瀬那和章のレビュー一覧
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ネタバレ最初、主人公の文句ばっかりで仕事に真剣に向き合っていない様とか、振られた彼を引きずる様とかが見ていられなかったのだが、野生動物の求愛行動にしか興味がない先生との絡みが増えてくると俄然面白くなるという。
この先生の解説と、その解説を基にして主人公が憧れのモデルになり切って書いた(本人が書きたがらなかったので代わりに書いている)恋愛コラム本文が本当に面白くて。
特に最初のエピソードは主人公の実体験も絡んでいるから、本当に魂の乗ったコラムでわが心の中で「ムービング」起きました。
様々な恋愛の悩みから、それに関する野生動物の求愛行動も知ることができて、痛快な恋愛コラムも読めて楽しい一方、主人公の恋愛 -
Posted by ブクログ
ネタバレ女の子って本当にめんどくさいし、ずるいし、ねちっこいし、不安定だけど、輝いてるし、可愛いし、結局自分が好きだし、面白いし、美しい。
自分はなんのフルーツか考えたけど、答えが出なかった。だって私自身だもん。フルーツパーラーにはない果物って。それがなんなのかなんて確定しなくていい。ただ酸っぱく甘く、苦く強く生きていければいいんだと、この本を読んで思った。
読んでてずーーーーっと心がぎゅうぎゅう締め付けられたけど、楽しくてワクワクして、女の子として生まれてこれたの本当に楽しい!って思った。
自分自身を見つめすぎるとよく分かんなくなるし、『自分』というレッテル(ラベル)で包まれて分からなくなるけど -
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ネタバレ百花輪の儀も佳境を迎え、残る貴妃は3人。だが、隣国の宣戦布告を受け、後宮にもその脅威が迫っていて…
戦においての貴妃の対応が各々違い、それによって正妃への道がどうなるかラストまで気が抜けない展開でしたが、ずっと自分の貴妃としてのスタンスを貫いた來梨が最終的に正妃の座に着けたのは本当に良かったです。
始まった当初は全く頼りなく、明羽がいなければ何も出来ないお飾りの貴妃だったのに、回を重ねる毎に成長著しく、一番成長した人だったと思います。
明羽と李鷗の関係も少しずつ信頼を重ねて、なるべくしてくっついたのもほっとしました。
各々の貴妃達も余生をそれぞれ自分のやりたい事が出来て大団円でした。 -
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ネタバレ今まで沈黙を貫いていた水晶妃・灰麗がついに百花輪の儀に参戦してきた。そして、突然五つの災い託宣を告げ、それを回避するには灰麗が皇妃となる事だと言い出した。その託宣通り、災いが次々と起こり…
あれだけ引きこもりだった來梨が、率先して民を救うべく動き始めた事に驚きました。
そして灰麗との掛けで小夏が去り、芙蓉宮の侍女は明羽のみ。ハラハラしっぱなしでしたが、ラストはやってくれました!真っ直ぐ頂点へと突き進む來梨が頼もしいです。
明羽と李鷗のじれったい関係も、少しずつ近づいて来ていますし、これもとても楽しみです。
いよいよ佳境へ入って来て、次で百花輪の儀は決着が付くのでしょうか?今から待ち遠しい -
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面白かった。でも、どの子もわたしにはなれない姿。
イチゴみたいにみんなから愛されないし、レモンみたいにスパイス的な存在にもなれない、桃みたいに美しく手を出したくなる存在でもない。
もちろん強烈な艶やかさを持つマンゴーでも、可愛らしいさくらんぼでもない。
強いて言うならパイナップルかな。
でもシロップ漬けされて、食べやすくもなれないんだ。
そうだな。わたしはアボカドかな。
一応、果実なんだろうけどスイーツには中々選ばれない。熟せば柔らかくて食べやすいけど、女の子には好かれるけど、あんまり男の子には好んで食べられないよね。
きっとアボカドもそんな立場をわかってるし、スイーツみたいに食べられたいとは -
Posted by ブクログ
時代物でかつファンタジーという、ともすれば暴走して自己崩壊を起こしそうな設定を、きっちりとした手綱さばきでまとめ上げている小説。
主な登場人物は主人公の桔梗、侍の静馬、旅芸者の鈴子という三人だが、それぞれ通り一遍の紹介では書ききれない素性と過去があり、そうした裏の要素が物語の中で絡み合い、刀の技と妖の力で戦いを重ねながら結末へと向かっていく。
この物語は、時代物にありがちな勧善懲悪でも、ファンタジーにありがちな英雄物語でもない。やり場のない苦しみと怒りを抱えた者達が、それでも生きようとする人生譚だと思う。
一見重いテーマのように見え、考えさせられるところも多い本書だが、ページをめくると意外な