作品一覧

  • 生きるのが“ふっと”楽になる13のことば

    生きるのが“ふっと”楽になる13のことば

    ビジネス・実用

    4.6
    1巻1,540円 (税込)
    ちょっと生きづらいのが、「先人の教え×名越心理学」ですーっと消えていく。テレビなどで活躍する精神科医が心を動かされた名言をヒントに、「幸せな時間」のつくり方・「才能」の見つけ方など、日常に潜むさまざまな悩みへの実践的な対処法を解説する。
  • 〈新版〉自分を支える心の技法(小学館新書)

    〈新版〉自分を支える心の技法(小学館新書)

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻1,034円 (税込)
    「怒っている人」はなぜ手強いのか? 赤ちゃんは泣くことで不快を訴え、お母さんは「ごめんね」とおむつを替えたりします。この繰り返しで刷り込まれていくのは、怒れば他人をコントロールできるということと、怒っている人には丁重に対応してしまうという不幸なコミュニケーションのあり方。そのせいか日本人は、わけもなく怒っている怪獣や怒り混じりに大声で主張する政治家、街頭インタビューで怒りをぶちまける一般市民などになぜかシンパシーを抱いてしまう、「怒りに甘い文化」を持っているのです。 しかし、怒りにまかせたコミュニケーションは、結局ストレスの元になるだけ。家族関係、友人関係、仕事上の人間関係などで生じるストレスの多くは、不幸なコミュニケーション=対人関係に行き着きます。 自分の心を見つめ、怒りの正体に気付き、怒りをいなしてストレスをためない方法などを、テレビでもおなじみの精神科医・名越康文氏が詳説。大ヒット単行本『自分を支える心の技法』に大幅加筆をした完全版です。
  • 『男はつらいよ』の幸福論 寅さんが僕らに教えてくれたこと

    『男はつらいよ』の幸福論

    ビジネス・実用

    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    テレビのコメンテーターとしてもおなじみの精神科医が、 『男はつらいよ』映画全48作をつぶさに観て発見した、 今を生きる日本人が幸せになるための“知恵”とは? 寅さんの“名言”、みんなが涙した“名場面”、著者ならではの分析を満載で贈ります! 何かと複雑で、ストレスだらけの世の中。 疲れを感じたら、映画『男はつらいよ』を観る。 すると、フッと心が軽くなる。 シリーズ終了から20年たった今でも、そんな人がたくさんいます。 『男はつらいよ』の第1作が公開されたのは、1969年。今から50年近く前。 主人公の“寅さん”こと車寅次郎は、東京の下町出身で、旅ぐらし。 日本各地で珍妙な騒動を巻き起こしながら、故郷の柴又にふらりと戻ります。 そして美しい“マドンナ”に一目惚れし、いつも失恋。また旅にでる……。 『男はつらいよ』は、女性誌で特集されたり、夏のロックフェスティバルで上映されたり、 東京・丸の内で社会人向けの講座が開かれたりと、 東日本大震災以降、ふたたび注目され、新たなファンを獲得しています。 寅さんの声に耳を傾け、自分を見つめなおしてみませんか? “ああ生まれてきて良かった、 そう思うことが何べんかあるだろう。 そのために生きてんじゃねえか。” ――第39作『寅次郎物語』より
  • 「鬼滅の刃」が教えてくれた 傷ついたまま生きるためのヒント

