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Posted by ブクログ
下巻では、太平洋戦争の終結から、三年にわたるフランスへの留学を経て、日本に帰国するまでが語られています。
京都にひとりの女性をのこしてヨーロッパに留学した著者は、フランスで華々しく活躍する芸術家や詩人たちとの交流を通じて、あたらしく精神の洗礼を受けます。やがて帰国を決意したとき、著者はもはや、京都の女性と生活をともにすることはできないと悟っていました。
やや私小説的な展開があり、また著者のヨーロッパ体験についての叙述も読みごたえがあって、たのしめました。福沢諭吉の『福翁自伝』にはおよばないかもしれませんが、我が国の自伝文学の傑作のひとつに数え入れられるのではないでしょうか。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
すべての自由を圧殺していた軍国主義は、一九四五年八月十五日突然崩壊。
著者は本郷の医学部にもどり再び研究生活に入る。
やがて戦後文学の出発となった「一九四六年文学的考察」の発刊、フランス留学、アジア・アフリカ作家会議への参加と著者の足跡は広がり、折から起った日米安保条約反対の大運動はすべての日本人を巻きこんでゆく。
[ 目次 ]
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