日本文学史序説 (上)

日本文学史序説 (上)

1,485円 (税込)

7pt

日本人の心の奥底、固有の土着的世界観とはどのようなものか、それは、外部の思想的挑戦に対していかに反応し、そして変質していったのか。従来の狭い文学概念を離れ、小説や詩歌はもとより、思想・宗教・歴史・農民一揆の檄文にいたるまでを“文学”として視野に収め、壮大なスケールのもとに日本人の精神活動のダイナミズムをとらえた、卓抜な日本文化・思想史。いまや、英・仏・独・伊・韓・中・ルーマニアなどの各国語に翻訳され、日本研究のバイブルとなっている世界的名著。◆上巻は、古事記・万葉の時代から、今昔物語・能・狂言を経て、江戸期の徂徠や俳諧まで。

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  • 日本文学史序説 (上)
    1,485円 (税込)
    日本人の心の奥底、固有の土着的世界観とはどのようなものか、それは、外部の思想的挑戦に対していかに反応し、そして変質していったのか。従来の狭い文学概念を離れ、小説や詩歌はもとより、思想・宗教・歴史・農民一揆の檄文にいたるまでを“文学”として視野に収め、壮大なスケールのもとに日本人の精神活動のダイナミズムをとらえた、卓抜な日本文化・思想史。いまや、英・仏・独・伊・韓・中・ルーマニアなどの各国語に翻訳され、日本研究のバイブルとなっている世界的名著。◆上巻は、古事記・万葉の時代から、今昔物語・能・狂言を経て、江戸期の徂徠や俳諧まで。
  • 日本文学史序説 (下)
    1,485円 (税込)
    日本人の心の奥底、固有の土着的世界観とはどのようなものか、それは、外部の思想的挑戦に対していかに反応し、そして変質していったのか。従来の狭い文学概念を離れ、小説や詩歌はもとより、思想・宗教・歴史・農民一揆の檄文にいたるまでを“文学”として視野に収め、壮大なスケールのもとに日本人の精神活動のダイナミズムをとらえた、卓抜な日本文化・思想史。いまや、英・仏・独・伊・韓・中・ルーマニアなどの各国語に翻訳され、日本研究のバイブルとなっている世界的名著。◆下巻は、江戸期町人の文化から、国学・蘭学を経て、維新・明治・大正から現代まで。

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日本文学史序説 (上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2008年12月5日、加藤周一氏死去。
    この日、日本の知性は、その頭分だけ低くなった。

    20年ほど前、生涯ベスト本を3冊あげたとしたら、と考えたことがあった。この本は、その一冊であって、今も考えは変えていない。
    基準は何か。
    気づきは数多く、表現が素晴らしいということは前提である。
    今年、数多くの

    0
    2024年12月05日

    Posted by ブクログ

    名著。ただ書を読むだけでは得られない角度から、日本とは何かを文学から考えることができる。ただ文学史を学ぶだけではなく、日本の土着的価値観について理解できた。

    0
    2024年05月08日

    Posted by ブクログ

    名著。
    生まれた時から日本で過ごしている自分の文化的思想を客観視できる感覚。
    気づけていない自分のパラダイムに気付ける。

    0
    2020年08月26日

    Posted by ブクログ

    豊富な知識に裏打ちされた、良質な文学史。
    中でも、竹取物語の位置づけが、高畑勲の竹取物語とだぶって見えてとても興味深かった。高畑勲がいかに古典を良く研究していたかもわかる。
    高校までに学習したこてんのうらで生きていた人たちの息づかいを感じさせてくれる文学史。

    0
    2019年09月21日

    Posted by ブクログ

    ばらばらに読んできた本がつながる。
    この本を一冊読むだけで日本史、思想史、文学史
    全てが網羅出来る良書。

    「社会にーその社会が小さくても、大きくてもーよく組み込まれた作家は、その社会の価値の体形を、批判することはできないし、批判を通じて超越することはできない。」
    (引用)

    文学とは何か、読書とは

    0
    2016年09月10日

    Posted by ブクログ

    著者があげている日本文学の主な特徴で、印象的だったものは、3つある。

    1つは、体系だった思想を持たず、部分から入る。

    2つめは、新を取り入れる場合、旧を新に変えるのではなく、新をアレンジして旧に加える。

    3つめは、求心的で、都会で起きたことを都会にいる作者が書いて、その読者も都会で享受する。

    0
    2011年08月12日

    Posted by ブクログ

    難しそうだと思い読み始めたのだが、案外読みやすく、そしておもしろい。歴史的な背景や人物、主要な作品に関する基礎知識はやや必要だと思うが、それとても高校で学んだ程度、「そんなのあったな〜」「そんな人いたな〜」、つまりは聞いたことがあるくらいのレベルで十分ついていけると思う。
    さすがは20世紀を代表する

    0
    2010年02月13日

    Posted by ブクログ

    上巻だけで550ページの大作。17条の憲法から始まり、古事記、日本書紀、と万葉の時代から元禄までの著者が考える文学の歴史書。当時の時代背景や政治状況との関連から、それぞれの文献を読み解き、同時代の西洋の文献との比較。一般的な文学だけでなく、仏教や儒教までも含めたその文学的意義まで語る。その博識に感嘆

    0
    2015年12月10日

    Posted by ブクログ

    「十七条憲法」に始まり、「日本書紀」がなぜ「古事記」からそう時を置かずに書かれたのか、各地の風土記に書かれている神話的な物語(浦嶋子など)に見られる情についてなど。
    上巻は日本で始めて町人風俗をリアリズムで描いた井原西鶴と、新井白石に終わる。

    儒教的価値観を得た作品は物語としての射程距離(というか

    0
    2012年03月22日

    Posted by ブクログ

    日本の土着思想は、現世での恋愛が中心で、政治哲学や彼岸(来世やあの世)についてはあまり関心がない。大陸から仏教や儒教を輸入しても土着思想に変容させてしまったほど根強いものである。

    上巻は万葉集から元禄まで。仏教や儒教の思想は難しく理解できなかったが、文学史を通じて日本史を捉えなおすことができた。

    0
    2011年01月22日

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