瀬那和章のレビュー一覧

  • パンダより恋が苦手な私たち2

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    危機に瀕した市営動物園とのコラボでまたまた人間の悩める恋の解決策を動物の求愛行動に求める(こじつける…)恋に臆病な編集者柴田一葉。

    寄せられる悩みとシンクロする様に身近な人たちに降りかかるトラブルに、一葉が誠心誠意向き合います。

    前作同様楽しめたけど、推しの灰沢アリアの出番が少なくて物足りない。

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    2024年02月16日
  • パンダより恋が苦手な私たち2

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    瀬那さんの本はいつもおもしろい。一葉の最後の頑張りは良かったです。勇気を出せたし。いいエンディングだったけど、もっと読みたい。

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    2023年12月23日
  • under 異界ノスタルジア

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    作家瀬那和章さんなデビュー作
    ちょっとSF色が強く、ついていけなかった
    前からこの作家は男性の名前だが、女性の作家ではないかという疑問が拭えない

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    2023年09月24日
  • 後宮の百花輪 1

    ネタバレ 無料版購入済み

    なんとも頼りないご主人さまですが、ヒロインの能力と機転でいろいろと切り抜けていくのかな?物の声が聴けるなら、どうしてあいさつ回りのこととか聞けばいいのにって思てしまったけれど、条件があるのかな?

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    2023年07月08日
  • 今日も君は、約束の旅に出る

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    アニメ映画にできそう(褒めてる)。監督はベタだけど新海さんかなー。王道な展開でわかってもウルウル。とりあえず、約束は守って欲しいし、守れない約束はしないで欲しい。切に思う。

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    2022年12月28日
  • フルーツパーラーにはない果物

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    四人の女性の恋愛と友情を描いている。この作家は何度読んでも女性でないかと思ってしまう。
    プロフィール等検索しても、詳細はわからない。
    この作品は極端な表現や展開(私だけがそう思っているかも)が多いがそれぞれの個性がうまく噛み合って面白かった。
    お嬢様の展開が特に意外な展開だったかな

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    2022年08月31日
  • フルーツパーラーにはない果物

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    ネタバレ

    タイプの全然違う4人の女性。だけど、皆どこか自分のことが好きじゃない。
    ある日皆で行ったフルーツパーラーでの「果物占い」をきっかけに、自分を変える恋をしてゆく連作短編集。

    どの話もとても面白かったです。
    キャラクターとしては”王道イチゴ女子”の真衣が、どこまでも「女の子」で不器用で、でも面倒見が良くて可愛いなと思いますが、ストーリーは”引き立て役レモン”のモリッチの話が好きですし、”個性派パイナップル”の絵野川の男性観には共感しました。”高級で箱入りの桃”の玲奈の話は、他の三編からは見えない彼女の秘密にびっくりします。
    恋だけではなく、友情もおろそかになっていないのがまた良いです。

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    2022年07月29日
  • わたしたち、何者にもなれなかった

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    作者が伝えたい本当のことがよくわからなかった。でも、人の期待に応えようと無理をしたり、人と比べたり、見栄を張ったりしても最終的には自分の人生を思い描けないよ、ってことなのかなと思った。

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    2022年03月27日
  • わたしたち、何者にもなれなかった

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    別の世界の人、て思うことあるけど
    いったいどこで違うのかな。

    何者にもなれなかった件について
    正直自分でもわかってるけど
    言葉にされるとなかなかしんどい。
    でもみんなそう思ってる部分があるなら
    ちょっと救いにもなる。。かも。

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    2022年01月31日
  • 今日も君は、約束の旅に出る

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    色んな人が、色んなものを約束に預けてるんだ。
    遠い日の願いだったり、友達との違いだったり、曲げられない決意だったり。
    そういう誰かと一緒に守りたい思いの入れ物が、約束なんだ。


    人との約束が破られる時は、約束をした側よりされた側の方がきっと覚えている。

    以前好きだった人はあまり約束を守ってくれない人だった。
    一緒に温泉行きたいね。
    今度ここ来ようよ。
    また会おうね、連絡するよ。

    未来に向けられた言葉に期待することが怖くなった。


    この本を読んで約束の暖かさに触れることができた。
    駄菓子屋のおばちゃんの話が好きだった。

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    2021年09月13日
  • 可愛くなんかないからねっ!

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    ラノベなのか?

