。 システム部門がなんとかするのだ、専門家の責務だ。と言って上は歩み寄らず理解しようとしないが、システムの重要さは肥大化する一方。肥大化すれば、作っている最中から腐り始める。進歩の早いITシステムではなおさらだ。 銀行以外の巨大システム...続きを読むでは、さまざまな手法が提案され採用され、そして棄てられていく。そのように新陳代謝させられる仕組みを模索し続けれられるシステムと、組織風土は銀行に限らず、システムを中心に据えているどんな企業も必要だろう。これは銀行に限らず、基幹システムを軽視している企業に対する警鐘を鳴らす本である。 Posted by ブクログ みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」 日経コンピュータ / 山端宏実 / 岡部一詩 / 中田敦 / 大和田尚孝 / 谷島宣之 金融は情報システム産業といっても過言ではない。 自分自身金融機関に勤めているが、初めの頃は「システムは常に正確に、滞りなく動くもの」と誤認していた。 先日まで新会社立上げ・新規事業立上げを行い、システムの開発・運用を横目に見ながら思ったのは、システムには人の手がかかり、緻密かということ。そして、...続きを読むいくつものシステムが複雑に連動して稼働しているかということ。 みずほFGはシステムに苦心し続けてきた。その末にシステムを全面更改して「MINORI」を開発した。しかし2021年、再び度重なる障害を起こした。 この度重なる障害は、システムの全面更改が失敗したということではない。全面更改したからこそ、これまでとは違った苦難に直面している。 システムは要件定義から運用に至るまで繊細な管理が必要ということ、そしてMETIが提言する「2025年の崖」に対するヒントを、本書は圧巻の取材力で、丁寧に教えてくれる。 Posted by ブクログ みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」 日経コンピュータ / 山端宏実 / 岡部一詩 / 中田敦 / 大和田尚孝 / 谷島宣之 システム開発は、依頼者とベンダーが異なる組織にいるため、非常に難しいプロジェクトだと思います。みずほはこの大失敗を通して、ベンダーを管理する強い体制を組んだことが印象的です。 Posted by ブクログ みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」 日経コンピュータ / 山端宏実 / 岡部一詩 / 中田敦 / 大和田尚孝 / 谷島宣之 日本の大企業組織の姿 面白かった。やはり終身雇用で人事制度が硬直化した組織は、個々が優秀でも正常な意思決定が出来なくなる。 多分誰でもすべき事やるべき事はわかっているが、組織としては動けない、もしくは必要以上に動きが遅くなる、みたいな事は内向きな終身雇用の組織で起きており、これが日本が世界からもアジアの国々からも凋落しつ...続きを読むつある背景なのでは。 もっと人や組織が流動化して、組織が外部性を保ち続けないと、どんな組織も心地よく周囲の皆と同じくゆっくり死んでいくのだろう。 サバンナ ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国 谷島宣之 30年にもわたりコンピュータと経営に関わる取材を行ってきた作者が日経記事へ投稿した記事に手を加え書籍化した作品。日本と諸外国との経営と技術の問題を指摘している。この問題は単純にどちらがよいとは言えず一長一短があるが今のままでは日本は危ないと危惧している。日本の近代化ともかかわる部分で過去にこれらを指...続きを読む摘してきた方々の記事を参考文献として挙げているのも非常に参考になる。 Posted by ブクログ 谷島宣之のレビューをもっと見る