碧野圭の作品一覧
「碧野圭」の「凜として弓を引く」「エール!」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
書店ガールの5作目。
前作で取手駅の駅中店店長となった彩加が、引き続き主人公で、
大学中退や学生のアルバイトを巻き込みながら、
自分なりのお店を作っていく。
その大学中退のバイトが、
実はライトノベルの新人賞を受賞したばかりの作家だとわかり、
彩加も常磐線沿線の書店員たちとその本の販売に力を入れていく様子は、
いささか出来過ぎのきらいはあるが、楽しい。
もう一人の主人公は、亜記の夫、伸光。
転職後のライトノベルのレーベルの立ち上げで新人賞を創設、
いい作品が大賞となったことを喜んだのもつかの間、
部下の編集者が勝手に作品に手を入れたと作家に言われ、
本は刷り直し、新人賞佳作の作家には他の出版社に行かれてしまう。
そのため、レーベルの存続を賭けて新人賞の作品を売り込む。
シリーズの最初の頃には嫌なところのある奴だと思っていた伸光に、
肩入れしたくなるような気持になるとは。
彩加の戀愛にも肩入れしたい。
Posted by ブクログ
高校入学を前にした楓が、偶然立ち寄った神社の弓道場で弓を引くことになり、そこから弓道の世界に入っていく物語です。
最初は人見知りで、自分から積極的に動くタイプではなかった楓が、道場の大人たちに教えられながら、自分の居場所を見つけていく姿が印象に残りました。
弓道というと、正直「的に当てる競技」くらいのイメージしかありませんでしたが、姿勢や呼吸、礼儀、弓を引くまでの一つ一つの動作に意味があり、むしろ的に当たることだけを追いかけないところが面白かったです。
うまくいかない時ほど力んでしまい、気持ちの乱れまで射に出てしまうという感覚も、何となく仕事や日常に通じるものを感じました。
物語としてはゆっくり進みますが、そのペースが楓の成長とリンクしていて読みやすく、少しずつ変わっていく姿を見ていると、こちらまで一度弓を引いてみたくなります。
弓道の技術だけではなく、自分の心を整えることの難しさと面白さを感じられる一冊でした。
続編があるので、早く続きが読みたいです。
Posted by ブクログ
書店ガールの4作目。
主人公が交代。
亜紀に憧れているアルバイトの愛奈と、
別の書店の契約社員の彩加。
愛奈は就職活動の時期を迎え、積極的に活動を開始する友人たちについていけず、
彩加は正社員採用と同時に駅中店の店長を打診される。
二人ともいろいろあるが、
愛奈は万引きにあったり、理不尽な客にあたったりとへこみながらも
自らの考えでフェアを開催して就職活動にも前向きになれるし、
彩加も伯母の書店がカフェ併設になることを手伝い、
隣のパン屋の店主と親しくなりながらも、駅中書店の店長となる。
お仕事エンタテインメントというよりも、成長物語かな。
隣にパン屋があるブックカフェ、うらやましいかぎりだ。
それと、
文庫の最新刊が『ソロモンの偽証』というところに時代を感じた。