瀬那和章のレビュー一覧

  • わたしたち、何者にもなれなかった

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    ネタバレ

    どの人もそれぞれの環境で苦しんでいて
    自分が一番しんどいと思っている。
    少しだけ、ほんの少しだけカメラの向きを変えたら
    見えていなかったものに気付くのに。
    誰でもみんなしんどいのだと、そしてそれと同じくらい
    たくさんのものを持っていることにも。
    生きるのも死ぬのも覚悟がいるのだとカメラが教えてくれた。
    ただ、もう少し読み手を引っ張てくれるといいかなぁ。
    主人公の夏美の性格が今ひとつ掴み切れなかった。

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    2019年11月13日
  • わたしたち、何者にもなれなかった

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    ありがちな展開だなと思うけど、それ以上に、登場した女性3人がリアルで苦しくなった。でも、前向きに生きなければならない理由が出来たんだとしたら、それはいい事だなと感じる。

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    2019年08月07日
  • わたしたち、何者にもなれなかった

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    高校時代に映画サークルを立ち上げた4人。世間的な評価も高まっていたさなか、突如中心だったサキが突然いなくなり解散になる。そうして十余年が過ぎ、それぞれの人生を歩んでいた3人が直面した過去の真実とは…

    そんな粗筋の、女性4人の過去に潰えた夢と、それぞれ「うまくいってない」現実の齟齬に苦しみ悩む物語。フラッシュバックのように過去に撮った映画がエピソードのモチーフと描かれ、一人ひとりの抱えている事情が明らかになっていき、やがてサキが失踪した理由も詳らかになっていきます。筋立てや真実そのものはストレートなものですが、自分のエゴとかつての夢のはざまで苦しむ女性たちの姿がとても現実的に描かれていて共感も

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    2019年05月18日
  • 花魁さんと書道ガール2

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    まさかの2巻に驚きでした。それにしてもこの方は、可愛らしい女性を書く天才なのだなと常々思います。今回は可愛らしい男子も出てきましたが(笑)。花魁が登場する作品はあまり読んだことがないのですが(皆川博子の恋紅くらい)、その世界の奥深さをまた思い知らされ、興味はどんどん募ります。

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    2019年03月05日
  • 花魁さんと書道ガール

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    レーベルは創元推理文庫だけど、ノリはライトノベルかな。まぁ、キャラクターとか嫌いじゃないけど、本格推理ものが好きな人はうーんとなるのでは?

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    2018年03月22日
  • 花魁さんと書道ガール

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    「自分で言い訳を作って諦められるような恋を、あたしは認めない」

    一夜限りの恋。けれど本気の恋をする場所ー吉原。
    そんな場所で生きた花魁の幽霊、春風。

    「女だけで酒宴が開けるたぁ、いい時代になったもんだね。こんな自由に色恋の話ができるのは愉快じゃないか。でも、自由と引き換えに意気地と気位をなくしたとあっちゃあ、不自由の方がまだマシってもんだけどね」

    主人公の多摩子(通称おタマ)は、そんな春風さんと共に様々な人の恋の相談にのって解決していく。
    そして多摩子はその中で、恋にはたくさんの色々な想い(カタチ)があることに気づく・・・。

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    2018年01月11日
  • フルーツパーラーにはない果物

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    ネタバレ

    大手メーカーに勤務する、同期の女性4人。
    それぞれタイプの違う彼女たち、四者四様の恋と生き方を描いた連作短編集。

    第一話「イチゴになりたかったわけじゃない」
    言い方悪いけど、イチゴ=量産型女子!って感じで、まさにありふれた話だった。
    たしかに強烈な個性を持つ“マンゴー”には太刀打ちできないかもしれないけど、それでも最後に選ばれるのはやっぱり王道のイチゴだと思うけどなぁ。
    だいたい個性って、意識したところでそうそう出せるもんじゃないから。むしろイチゴの安定感って、けっこう貴重だと思うよ。

    第二話「気がつくとレモン」
    この話がいちばん切なかったわー。
    結局いつだって、(あざといってわかってても

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    2017年08月18日
  • フルーツパーラーにはない果物

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    自信がなくて、あと一歩を踏み出す勇気がなくて、女であることをこじらせているモリッチと桧野川には少しだけ共感できた。
    真衣は…共感は出来ないけれど憎めない。
    女の子としてはきっと真衣が一番正しいんだろうなと思える。
    だけど、玲奈。彼女だけは、女というものはこうも醜くなれるものかとゾッとした。
    すました表情をして、自己肯定のためだけに他人の気持ちを弄んで、自分で刻んだ傷に酔っている。
    人間はこんなにも自己愛の塊になれるのか。
    彼女が「美しさ」を語るなんて吐き気がする。
    玲奈の話がなければ心地よい読後感だったのに、残念。

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    2017年05月15日
  • 神さまは五線譜の隙間に

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    調律師のお仕事小説。ソムリエみたいに音の表現がいろいろ出てくる。調律によってピアニストの悩みまで解消してしまう技の持ち主。筋トレを欠かさないとか、音楽の才能についてはかかれてるけど、どうやって調律の技術を師匠から学んだのか気になる。その辺を後輩君に伝授してほしい。

