瀬那和章のレビュー一覧

  • フルーツパーラーにはない果物

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    ネタバレ

    タイプの全然違う4人の女性。だけど、皆どこか自分のことが好きじゃない。
    ある日皆で行ったフルーツパーラーでの「果物占い」をきっかけに、自分を変える恋をしてゆく連作短編集。

    どの話もとても面白かったです。
    キャラクターとしては”王道イチゴ女子”の真衣が、どこまでも「女の子」で不器用で、でも面倒見が良くて可愛いなと思いますが、ストーリーは”引き立て役レモン”のモリッチの話が好きですし、”個性派パイナップル”の絵野川の男性観には共感しました。”高級で箱入りの桃”の玲奈の話は、他の三編からは見えない彼女の秘密にびっくりします。
    恋だけではなく、友情もおろそかになっていないのがまた良いです。

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    2022年07月29日
  • わたしたち、何者にもなれなかった

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    作者が伝えたい本当のことがよくわからなかった。でも、人の期待に応えようと無理をしたり、人と比べたり、見栄を張ったりしても最終的には自分の人生を思い描けないよ、ってことなのかなと思った。

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    2022年03月27日
  • わたしたち、何者にもなれなかった

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    別の世界の人、て思うことあるけど
    いったいどこで違うのかな。

    何者にもなれなかった件について
    正直自分でもわかってるけど
    言葉にされるとなかなかしんどい。
    でもみんなそう思ってる部分があるなら
    ちょっと救いにもなる。。かも。

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    2022年01月31日
  • 今日も君は、約束の旅に出る

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    色んな人が、色んなものを約束に預けてるんだ。
    遠い日の願いだったり、友達との違いだったり、曲げられない決意だったり。
    そういう誰かと一緒に守りたい思いの入れ物が、約束なんだ。


    人との約束が破られる時は、約束をした側よりされた側の方がきっと覚えている。

    以前好きだった人はあまり約束を守ってくれない人だった。
    一緒に温泉行きたいね。
    今度ここ来ようよ。
    また会おうね、連絡するよ。

    未来に向けられた言葉に期待することが怖くなった。


    この本を読んで約束の暖かさに触れることができた。
    駄菓子屋のおばちゃんの話が好きだった。

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    2021年09月13日
  • 可愛くなんかないからねっ!

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    ラノベなのか?

    評価としては3.5に近い3。
    独特の世界観でラノベとして読むのは厳しい。
    一般小説としてなら4を付けたかも。
    たぶん、一回読んだだけでは内容の把握が難しいと思う。
    そして、続きを読んでみないと何とも言えない。
    さて2巻。

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    2020年11月18日
  • わたしたち、何者にもなれなかった

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    映画制作の優れた才能と自身を持っている石田サキと、サキに映画制作に誘われた3人。
    3人各々の視点から出会いから現在、終局までが語られる。題名ほどには悲惨では無い物語だったのでは、と思った。

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    2020年11月08日
  • 雪には雪のなりたい白さがある

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    中学3年の夢を諦めた女性と、諦めかけている男性の話が綺麗でした。いつか再会して語り合ってほしい。
    声がうまく出せなくなった歌手の話は、秋の妖精が可愛すぎた。
    公園に行きたくなる話です。

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    2019年12月12日
  • わたしたち、何者にもなれなかった

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    ネタバレ

    どの人もそれぞれの環境で苦しんでいて
    自分が一番しんどいと思っている。
    少しだけ、ほんの少しだけカメラの向きを変えたら
    見えていなかったものに気付くのに。
    誰でもみんなしんどいのだと、そしてそれと同じくらい
    たくさんのものを持っていることにも。
    生きるのも死ぬのも覚悟がいるのだとカメラが教えてくれた。
    ただ、もう少し読み手を引っ張てくれるといいかなぁ。
    主人公の夏美の性格が今ひとつ掴み切れなかった。

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    2019年11月13日
  • わたしたち、何者にもなれなかった

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    ありがちな展開だなと思うけど、それ以上に、登場した女性3人がリアルで苦しくなった。でも、前向きに生きなければならない理由が出来たんだとしたら、それはいい事だなと感じる。

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    2019年08月07日
  • わたしたち、何者にもなれなかった

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    高校時代に映画サークルを立ち上げた4人。世間的な評価も高まっていたさなか、突如中心だったサキが突然いなくなり解散になる。そうして十余年が過ぎ、それぞれの人生を歩んでいた3人が直面した過去の真実とは…

    そんな粗筋の、女性4人の過去に潰えた夢と、それぞれ「うまくいってない」現実の齟齬に苦しみ悩む物語。フラッシュバックのように過去に撮った映画がエピソードのモチーフと描かれ、一人ひとりの抱えている事情が明らかになっていき、やがてサキが失踪した理由も詳らかになっていきます。筋立てや真実そのものはストレートなものですが、自分のエゴとかつての夢のはざまで苦しむ女性たちの姿がとても現実的に描かれていて共感も

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    2019年05月18日
  • 花魁さんと書道ガール2

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    まさかの2巻に驚きでした。それにしてもこの方は、可愛らしい女性を書く天才なのだなと常々思います。今回は可愛らしい男子も出てきましたが(笑)。花魁が登場する作品はあまり読んだことがないのですが(皆川博子の恋紅くらい)、その世界の奥深さをまた思い知らされ、興味はどんどん募ります。

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    2019年03月05日
  • 花魁さんと書道ガール

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    レーベルは創元推理文庫だけど、ノリはライトノベルかな。まぁ、キャラクターとか嫌いじゃないけど、本格推理ものが好きな人はうーんとなるのでは?

