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なぜ繰り返すのか、メガバンクの失敗に学ぶ
みずほ銀行で2021年2月からの12カ月間に11回ものシステム障害が発生した。
2002年、2011年と大規模システム障害を起こし、それを反省して2019年までに勘定系システムを全面刷新したみずほ銀行だったが、トラブルは繰り返された。
システム障害はなぜ起きたのか。みずほ銀行ではなぜシステム障害が繰り返されるのか。
情報システムは人が開発・運用するものでトラブルは避けられないのだから、情報システムを利用する組織には、システム障害が起きても顧客や業務に影響を与えないで済ませられるレジリエンシー(復元性)が必要だ。
情報システムの専門誌「日経コンピュータ」が執筆する本書は、みずほ銀行の失敗を教訓に、組織のレジリエンシーを高めるための方策を探る。
Posted by ブクログ 2022年12月01日
2021/2-2022/2の11回にわたるシステム障害について書かれている。
面白かったのは2・4・5章(≒障害発生回数)。
事実が書かれていることと、内部精通者がいるのか?というくらいに詳しく書かれていて面白い。
銀行システムを担当するエンジニアは全員読んだほうが良い良書。逆に、銀行システム...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月10日
前作でシリーズ完結っぽかったところ、新展開でまた新作が読めた。「気付かなかった」「見落とした」が何回出てくるのか、という所が個人的には今回ツボった。MINORIの各部の健康状態をリアルタイムでインフォグラフィクス化して公開、とかすると良いんじゃないかと思った。HDDの弾が死んで黄色になって、4時間後...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月04日
最近の仕事で、みずほ総研(MHIR)の方と一緒に働いているのですが。
有名なみずほFGの各障害が詳細に記載されていて
その原因追及や、根本原因などの分析が秀逸
SEとして読んでいて、よく理解できて、
身につまされる内容。
さらに、今の関連しているPJTと悪い部分が非常に
よく似ている。
今回のPJT...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月09日
ー 金融庁はこうしたシステム上やガバナンス上の問題点が発生する「真因」として、「①システムに係るリスクと専門性の軽視」「② IT現場の実態軽視」「③顧客影響に対する感度の欠如、営業現場の実態軽視」「④言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない姿勢」があると指摘する。
この中でひときわ目を引...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月19日
良書。読み終えたとき、銀行の勘定系システムを知るには、うってつけのテキストと感じました。情報システムの関係者へ向けたメッセージです。
表題のポストモーテムとは、事後検証報告書(直訳は、検視、死体解剖)、要は事後の振り返りです。
コンピュータの仕組みを知らない方は、読み進むのは、難しいかもしれない...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月23日
システム開発に携わる立場から見ると、要件定義やプロジェクト進行のみならず、リリース後の監視・運用保守体制がいかに重要であるか痛いほど伝わる事例集となっていた。
システム障害の事後検証報告ということもあり、IT業界の人間でなければ文中に出てくる用語や仕組みの理解を深めるのは難しいものと思われる。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月25日
みずほ銀行の一連の障害についてとてもわかりやすく纏められている本。自分の職業柄、涙と冷や汗なくしては読み通せなかった……
特に2022年2月の大障害(ATMにカードが吸い込まれ続けたやつ)については、事前の開発時にも運用手順でもたくさんの「たら、れば(防げたのに)」網があったのに、全て突破してしまっ...続きを読む
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