小川未明のレビュー一覧

  • 月夜とめがね(乙女の本棚)

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    江戸川乱歩、谷崎潤一郎と「乙女の本棚」シリーズを読んできてこれが4冊目の作品だが、今までにないロマンチックなファンタジーでほっこりと癒やされた。ミステリアスで刺激的な作品もいいけれど、その合間に心温まる物語を挟むのは、その魅力がより引き立っていいかもしれない。このシリーズの他の作品と違い、どのページにもイラストがあり、文も短いため、本当に絵本を読んでいるような感じだった。子供と一緒に絵本を色々読んできたが、ここまでうっとりした気分になったことはなかった。流石、小川未明といったところなのだろう。

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    2023年11月29日
  • 小川未明童話集 赤いろうそくと人魚・野ばらなど

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    勉強?のために、小川未明をはじめて読むことになり、選んだ本がこれだった。
    大判でムック本のような体裁。
    表紙の色がとてもきれいで、ロマンチシズムとほのかな寂しさのある未明の世界を彩っている。
    石井ゆかりさんの本で見た柊有花さんのイラストだ。
    中にも挿絵がふんだんにあり、全てにルビが付き、オリジナルの文面の上段に注釈が邪魔にならぬ程度に入る。
    有名なものや代表作、転換期にあたるらしい小話などの全12話という構成と、後半には小川未明の紹介、新潟県上越市での子供時代からの写真と各話の解説あり。
    とにかく丁寧に作られた本。
    原文そのまま、しかし100年前の日本語のままでは子供には読んでもらえない、とい

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    2023年10月01日
  • 月夜とめがね(乙女の本棚)

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    幻想的な作品。全部おばあさんの夢なのかも。げみさんの絵がロマンチック。イマジネーションが掻き立てられる。心が透き通っていく。疑問と余韻を感じさせながら。

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    2022年09月19日
  • 月夜とめがね(乙女の本棚)

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    初めて読む小川未明。
    ”日本のアンデルセン”と呼ばれる童話作家だったとは知らなかったけれど、この「月夜とめがね」を読んでみて得心がいった。
    月夜の晩、ひとり編み物をして過ごすお婆さんのもとを訪れたのは、見知らぬめがね売りの男。そして足を傷つけたという美しい女の子。
    やわらかな言葉づかいで綴られる不思議な一夜の物語。

    読み途中、テーブルに置いたまま席を外していたら、戻った時には長女が読んでいるところだった。漢字も多いし世界観も大人向けの絵本だとばかり思っていたけれど、なんと最後まで読めたとのことで嬉しい。さすが小川未明、日本のアンデルセン。

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    2021年10月04日
  • 童話迷宮 上巻

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    ネタバレ

    九九ができない少年が迷い込んだ店で……という枠物語。
    ひとまずこの枠物語は上巻では意識されないまま、小川未明にモチーフを借りた現代の話が散らばる。
    結構絵柄が好きだな。特に学校の先生の雰囲気とか。

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    2020年11月30日
  • 電信柱と妙な男

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    小川未明の幻想・怪異系の作品を集めた1冊。
    未明の作品は純日本を舞台にした作品の一方で、どことも判然としないエキゾチックな国を舞台にした無国籍風の作品がありますが、私はその無国籍風の作品の方にとても心惹かれるのです。
    本書の解説でゴシック・ロマンスやスラヴ浪漫派文学などの影響について触れてて、ああなるほどと思う気付きがあり。西洋風の城や墓場が出てくる訳ではないけれど、そのかわりの工場だったり一軒の小屋なわけで、要は抱えてるテイストがそっち方面と地続きなんですね。
    恩師であるハーンの書く怪談話はあくまで説話的な印象なんですが、未明の作品はロマンチックでかつ童話的でありながら、読んでる最中ずっと読

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    2019年10月24日
  • 童話迷宮 下巻

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    短編集下巻。
    総まとめ的な感じで良かったと思います。
    時計の針の話はわりと好きかな。
    それよりも、童話迷宮とは関係のないラストの短編の方が面白い罠。
    作者オリジナルなのか小川未明さんのものなのか…?

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    2011年02月08日
  • 童話迷宮 上巻

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    短編集。あまりインパクトのある感じではないが、
    情緒的でわかりやすいのとやや難解なものとある。
    星たちの話がわかりやすくて良かったのではないかと。
    カラーで読みたかった。大分印象も変わるだろう。

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    2011年02月06日
  • 童話迷宮 下巻

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    えーと、とりあえず、小川 未明からは、離れている気がします。

    絵とかもしだす雰囲気は、けっこう悪くないと思いますが。

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    2010年04月10日
  • 童話迷宮 上巻

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    原案、小川 未明になっているのですが、あんまり小川 未明関係ないです(笑)
    というか、この人のマンガって、どこか健全なところがあるので、あんまり小川 未明とは相容れないかも。

    まあ、小川 未明の童話を読んでいて、思いついた話ぐらいの感じだと思います。

    絵とか雰囲気はいいんですが、お話自体は、今ひとつ。

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    2010年04月10日
  • 童話迷宮 上巻

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    献血の帰りに有楽町店で購入。
    なんだか、わかるような、わからないような、
    もやもやした感じ。
    元になっている小川未明を読んでみよう。

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    2009年10月12日