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    2018年03月22日
  • 花魁さんと書道ガール

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    「自分で言い訳を作って諦められるような恋を、あたしは認めない」

    一夜限りの恋。けれど本気の恋をする場所ー吉原。
    そんな場所で生きた花魁の幽霊、春風。

    「女だけで酒宴が開けるたぁ、いい時代になったもんだね。こんな自由に色恋の話ができるのは愉快じゃないか。でも、自由と引き換えに意気地と気位をなくしたとあっちゃあ、不自由の方がまだマシってもんだけどね」

    主人公の多摩子(通称おタマ)は、そんな春風さんと共に様々な人の恋の相談にのって解決していく。
    そして多摩子はその中で、恋にはたくさんの色々な想い(カタチ)があることに気づく・・・。

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    2018年01月11日
  • フルーツパーラーにはない果物

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    ネタバレ

    大手メーカーに勤務する、同期の女性4人。
    それぞれタイプの違う彼女たち、四者四様の恋と生き方を描いた連作短編集。

    第一話「イチゴになりたかったわけじゃない」
    言い方悪いけど、イチゴ=量産型女子!って感じで、まさにありふれた話だった。
    たしかに強烈な個性を持つ“マンゴー”には太刀打ちできないかもしれないけど、それでも最後に選ばれるのはやっぱり王道のイチゴだと思うけどなぁ。
    だいたい個性って、意識したところでそうそう出せるもんじゃないから。むしろイチゴの安定感って、けっこう貴重だと思うよ。

    第二話「気がつくとレモン」
    この話がいちばん切なかったわー。
    結局いつだって、(あざといってわかってても

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    2017年08月18日
  • フルーツパーラーにはない果物

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    自信がなくて、あと一歩を踏み出す勇気がなくて、女であることをこじらせているモリッチと桧野川には少しだけ共感できた。
    真衣は…共感は出来ないけれど憎めない。
    女の子としてはきっと真衣が一番正しいんだろうなと思える。
    だけど、玲奈。彼女だけは、女というものはこうも醜くなれるものかとゾッとした。
    すました表情をして、自己肯定のためだけに他人の気持ちを弄んで、自分で刻んだ傷に酔っている。
    人間はこんなにも自己愛の塊になれるのか。
    彼女が「美しさ」を語るなんて吐き気がする。
    玲奈の話がなければ心地よい読後感だったのに、残念。

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    2017年05月15日
  • 神さまは五線譜の隙間に

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    調律師のお仕事小説。ソムリエみたいに音の表現がいろいろ出てくる。調律によってピアニストの悩みまで解消してしまう技の持ち主。筋トレを欠かさないとか、音楽の才能についてはかかれてるけど、どうやって調律の技術を師匠から学んだのか気になる。その辺を後輩君に伝授してほしい。

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    2017年04月01日
  • 神さまは五線譜の隙間に

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    ネタバレ

    男女ペアものだけど、恋愛要素を無理矢理ねじこまないところに好感が持てた。
    ピアノに興味がある人ならば、色々感じて楽しめると思う。

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    2017年01月20日
  • フルーツパーラーにはない果物

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    今の自分がどこか好きになれない、職場は同じだけれど性格も外見も全然違う二十代後半の四人の女性たち。
    合コン女王、お笑いキャラ、理系女子、生粋のお嬢様。
    「フルーツパーラーにはない果物はなんでしょう」という理系女子 桧野川が放った何気ない質問が、彼女たちの中に思わぬ波紋を広げ、一話ごとに一人ずつ自分の生き方を見つめ直していくことになる。
    桧野川の視点に戻る第五話が好き。「私たちはみんな自分のことが嫌いで、いつだって誰かを羨んでいるくせに、人生をまるごと取り替えてあげようかと言われると、悩んだ末に断ってしまうくらい自分に執着している」という一文にどうしようもないくらい心が揺れた。

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    2016年06月05日
  • 婚活シュート!

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    ネタバレしたとしても、まあありそうな話よね、となりそうなストーリーです。しかし、婚期を意識した人というか、サッカー選手から引退した主人公の考え方を追うことに興味がわけば面白く読める作品でした。

    婚活や第2の人生へ迷走中の方なら共感できるような所も多いように感じます。本作の主人公はハッピーエンドで終わりますので、本の中とはいえ、人の幸福を受け止められるかで読む人を選ぶ、ということがあるかもしれません。

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    2016年01月02日
  • 好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く

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    三姉妹の恋愛模様が描かれていました。この姉妹は全然性格が違うという設定で、恋の内容や仕方、考え方も違います。どの話も面白くて興味をそそられるのですが、著者が男性だからなのか純愛過ぎるなと思う面がありました。

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    2015年08月15日