あらすじ
貴妃の一人が落花し、後宮の覇権をかけた百花輪の儀はますます熾烈を極める。後れをとる北狼州出身の芙蓉妃・來梨は、侍女の明羽を密かに北狼州に派遣し、州を統べる二大貴族に支援を頼もうとする。ただしこの二家は不仲で、一つの家にしか頼めない。どちらの家を選ぶべきか、芙蓉宮の命運は明羽に託された。一方、後宮では陰の支配者である皇太后が国の存亡に関わる陰謀を企んでいた。謀略を阻止するため貴妃たちは密かに立ち上がる――。絢爛豪華な中華後宮譚、風雲急を告げる怒濤のシリーズ第三巻!
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Posted by ブクログ
最初はドキドキのアクション。皇太后の話は随分あっさり通り過ぎたような?と思ったら、そんなことが、、、それぞれのチームの力関係がすごくアップダウンして、おもしろい!灰麗の予想外の告白ががかわいい(笑)
Posted by ブクログ
第3巻で終わりかと思っていたが、まだ続くのだろうか?結末が見えていながら読み進めた感があるが、まだ続くのなら、私の予想を裏切るのかとも思ってしまう。
Posted by ブクログ
いやぁ、今回熱い展開でしたね。
後宮ものはたくさんあるけど、このシリーズは妃みんながガチで優秀で、ほんと読んでて楽しい。
明羽と李鷗の関係も好き。
Posted by ブクログ
前作の勢いそのままに面白い。芙蓉妃がどんどん強くなっていく様が、見ていてとても心地良いです。その優しさのまま周りを巻き込んで、大円団へと至って欲しい。
Posted by ブクログ
寵愛よりも国を選んだ皇帝・兎閣とそれに相応しくなろうと頑張る來梨。底辺だった來梨が目を付けたのが出身地の二大貴族の支援を得る事。だが、この二大貴族はお互い犬猿の仲。どちらに頼むべきか、侍女の明羽に託された。そして後宮では影の支配者の皇太后が国の存亡に関わる陰謀を企てていた。
北狼州張家の当主・宗伯が謀反を企てていると知らされ、李鷗は北狼州張家へと向かう。おりしも明羽もそこへ向かうつもりで軍事練習の部隊へ紛れ込み、そこで李鷗と鉢合わせをする…
明羽の声詠みの力がついに李鷗に知られる事に。驚きはしていたけど、ますます明羽への興味が募った気がします。その想いが全く通じてなくて、単純に僕に欲しいと思われている李鷗がちょっと哀れでした。
あれだけ好き放題していた皇太后が、明羽達の策略により目的が果たせず力を失いかけた所へ、さりげなく政権を奪う玉蘭の手腕はお見事でした。
ますます激化する百花輪の儀。來梨は正妃になる事はできるのか、今後も楽しみです。