    「鬼滅の刃」が教えてくれた 傷ついたまま生きるためのヒント

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,496円 (税込)
    精神科医の名越康文さんがメガヒット漫画「鬼滅の刃」を超訳! 人気キャラクターの精神分析や名シーンの徹底考察などから、私たちの深層心理や、傷ついたまま生きていくためのヒントまでも浮き彫りにする一冊です。 ●主人公・炭治郎は「過剰適応」? ●「鬼」とは人間の「未熟性」の象徴? ●「生殺与奪の権」を奪われた日本人 ●ラスボス・鬼舞辻無惨には「最弱」の自覚がある? ●鬼たちにみられる「躁的防衛」 ●柱たちにみられる「解離的防衛」 ●胡蝶しのぶは「サイコパス」? ●「目の焦点が合っていない」女性キャラクターたち ●遊郭編・妓夫太郎と堕姫の「甘え」の構造 ほか 【第1章から抜粋】 「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」という冨岡の言葉は、実は炭治郎だけに向けられたものではありません。読者、ひいてはすべての人間へと向けられた「メッセージ」だと考えられます。では、「生殺与奪の権」を他人に握らせてしまうと、何が起きるのか?実は「鬼滅の刃」の世界には、「生殺与奪の権を他人に握らせてしまった人間」がどうなってしまうか、ということがあからさまに描かれています。 それは「鬼」です。 【目次】 第1章 「鬼滅の刃」はどうして日本人の心を揺さぶるのか 「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」 鬼とは「生殺与奪の権を奪われた存在」である 「支配されること」に鈍感になってはいけない 戦後教育の終わりとしての「鬼滅の刃」コラム サイドストーリーこそが重要 第2章 鬼と鬼殺隊 「鬼」は人間の「未熟性」の象徴である 鬼たちが抱える「さびしさ」とは何か 鬼の躁的防衛、柱たちの解離 「家族の構造」によって安定を求めた累 自らの内に伽藍を構築しようとした猗窩座 人はトラウマを抱えたまま生きていく 鬼殺隊の「合理性」と「美意識」 鬼は人間よりも「弱い」 太陽という決定的な弱点 再生しない身体と美意識 個人主義と国家主義 虚無の悟りのなかで生きる童磨 コラム 猗窩座と毒 第3章 「究極の悪役」としての鬼舞辻無惨 悪は幼児性を隠さなければいけない トラウマを自己正当化しようとしたアナキン 鬼舞辻無惨は幼児性を隠さない 「パワハラ会議」に潜む鬼舞辻の不安 精神分析的な「悪」を乗り越えた悪の可能性 「弱さ」を基盤とした悪の可能性 血の交換とドーピング 「女郎屋の元締め」に姿を変えた鬼舞辻 第4章 「鬼滅の刃」が指し示す理想の世界 「記憶の継承」の重大な役割 物語を動かす「犠牲」としての杏寿郎 「まばたきをしない」杏寿郎の尊さ 死んだ人間のほうが、人を動かす力を持つ 炭治郎という不思議な主人公 「透明な存在」としての炭治郎 「甘え」の構造 炭治郎が示す「透明な理想」 炭治郎の「過剰適応性」 炭治郎の「無意識」の怖さ 炭治郎・伊之助・善逸の「三位一体」 炭治郎の漠とした理想を支える伊之助 善逸が体現する「至高の愛」 第5章 「鬼滅の刃」を彩る魅力的なキャラクターたち 「焦点の合わない目」に映し出される世界 胡蝶しのぶとサイコパス 柱たちの登場 産屋敷のカリスマ性 産屋敷の「説得」の意味 唯一の「まとも」な人間としての宇随天元 黒死牟の特異な位置づけ 友情の特殊性 鬼舞辻をめぐるトライアングル
  • 仕事で折れない心のつくり方

    仕事で折れない心のつくり方

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,540円 (税込)
    「なんか調子が悪い」「この仕事向いてないかも」「やりたいことがわからない」――仕事をしていても、日常生活でも、なんとなく心にモヤモヤしたものを抱え、このままでいいのだろうかと不安を抱えているビジネスパーソンが増えている。本書では、精神科医の名越康文先生が、そんな現代人が抱えるモヤモヤの正体を明らかにし、自分自身をどのように受け止め、肯定していけばよいのかをわかりやすく解説。仕事との向き合い方から、他者とのかかわり方まで、「折れない心」をつくるためのコツを指南する。
  • 価値観再生道場 本当の仕事の作法

    価値観再生道場 本当の仕事の作法

    ビジネス・実用

    4.3
    1巻1,152円 (税込)
    いい会社を見分ける方法、失業不安を乗り切る方法、夢の実現法――会社員、起業家、ノマドなど、働き方が多様化する現代、社会人として働くすべての人に必要な仕事の心得について、思想家・武道家の内田樹、精神科医の名越康文、作家の橋口いくよが語り合う。雑誌『ダ・ヴィンチ』連載書籍化第3弾。
  • 価値観再生道場 原発と祈り

    価値観再生道場 原発と祈り

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,152円 (税込)
    いまだ続く原発問題をどのように捉え、震災後も不安が続く日本でどのように暮らしていくのか。悲しみや怒りに囚われて心が壊れてしまいそうなとき、心と体をととのえるための「祈り」の力とは? 雑誌『ダ・ヴィンチ』連載「価値観再生道場 これなんぼや?」を書籍化。
  • 毎日トクしている人の秘密

