斎藤幸平の作品一覧
「斎藤幸平」の「人新世の「黙示録」(集英社シリーズ・コモン)」「人新世の「資本論」増補新版(集英社シリーズ・コモン)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
星6つです。前著「人新世の資本論」よりもダークな世界観を醸し出していますが、更に深刻さを増す気候変動危機とテック覇権主義を前に、暗黒社会主義なる思想を提唱しています。
言葉こそインパクトはありますが、前著で提唱された脱成長コミュニズムの延長線上で、国家の役割期待も包含されていますが、そこまで荒唐無稽な発想ではないという印象です。ニューヨーク州始め、グローバルノースでも社会主義の萌芽は各所に見られる所ですし。
ちなみに、暗黒という言葉は、最近話題のカーティス・ヤーヴィンらの暗黒啓蒙思想のインスパイアだと思われますが、斎藤さんは民主主義を守ることをまず第一義に考えている事で彼らとは違います。
来る
Posted by ブクログ
資本主義は囲い込みによる「希少化」、負荷の「外部化」を駆動力として拡大している。故に、外部化の先を失った現代において、その限界を迎えているという指摘がおもしろい。
例えば、インドが人口増にも関わらず経済が思うように伸びないのは、外部化の先がないことを一つの要因としているのではないかと感じた。
読みながら、
「核融合が実現して、半無限で潤沢なエネルギーがコモン化した場合は、社会は野蛮に陥らずソフトランディングできるのではないか」
と考えていたが、
「資本主義を社会OSとする限り、必ず資本家による囲い込みが発生する。そのため、核融合もコモン化に至ることは困難」
という反論を受けそうだなぁと考える
Posted by ブクログ
読書について考え直せる、とってもいい本に出会えました。
本を読んだ後は、内容や感想を誰かに話したり、自分の言葉で整理したりすることがとても大切。ただ読むだけではなく、アウトプットすることで初めてその本が自分の「血肉」になっていくのだと感じた。
正直、本を一冊読み終えてもイマイチよく分からなかったという感想しか出てこない時もある。そんな時は、本書で取り上げられていた「ネガティヴ・ケイパビリティ」という考え方のように、すぐには理解できないことを受け入れ、それを考え続けることに意味があるのだと感じた。そうすれば、別の本を読んだ時やある経験をした時に、それまで分からなかったことがふと腑に落ちる瞬間