    評価としては3.5に近い3。
    独特の世界観でラノベとして読むのは厳しい。
    一般小説としてなら4を付けたかも。
    たぶん、一回読んだだけでは内容の把握が難しいと思う。
    そして、続きを読んでみないと何とも言えない。
    さて2巻。

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    2020年11月18日
  • わたしたち、何者にもなれなかった

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    映画制作の優れた才能と自身を持っている石田サキと、サキに映画制作に誘われた3人。
    3人各々の視点から出会いから現在、終局までが語られる。題名ほどには悲惨では無い物語だったのでは、と思った。

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    2020年11月08日
  • 雪には雪のなりたい白さがある

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    中学3年の夢を諦めた女性と、諦めかけている男性の話が綺麗でした。いつか再会して語り合ってほしい。
    声がうまく出せなくなった歌手の話は、秋の妖精が可愛すぎた。
    公園に行きたくなる話です。

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    2019年12月12日
  • わたしたち、何者にもなれなかった

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    ネタバレ

    どの人もそれぞれの環境で苦しんでいて
    自分が一番しんどいと思っている。
    少しだけ、ほんの少しだけカメラの向きを変えたら
    見えていなかったものに気付くのに。
    誰でもみんなしんどいのだと、そしてそれと同じくらい
    たくさんのものを持っていることにも。
    生きるのも死ぬのも覚悟がいるのだとカメラが教えてくれた。
    ただ、もう少し読み手を引っ張てくれるといいかなぁ。
    主人公の夏美の性格が今ひとつ掴み切れなかった。

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    2019年11月13日
  • わたしたち、何者にもなれなかった

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    ありがちな展開だなと思うけど、それ以上に、登場した女性3人がリアルで苦しくなった。でも、前向きに生きなければならない理由が出来たんだとしたら、それはいい事だなと感じる。

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    2019年08月07日
  • わたしたち、何者にもなれなかった

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    高校時代に映画サークルを立ち上げた4人。世間的な評価も高まっていたさなか、突如中心だったサキが突然いなくなり解散になる。そうして十余年が過ぎ、それぞれの人生を歩んでいた3人が直面した過去の真実とは…

    そんな粗筋の、女性4人の過去に潰えた夢と、それぞれ「うまくいってない」現実の齟齬に苦しみ悩む物語。フラッシュバックのように過去に撮った映画がエピソードのモチーフと描かれ、一人ひとりの抱えている事情が明らかになっていき、やがてサキが失踪した理由も詳らかになっていきます。筋立てや真実そのものはストレートなものですが、自分のエゴとかつての夢のはざまで苦しむ女性たちの姿がとても現実的に描かれていて共感も

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    2019年05月18日
  • 花魁さんと書道ガール2

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    まさかの2巻に驚きでした。それにしてもこの方は、可愛らしい女性を書く天才なのだなと常々思います。今回は可愛らしい男子も出てきましたが(笑)。花魁が登場する作品はあまり読んだことがないのですが(皆川博子の恋紅くらい)、その世界の奥深さをまた思い知らされ、興味はどんどん募ります。

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    2019年03月05日
  • 花魁さんと書道ガール

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    レーベルは創元推理文庫だけど、ノリはライトノベルかな。まぁ、キャラクターとか嫌いじゃないけど、本格推理ものが好きな人はうーんとなるのでは?

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    2018年03月22日
  • 花魁さんと書道ガール

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    「自分で言い訳を作って諦められるような恋を、あたしは認めない」

    一夜限りの恋。けれど本気の恋をする場所ー吉原。
    そんな場所で生きた花魁の幽霊、春風。

    「女だけで酒宴が開けるたぁ、いい時代になったもんだね。こんな自由に色恋の話ができるのは愉快じゃないか。でも、自由と引き換えに意気地と気位をなくしたとあっちゃあ、不自由の方がまだマシってもんだけどね」

    主人公の多摩子(通称おタマ)は、そんな春風さんと共に様々な人の恋の相談にのって解決していく。
    そして多摩子はその中で、恋にはたくさんの色々な想い(カタチ)があることに気づく・・・。

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    2018年01月11日
  • フルーツパーラーにはない果物

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    ネタバレ

    大手メーカーに勤務する、同期の女性4人。
    それぞれタイプの違う彼女たち、四者四様の恋と生き方を描いた連作短編集。

    第一話「イチゴになりたかったわけじゃない」
    言い方悪いけど、イチゴ=量産型女子!って感じで、まさにありふれた話だった。
    たしかに強烈な個性を持つ“マンゴー”には太刀打ちできないかもしれないけど、それでも最後に選ばれるのはやっぱり王道のイチゴだと思うけどなぁ。
    だいたい個性って、意識したところでそうそう出せるもんじゃないから。むしろイチゴの安定感って、けっこう貴重だと思うよ。

    第二話「気がつくとレモン」
    この話がいちばん切なかったわー。
    結局いつだって、(あざといってわかってても

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    2017年08月18日