    毎日トクしている人の秘密

    ビジネス・実用

    4.1
    1巻1,400円 (税込)
    毎日イキイキと楽しそうに過ごしている人にはどのような秘密があるのだろうか。気鋭の精神科医が、不安や悩みの真相をつきとめ、明るく生きていく方法を示唆する。不安を打ち砕くひとつの方法として「自分のお通夜を想像する」のがよいという。時間的、空間的に俯瞰して客観的に自分を見ることができ、持ち物、プライド、見栄が薄れて消えていくのだ。不安は、自分の内面にはあるけれど、現実には存在しない。そのことに気づけば幸福度数が三段階ぐらいレベルアップして、幸せに近づいている。ほかにも内容例を挙げると◎場の力の大きさを知る◎気持ち悪さを大事にする◎冷静な判断力を養うための夜道を歩くトレーニング◎自分の心を整理するための相談する力◎15秒息を吐く深呼吸を摺る等々。当たり前のことを当たり前に行い、小さな「徳」を積み重ねながら、少し「得」したな、と楽しい気分で毎日過ごす秘密が詰まっている。「今ここ」を生きる心理学。
  • 別冊NHK100分de名著 果てしなき 石ノ森章太郎

    別冊NHK100分de名著 果てしなき 石ノ森章太郎

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,210円 (税込)
    天才を超えた萬画家・石ノ森章太郎の「とてつもなさ」を語り尽くす一冊! 2018年9月に放送され大反響を呼んだ「100分de名著」スペシャル「100分de石ノ森章太郎」が、満を持していよいよ別冊ムック化!石ノ森章太郎の魅力・才気・緻密さを余すことなく語る尽くした一冊。4人の論考に加え、カラー口絵、竹宮惠子・島本和彦氏へのインタビューも載録。 [内容] はじめに―石ノ森章太郎の「残留思念」が私たちを形作った 第1章『さるとびエッちゃん』ヤマザキマリ 竹宮惠子インタビュー『マンガ家入門』からすべてが始まった! 第2章『サイボーグ009』名越康文 島本和彦インタビュー「石ノ森先生が天才だと思う、ワタクシ的な理由」 第3章『佐武と市捕物控』夏目房之介 石ノ森章太郎略年譜 第4章『仮面ライダー』宇野常寛 ○ほか:カラー口絵8ページ/ショートコラム「27歳で上梓した『マンガ家入門』」
  • 毎日トクしている人の秘密(PHP文庫)

    毎日トクしている人の秘密(PHP文庫)

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻610円 (税込)
    毎日を楽しんで過ごしている人は、どのようなことをしているのでしょうか。著者自身が、年を経るごとに、人生におけるいろんなことが楽になっていくことを実感しているようです。年を取って、お世話になる人が増えて、人に頭を下げる場面が増えると、人の好意を素直にありがたいと思えるようになる。そんな感謝の気持ちが、「徳」(トク)を積むことにつながるといいます。「本当の幸福とは何か」をテーマに、様々な角度から思考していく。その姿に、共感を得る人も多いのではないでしょうか。本書は、「『今ここ』に集中する」「『気持ち悪さ』を大事にする」「『場の力』を知る」「付き合う相手で八割決まる」など、不安に思う心や悩みの正体を見つめ、少し「得」(トク)したな、と明るい気分で生きていくための方法を紹介します。不安は心の内面にあり、現実にはまだ起こっていないのだということに気づけば、きっと気持ちが楽になります。
  • 薄氷の踏み方 時代に塗りこめられないために

    薄氷の踏み方

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻1,300円 (税込)
    身体から革命を起こし続ける武術家と、医師の枠を超えて活躍する精神科医が、独特な視点で「一流の条件」を探る。現代社会という“薄い氷”の上を踏んで渡るための“マニュアル”は存在するのか――? 本書は、お金、場の空気、成長、心と身体といったテーマにおいて、「一流のあり方とは何か」を探る。「人は成功することを恐れている」「モテた後にどうするか」「方便としてのハウツー」「『分からないこと』を信頼する」「身体と心の関係」など、世間に跋扈する“マニュアル”を覆してしまう話題が止まらない。すでに本書への反響が各界から続々! 宗教人類学者の植島啓司氏が感嘆。「これほどやさしい言葉ですごいことを語れるのは、この2人しかいないだろう!」タレントのスザンヌさんも感動。「なにかひとつでも『尊敬される人になれる』ところを見つけてがんばりたいと思いました。人見知りが直りそうです」
  • ニホンという病

