小川未明のレビュー一覧
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小川未明の怪異色の強い作品を集めたアンソロジー。「金の輪」や「赤い蝋燭と人魚」といった有名かつ容易に読める作品を排除し、児童文学以外からも多くチョイスしているあたり、さすが東雅夫といったところ。
小川未明はプロレタリア文学の持つ悪趣味なグロテスク嗜好とは違う、残酷さに美を見出した人で収録先にもその傾向は色濃く感じる。収録された「囚われ人」などはちょっとケッチャムを思わせるような筋立てだが、そこに悪意や憎悪はなくただひたすらに残酷なだけだ。「血の車輪」も物語自体はプロレタリア文学風のグロテスクなものだが描きだされるイメージは未明自身の持つ社会主義的な思想を超えたものがある。そこらへん、本格を指向 -
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物語に惹き込まれる、とはこういうこと。
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大好きな小川未明さんの童話を現代版にアレンジした作品(短編集)ということで
期待半分、怖いの半分。
けれど本を開いたその瞬間、
それがまったくの杞憂であったことを思い知らされました。
こんなにも独特に、かつ世界観を壊さずに物語を昇華させることができるなんて!
原作をありのまま漫画化したのではなく、
原作を元に、思いついた漫画を描いた…という感じなので
作品をありのまま楽しみたい方向きではありません。
けれど裏を返せば、原作を知らない人でも楽しめるということで。
「不思議」を愛するすべての方に、お勧めできる一冊です。
釣巻和さんの作品はか -
Posted by ブクログ
まず装画が怪しげで綺麗!いわゆるジャケ買い
あとタイトル『疵の迷楼』別世界へと誘い込まれるような魅惑的な感じに加え、名だたる文豪たちの作品に興味を引かれてしまう。
まだ、このとき耽美という言葉の意味を理解していなかった。ただ「美しい」くらいにしかとらえていなかったので読んでみたら本当の意味を思い知らされ、常軌を逸した世界への入り口だった。
なかなか普通の感覚では理解、共感し難い作品ばかり。どの作品も何かに心を奪われていたり、病的にのめり込んでいたりと現実からかけ離れていて危うい空気が漂っている。
抗いがたい好奇心や欲望、まるで[パンドラの箱]を開けてしまったようなそんな感じだ。
収録されて -
Posted by ブクログ
はいもう無理ー
もうぜんぜん無理ー
いよいよの小川未明!そして大好きなげみさんのイラスト!
でも無理ー!
深夜におばあさんの元を訪れためがね売りがどう見てもオズワルド伊藤なので他がぜんぜん入ってきません
これ読んだ人は絶対にオズワルド伊藤の
画像検索して確かめて下さい
オズワルド伊藤さんは漫才コンビ「オズワルド」のツッコミの人です
わいも彼のエッセイ読みましたがすごく面白かったですね
女優の伊藤沙莉さんのお兄さんとしても有名
伊藤沙莉さんといえばマックの三角チョコパイのCM最高だよね
そして三角チョコパイのCMといえばKingGnuの井口さんも最高だわー
めっちゃ好き
そして井口さんと