加藤周一の作品一覧
「加藤周一」の「日本文学史序説」「文学とは何か」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「加藤周一」の「日本文学史序説」「文学とは何か」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
2008年12月5日、加藤周一氏死去。
この日、日本の知性は、その頭分だけ低くなった。
20年ほど前、生涯ベスト本を3冊あげたとしたら、と考えたことがあった。この本は、その一冊であって、今も考えは変えていない。
基準は何か。
気づきは数多く、表現が素晴らしいということは前提である。
今年、数多くのリスペクト作家の忌み日レビューをした。その人たちは、間違いなく私の人生に影響を与えた人たちだったけど、
一冊の本が、自分の信条に決定的に影響を与えたということで、この本のインパクトは絶大だった。
そういうことが20歳の夏に起きたのである。
論理は明晰。氏の論理展開が、どれほどわたしの文章の中に息
Posted by ブクログ
1919年に生まれの評論家、作家、医学博士。前から気になり読んだ。加藤は生まれながらにしてヒューマニズムを身につけていた。
この本は生まれて8月15日のポツダム宣言受諾の日までの自伝です。戦前、軍国主義を嫌悪し太平洋戦争を覚めた眼でみていた。12月8日の開戦の日、新橋演舞場で文楽を観てたと言う。医者の家庭に生まれ、日比谷の一中、一高、東京帝大医学部を出たエリートだけど文学に親しみ多くの本を読んで高校大学で沢山の後に有名になった文学青年と交流している。フランス文学に傾倒した話、祖父が明治の始め軍人になり、後に実業家でひとやまあてたが事業が不振になり身を落としていくが、父が東京帝大出のやはり医