尾原和啓のレビュー一覧
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国家を超えるGAFAプラットフォームのアルゴリズムに対しての様々な目線を通して、フェアとは何かを考える本。相変わらず具体例満載で読みやすかった。作者の今までの本の内容を違う角度からというイメージだったので星は3つだが復習にもなる。
以下メモ
・GDPRは人材も国益ももっていくGAFAに対してのEUの措置。ちなみにブレグジットはEUの移民や税金に関する共通ルールに対して、イギリス国民がフェアじゃないと判断した結果
・フェイブックはフェアネスに問題があり、ワッツアップのアクトンの行動につながる
・ブロックチェーンはフェアネスにつながる素晴らしい技術。エストニアの基軸になってる。 -
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丸幸弘氏の人柄に惹かれ、著作を読んでみようと思い、手に取った一冊。
「何のためにテクノロジーを使うのか」という視点が重要である、という主張には全く同意するところ。
スタートアップやらテクノロジーやらデジタルトランスフォメーションやらと騒いでいる人もいるが、「何のためにするのか」という点が重要であろう。
本の大部分は、「ディープテック」の成功事業例が記載されている。
必ずしも最先端ではない既存の技術であっても、現地課題に適合する形で利用すれば、それはイノベーションであり、商機でもある。
このようにして社会的課題が解決されていく、win-win-winの好循環エコシステムを形成していくことが、 -
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centralizedからdecentralizedへ。インフラは都市部に集中、政府に集中するが、逆に地方に移せる技術がディープテックによって解決、生み出される可能性を感じさせる。
重要なのは、どういった課題を解決するかである。ディープテックは、実はCSRにも使える要素として会社には映るはず。
ディープイシューに立ち向かうことで、アクセラレーターによる環境整備で均質化したシリコンバレー、台頭するアジア。
フューチャリスト小原和啓氏の、これからのテックの潮流の読みをディープなつまり、新興国の奥深くで課題を解決するべく立ち上がるスタートアップたちを見るべしと。フューチャリストは未来を語る、でも我々 -
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Deep Techとは何かも知らずに買ってしまった本。
デジタル系テクノロジーの進化版かと勝手に想像していましたが、全然違いました、笑。
しかし、結果オーラ的ではありますが、
このような(著者が有望だと言っている)分野があると知れて、
とても勉強になりました。
やや著者のポジショントーク的なところがあったり、
本の構成や内容が乱暴なような気がしますが(やっつけ感で一気に作ってしまった印象)、
著書の視点や考え方はとても面白くて、ためになります。
特に、あまり詳しく書かれていないのですが、
著者の主張する4D思考というのは、
この本だけではよく理解できませんでしたが、
とてもユニークな視点で -
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ネタバレ【気になった場所】
みんなを笑顔にできるプラットフォームを作ること
商売の原点
→場所によって違う価値の差をお金に換える
インターネットの特徴
・空間的、時間的な制約なしに世界中を結ぶ
・点在する情報を一ヶ所に集める
・タスクを細分化させる
インターネット前後のビジネスの違い
・前 モノを安く仕入れて高く売る
・後 ユーザーを安く仕入れて高く売る
インターネットのビジネス
→世界中に点在しているユーザーを一ヶ所に集めて、そのユーザーを金を出しても欲しいと思っている企業や人と結びつける
→マッチングの最適化が重要
→ユーザーが何を求めているか正しく理解する必要がある
Googleの2 -
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アメリカの文化人類学者エドワード・ホールは、言葉の奥にある文脈を共有する文化をハイコンテクストな文化、共有しない文化をローコンテクストな文化と表現した。
日本は「阿吽の呼吸」という言葉があるくらいハイコンテクストな文化である。しかし、この文化は日本の同質性ゆえに生じる文化であり、グローバル時代のいまは、ローコンテクストな文化におけるコミュニケーションが主流だと思っていた。
しかし、著者は、これからはハイコンテクストな文化が主流になり、それを背景にしたコミュニケーション消費が増大すると言う。
確かに、インターネットによって、感性が合う世界中の人とコミュニケーションが取れるようになるなら、著者の言 -
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