    ニホンという病

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻1,650円 (税込)
    解剖学者の養老孟司と精神科医の名越康文という心配性のドクター二人が異次元の角度から日本社会が患う「ニホンという病」を診察、好き勝手にアドバイスを処方する。 2022年冬、春、夏、秋、2023冬と5回に渡って行われた対談をまとめ、新型コロナやウクライナ侵攻といった時事的なテーマから、南海トラフ地震、脳科学、宗教観、自然回帰、多様性、死と再生など、実に30に及ぶ対談テーマをもとに繰り広げられた賢者二人の思考の世界が楽しめる。 一部を紹介すると ・日本社会に内包する問題、本質については (養老)日本人は楽天的に考えて、本質に関わるところは変えなくていいことにしようとしてきたわけです。表層的なところだけを変えてきた。和魂洋才が典型だと思うね。明治維新は政治で動いたからまだいいですよ。戦後(太平洋戦争終結後)は何をしたかっていうと、日常生活を変えちゃったわけですよね。 人間の社会ってそんなややこしいものを理屈で簡単に割り切れるもんじゃない。終戦後、それを割り切れると思ったのがアメリカであり、日本だったわけです。 ・さらに専門家によれば2038年までに来ると言われている南海トラフ地震で、明治維新、太平洋戦争敗戦以来の大転換を迎えるが、 (養老)この国で初めて、政治とか経済じゃなくて、それぞれの人の生き方が問題になってきますね。どういうふうに生きたらいいかって。何といっても、第一に子どものことを考えなきゃいけない。今の時代、子どもがハッピーでないのはハッキリしていますからね。それでなければ、自殺が若い人たちの死因のトップになるなんてあり得ないですよ。80代が元気な世の中っていうんじゃ話にならない。 (名越)これからは生き方自体をなだらかにでも急いで変えていくべきだということです。南海トラフをどうとらえるかは、メディアを通じてもっと多角的に、バラエティ番組なんかで伝えて議論すべきだと思います。 死というものを深刻に考えたくなければ、ライフスタイルを変えていくことが大事だと思います。数年、5年ぐらいの単位で、自分がどこに住むのかとか、どういうことに生きられる時間を溶かしていくか。価値観が変われば日本人のライフスタイルが5年ぐらいで結構変わっている可能性があると思います。 どのテーマでも二人の独自視点で語られて、生き方のヒントがつまった一冊だ。
  • 「他人」の壁
    値引きあり

    「他人」の壁

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻440円 (税込)
    ●「話せばわかる」は、やはり大ウソ! 「自分」と「自分以外の存在」を正しく認識できれば 世間や物事の見方は180度変わりだす! なぜ、相手は自分をなかなか理解してくれないと思ってしまうのか? なぜ、いつもあの人には話が通じないと思ってしまうのか? なぜ、悩みや不安はいつまでたっても消えないのか? なぜ、都合の悪いことは無意識でシャットアウトしてしまうのか? なぜ、「本当の自分」があると思い込んでしまうのか…… 「自分」にとらわれることで他人や環境を正しく理解できず、 かえって自分の認識をも妨げ、 物事の本質の理解から遠のいているのが根底にあるのである。 いわば理解の「壁」が存在し邪魔しているのである。 かつて『バカの壁』(400万部)で一世を風靡した脳科学者の養老孟司氏と、 心理学の専門家でありタレントとしても注目されている名越康文氏が、 人生、脳、仕事、世間、老若男女、死、宗教、AI、脱グローバリズムなどのテーマから 「自分」を超え、相手や周囲に「気づく」ことで物事の本質を極め 読者の方が思考の新たな次元が見えてくるようになるユニークな対談本。
  • 僕たちの居場所論

    僕たちの居場所論

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻946円 (税込)
    自分の居場所を見つけられない人が増えていると言われる時代、それぞれ違う立場で活躍してきた朋友の3人が、自分らしさとは、つながりとは何かについて鼎談。叡智が詰まった言葉の数々にハッとさせられる1冊。
  • 心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」

    心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」

    ビジネス・実用

    3.9
    1巻628円 (税込)
    閉塞感が増す今の日本で、うつに向かいそうな重い気分を切り替えて、前向きに生きるにはどうすればいいのか。瞬間、瞬間を大切にすることで、ネガティブ思考に陥らず、心がフッと軽くなる方法をアドバイスします。講演会を開くとたちまち満席になる精神科医名越先生の話題の書。黒柳徹子さんが本を紹介し大反響。内田樹さんも大絶賛。
  • これって本当に「繊細さん」?と思ったら読む本 HSPとトラウマのちがいを精神科医と語る

