グロービスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ファイナンスについては以前も自学で多少は勉強していたけど、あんまり体系的に押さえれている感じがなかったので、セレクト。非常にコンパクトかつ分かりやすい内容で、数時間で集中して読み終わったけれど、だいぶ断片的な知識が整理された気が。
【主な気づき】
・今まで、「リターンのバラつき(ファイナンス的に言うとボラティリティ)」が何でリスクなのか理解できていなかったが、「結果として同じリターンになったとしても、人は損失が出る行動を避けたがる傾向にある」という行動経済学の知見に基づくという説明を聞いてようやく納得
・ゆえに、投資家へのIR活動は、単に自社の株式のメリットを伝えて投資してもらうということに -
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・ロジカルシンキングのいちばん基本となるルールは、次の四つに集約。
①「そう/そうじゃない」を明確にする
②「なぜなる」「だから」で話を展開する
③ファクトに結び付ける
④論点を抑え、全体をバランスよく考える
・大切なことは、結論をはっきりさせる。
・日頃からあいまいなグレーのものをそのまま放っておくのではなく、白か黒かはっきりさせる思考習慣を身に着ける。
・ロジカルシンキングで自分の主張をまとめる際に、最初にやらなければならないのは「イシュー」を明確にすること。イシューとは「考えるべきこと」「議論すべきこと」、「議題」の意味で、「論点」と言い換えてもいい。何らかの主張をしようとするとき、この -
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このテの本はなぜ「良いものが売れるとは限らない」を強調するのだろう?
正確に解釈するならば、「ある“悪い”ものも売れる」ということで、決して「良いものが売れない」ということではない。
しかしなぜか「良いものは売れない」かのような用いられ方をする。確かに「良いもの“だけ”」では売れない。その先にマーケティングという重要なファクターがある。
この本も、前半で「良いものだから売れるとは・・・」と散々念を押している。しかし、後半で「競争優位」の説明に入った途端に、「良いサービス」が“強み”だと、いくつもの実例で挙げている。
ここら辺は、もう少し丁寧に説明が必要ではないだろうか?
評価が星4つなのは -
Posted by ブクログ
■利益思考
1.「売れる商品をつくる」あるいは「顧客に喜んでもらう」ということは利益を生み出す必要条件ではあるが、十分条件ではない。
2.KBF(key buying factors)は対顧客を意識したマーケティング的な視点、KSF(key success factors)はそれを踏まえた事業戦略的な視点。
3.日頃から、5年後、10年後はどうなっているのかと考えるくせをつけ、日頃から先見性を鍛える。
4.引き出しを増やすため、ケースシャワーを浴びる。
5.どこで価値を生み、どこで回収するのかを考える。
6.人が動かない3つの理由:(1.意義ややり方が「わからない」。 2.わかっているが「でき -
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「どの様にすれば利益が出せるのか」という考え方、つまり「利益思考」を軸に、ビジネスプランを展開する方法を述べた本。
利益思考に含まれる重要な要素は下記の2つに集約される。
① 無駄を最小化する
② 新しい価値を生み出す
本書の前半部分ではコストに注目した構成。 コスト構造を意識することを推奨し、コストリーダーになっても増収増益を目指す。 マクドナルドの100円マックの様に、コストコントロールを工夫すれば、値下げすることにより利益圧迫ではなく寧ろ利益増大に導くことができる実例を紹介。
中盤以降からは上記②の部分に焦点をあてた構成。 より大きな利益を生み出すビジネスを如何に構築