あらすじ
水晶妃・灰麗、沈黙を破り百花輪の儀に参戦! 突然の出来事に戸惑う來梨たち貴妃を前に、かつて溥天廟の巫女であった灰麗は「これから華信国に降りかかる災いについて五つの予知を視る。そして五つ目の災いにより、この国は滅ぶ」と託宣を告げる。さらにそれを防ぐ唯一の方法は、灰麗が百花皇妃になることだという。その言葉通り、灰麗の予知は次々に現実となっていく。明羽と來梨は予知に隠された秘密を暴き、灰麗の企みを阻止できるのか!? 物語はいよいよ佳境へ。絢爛豪華な中華後宮譚、波瀾の第四巻!
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Posted by ブクログ
今まで沈黙を貫いていた水晶妃・灰麗がついに百花輪の儀に参戦してきた。そして、突然五つの災い託宣を告げ、それを回避するには灰麗が皇妃となる事だと言い出した。その託宣通り、災いが次々と起こり…
あれだけ引きこもりだった來梨が、率先して民を救うべく動き始めた事に驚きました。
そして灰麗との掛けで小夏が去り、芙蓉宮の侍女は明羽のみ。ハラハラしっぱなしでしたが、ラストはやってくれました!真っ直ぐ頂点へと突き進む來梨が頼もしいです。
明羽と李鷗のじれったい関係も、少しずつ近づいて来ていますし、これもとても楽しみです。
いよいよ佳境へ入って来て、次で百花輪の儀は決着が付くのでしょうか?今から待ち遠しいです。
Posted by ブクログ
あっさりと退場されてポカンとしてしまった。
命まで取られなくて良かったけど…でも警戒せずに真正面から挑むところが來莉の良さなんだよね。
侍女たちが命を落としていく中で、やっぱり守られてはいるのかな。次で最終巻。気になる!!
Posted by ブクログ
とてもマイナーだけど、とても印象に残っている歴史小説があって。土佐の国柱。あの本を思い出しました。忠義の士として、主君のために死ぬのではなく、ものすごい汚名を着ながら、主君のために最善となることをして死ぬお話なのです。
Posted by ブクログ
図らずも”后の器“が問われた第4巻
灰麗が百花輪の儀に本格参戦の意思を示した事で、事は後宮だけで収まらなくなる。
腹を括った來梨はメンタルも強くなって来たようで、信念と気合いが感じられ、明羽と小夏が推したいと思える主に成長中。
彼女の打った博打は果たして兎閣の意図したとおりだったのか、はたまたそれ以上たっだったのか…
明羽と李鴎の関係も二人らしいけど、白眉の気持ちもわかるかな…