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    2017年04月01日
  • 神さまは五線譜の隙間に

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    ネタバレ

    男女ペアものだけど、恋愛要素を無理矢理ねじこまないところに好感が持てた。
    ピアノに興味がある人ならば、色々感じて楽しめると思う。

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    2017年01月20日
  • フルーツパーラーにはない果物

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    今の自分がどこか好きになれない、職場は同じだけれど性格も外見も全然違う二十代後半の四人の女性たち。
    合コン女王、お笑いキャラ、理系女子、生粋のお嬢様。
    「フルーツパーラーにはない果物はなんでしょう」という理系女子 桧野川が放った何気ない質問が、彼女たちの中に思わぬ波紋を広げ、一話ごとに一人ずつ自分の生き方を見つめ直していくことになる。
    桧野川の視点に戻る第五話が好き。「私たちはみんな自分のことが嫌いで、いつだって誰かを羨んでいるくせに、人生をまるごと取り替えてあげようかと言われると、悩んだ末に断ってしまうくらい自分に執着している」という一文にどうしようもないくらい心が揺れた。

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    2016年06月05日
  • 婚活シュート!

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    ネタバレしたとしても、まあありそうな話よね、となりそうなストーリーです。しかし、婚期を意識した人というか、サッカー選手から引退した主人公の考え方を追うことに興味がわけば面白く読める作品でした。

    婚活や第2の人生へ迷走中の方なら共感できるような所も多いように感じます。本作の主人公はハッピーエンドで終わりますので、本の中とはいえ、人の幸福を受け止められるかで読む人を選ぶ、ということがあるかもしれません。

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    2016年01月02日
  • 好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く

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    三姉妹の恋愛模様が描かれていました。この姉妹は全然性格が違うという設定で、恋の内容や仕方、考え方も違います。どの話も面白くて興味をそそられるのですが、著者が男性だからなのか純愛過ぎるなと思う面がありました。

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    2015年08月15日
  • 好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く

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    姉妹の気持ちがとても丁寧に描いてあって、読みやすく、脳を休めるのにちょうどいい恋愛小説でした。こういう風にやわらかく物事を描くのはなかなか難しいと思うのです。

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    2015年01月07日
  • 夜蝶の檻

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    設定と表紙に惹かれ購入。初読み作家さん。なかなか面白かったけどさりげなくグロかった気がする・・・。せっかくの設定(幕府軍が勝ち大政奉還も起こらなかった等)だったのでもっと色々盛り込んでほしかったー。「剣士の生き様」みたいな部分が多かったような・・・。

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    2014年10月08日
  • 好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く

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    ネタバレ

    アニメ「みなみけ」のような、タイプの違う社会人3姉妹の恋愛事情。
    衣食住を共にしているからこそ言えない、あの人との関係。

    男友達を振り回す長女、
    容姿を決め手に入れ込んで、されるがままの次女。
    子どもの頃の失恋をひきずり、ネット文通に心を揺らす三女。
    読んでて少し不安になる、他人の日記を覗いてる気分。

    表紙を見て、男性向けかと疑い、本編にも挿絵があったら嫌だな…なんて、躊躇したけど、読んでみてよかった。
    ただ、恋愛の絡まない日常描写が皆無だったので、星3つ。

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    2014年06月06日
  • 好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く

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    ネタバレ

    それぞれ性格が違った3姉妹が同じ時間軸を物語っていく話。
    それぞれの恋愛模様、姉、妹の助けがあって成立した恋愛。
    なんだか面白かったですが、同じ時間軸なので、ここ読んだってのが2回も繰り返されるのがちょっと重かった。
    でも話し自体は可愛らしくて、きゅんきゅんしました。

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    2013年06月10日
  • 好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く

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    ちょうど、神戸旅行から帰ってきたばかりの時に本屋で見つけて購入。神戸が舞台のさん姉妹の恋物語という事で
    したが、サクッと読めて良かったです。三姉妹の三様の恋のお話で、三人の距離感の書き方が良い。

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    2013年02月12日
  • 好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く

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    愚かな長女。 哀れな次女。 未熟な三女。    
    長女と次女は一応の解決をみて、めでたしめでたしとなったけれど、三女については過去のケリをつけただけで、現状に関しては、これからだ!で終わってるじゃないですかやだー。   
    三者三様に面白くも不愉快で不可解で不可思議で純粋な恋物語でした。

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    2013年01月31日
  • 可愛くなんかないからねっ!2

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    あとがき読んであれ、もう終わりなの?と思ってしまった。回収仕切れてないところとかあったのに。バーサーク妹ちゃんの今後の爆走ぶりも楽しみだったのに(笑)個人的にはゆるゆると楽しく読めてたから残念。童謡っていろいろ裏の解釈もありそうだから面白い題材だと思うんですがねぇ。まったり風味路線が継続なら瀬那さんの次作も読んでみたい。まぁ主人公(♂)がヒロインでヒロインがヒーローな作品でした。ハルみたいな主人公ならサポート役でも悪くないかなぁ。

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    2011年11月15日