瀬那和章のレビュー一覧
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ストーリー的には凡庸な感じがちょっとあったけど、ドキッとするような、言い得てる言い回しとかが端々にあったし、登場人物たちの複雑な状況や気持ちもとてもうまく表現できていて、おそらく多くの人が抱えているだろう葛藤や悶々とした気持ちをよくここまで如実に表すことができるなぁと感心した。ストーリーの展開とかよ...続きを読むPosted by ブクログ
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周りにはいろんなフルーツがいるからコンプレックスが浮き彫りになって、自分に自信が持てなくて他のフルーツが羨ましくて仕方なくて……そんな苦しさとか男性の程よい無神経さとか、読みながらそのリアルさに苦しくなっちゃいました。だけど、読み終わるときにはちょっと前を向けるようないい作品でした。Posted by ブクログ
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評価としては4.5点としたいとこ。
この作品、こだわり過ぎて失敗したってイメージになる。
1巻を読んだだけでは2巻を買わないと思う。
最大の問題は名称。
それが作品全体の魅力を落としてる。
特に1巻で読む気を無くす。
実に勿体無い作品。 -
北川恵海のヒーローズ4作品を読み終えたばかりでこの作品に出会い驚かされた。
この作品にも、何と「ヒーロー」と「修司」が登場した。
主人公アオのヒーローは久太郎だが、修司とヒーロー偶然なのかどちらかの作家が影響されたのか
この作品については約束については考えさせられた。
今まで自分はどのような約束を...続きを読むPosted by ブクログ -
三姉妹が魅力的。長女、次女、三女の順に視点が変わる。こういう形の物語はわりとあるが、他と違うのは、時間が章ごとに進んでいくのではなく、全く同じ時間のところを三回繰り返していること。Posted by ブクログ
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実在の公園をテーマにした5つの短編集。
「あの日みた大空を忘れない」は文庫初収録で、「雪には雪のなりたい白さがある」との連作になっている。
子供のころの夢や約束が、いつしか自分を縛り付ける呪いのようになってしまったこの連作の物語も面白いが、「メタセコイアを探してください」の方が個人的には好み。
孤...続きを読むPosted by ブクログ -
4人のお年頃の女性がフルーツパーラーにある沢山の種類のフルーツのようにそれぞれの恋を経験していくお話。
それにしてもこの作家さん、一つ小説を書く度に色んな情報を収集するのはすごいと思う。
安心して読める作家さんではある。Posted by ブクログ -
四つの公園を舞台にした四つの物語。
創元推理文庫だったのでミステリーかと思っていたら違った。たぶんファンタジーという分類が一番近いと思う。
文章も上手で読みやすかった。
あまり胃にもたれない感じ。Posted by ブクログ -
私は果物に例えるならパイナップルだと思う
人生とはどう生きるのが美しいかを問い続けることだと思う。
美しくあることは自分の誇り。
だけど気がつくと誇りは義務にすり替わって、生きている私の方が、生き方に押しつぶされそうになるときがある。 に共感。Posted by ブクログ -
ライトSFという感じ?途中から思いもよらない展開になって、こよりを作るようにいろんなエピソードがまとまっていく快感もあって、読後感もよい。思わぬ拾い物をした、って感じだった。Posted by ブクログ
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「約束を果たしにきた」
そう言って、他人との約束を守り続ける男“久太郎“と初恋の相手である女優を目指す“アオ“との恋物語。
離れ、近づき、また離れた二人。
SF要素も含まれていたが、純粋にいいとてもお話。
約束を果たすために生きてきた男が、物語終盤でやっと気付いた大切なこと。
読後、「約束のない人...続きを読むPosted by ブクログ -
*かわいい形をしていて誰にでも好かれるけれど、すぐに飽きられるイチゴのような女の子。でも、こんな自分になりたかったわけじゃないのに―。今の自分がどこか好きになれない。メーカー勤務の四人の女性たち。二十代後半の彼女たちが出会った、人生を変えるかもしれない恋愛と友情を描く連作短篇集*
面白かった!お話...続きを読むPosted by ブクログ -
4つの公園を舞台に出会いと別れが描かれる短編集です。個人的には4つ中3つの公園に行ったことがあるので、風景が思い浮かんで楽しかったです。石神井の話が良かった。Posted by ブクログ
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好きな話だった。物事はちゃんと必要があって起こるとか、一番いいようになるとか、そんな感じ。
自分の置かれた環境のせいにするのではなく、自分がいる場所を自分が選択した結果として常に受け入れていきたい。Posted by ブクログ -
学生時代だったらきだと仲良くはならなかっただろう、という同性とも、社会人になったら否応なく付き合わなければならない。そのなかで、ここまでわかちあえる友達になれる相手がいれば、それはとても幸運なことだと思う。どの女性の話も共感できる部分がある。1番キュンとしたのは理系女子で、いまの自分に近く感じたのは...続きを読むPosted by ブクログ
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神戸に暮らす三姉妹の恋愛のお話が、同時刻でそれぞれを主人公に進んでいく。しかし、ただの恋愛小説でない。姉妹それぞれの視点から、それぞれを見るなかで、姉の、妹の、末っ子のそれぞれの気持ちが描かれる。
仲がよくなんでも話せていると思っていたら、そうでもなかったり。
家族、特に兄弟姉妹は大人になると微妙な...続きを読むPosted by ブクログ -
既刊3冊。まだ話足りない感じだが、続きは出るのか?
未完でも各キャラクターの可笑しさは特筆もの。
予想の斜め上を行く作品。○○○ル…。
所々、実在の本が出てくるので読書ガイドにならないかな。Posted by ブクログ