    これって本当に「繊細さん」?と思ったら読む本 HSPとトラウマのちがいを精神科医と語る

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『「繊細さん」の本』で繊細さんの第一人者となったHSP専門カウンセラー・武田友紀氏と、テレビなどのマスメディアでおなじみの精神科医・名越康文氏の対談書籍になります。 本書は多彩な心に触れてきた二人が、HSPについて、またその性質と混同されやすいトラウマ症状について、考えを深めていく一冊です。
  • 続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。孤独も悪くない編

    続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。孤独も悪くない編

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,485円 (税込)
    「友達がいるのに寂しい…」 「どこにも居場所がない…」 「オンラインが苦手…」 「この状況で将来が不安…」 孤独を感じすぎず、不安な気持ちと上手に付き合う68の考え方。 ベストセラー『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』待望の続編! 人間関係、仕事、将来、SNS、コロナ… 先が読めない今の時代、不安な気持ちがちょっとラクになる「考え方」のヒント。 ・誰にもわかってもらえないと感じる ・自分は一人ぼっちだと感じる ・自分より人の気持ちを優先してしまう ・常にオンラインで逃げ場がない ・過激な投稿を見るのがつらい ・悪いニュースに心をもっていかれる ・楽しみにしていたことが中止で気持ちのやり場がない ・自分より大変な人がいるのにつらいと思ってしまう など。
  • どうせ死ぬのになぜ生きるのか 晴れやかな日々を送るための仏教心理学講義

    どうせ死ぬのになぜ生きるのか

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻950円 (税込)
    なぜ私たちは悩みや不安からいつまでたっても解放されないのか。それは「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」という問いに答えられないために、一つひとつの悩みの根底にある「漠然とした不安」が解消されないからではないか。精神科医である著者が、この問いに初めて向き合ったのは10歳のとき。それから40年経った今、この問いに実践レベルで答えが出せるのは仏教しかないと著者は確信し、日常の中でその教えを実践している。何も出家などしなくとも、誰でも実践できる「行」や「方便」によって、曇りない心で真実をつかみ、毎日を明るく生きられるようになるのである。「行」とは日々の行動習慣の一種だが、「背筋を伸ばす」「眼鏡を拭く」「朝、シャワーを浴びる」といったことでも「行」になる。「方便」はごく簡単に言えば「困っている人に親切にする」ということであり、人間関係のつまらない行き違いをなくすためにも必要な姿勢である。さらに瞑想のやり方やお寺の活用法、怒りを抑える方法なども伝授。満を持して放つ「仏教心理学」のすすめ。
  • 価値観再生道場 本当の大人の作法

    価値観再生道場 本当の大人の作法

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻1,152円 (税込)
    上から目線、揚げ足とり、バッシング――さまざまな「言葉」が氾濫するソーシャルメディア時代、人と人が本当につながるために必要な大人の知的作法とは? 「言葉」の攻撃性に振り回されず、自分の「物語」を獲得する方法を、思想家・武道家の内田樹、精神科医の名越康文、作家の橋口いくよが語りあう。雑誌『ダ・ヴィンチ』連載「価値観再生道場 これなんぼや?」の書籍化第2弾。
  • 心がスーッと晴れ渡る「感覚の心理学」

    心がスーッと晴れ渡る「感覚の心理学」

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻733円 (税込)
    内政も外交も行き詰まり、将来不安とともに生きづらさが増しています。どうしても心が暗くなりがちですが、さわやかで心地いい感覚は周囲の人が与えてくれるもの、という思い込みをしていませんか。自分の心をコントロールするのは自分自身です。そして、心地いい感覚は自前でつくり出すことができるのです。その手段として、心が洗われていくようなさわやかな気分、身体の中から沸き起こるような「内発感覚」を体験し、インプットしておくのです。そのためには、どうすればいいのか。例えば近くにあるお寺や神社など、自分の心が落ち着く場所に出かけ、少しの時間でいいので真剣に祈ってみてください。心が澄み渡り、軽くなるような感覚が身体を包み込むはずです。 また、自分の心をいつもモニタリングできるようになると、不快な感情に心が支配される前に、不快な感情が湧き起こりそうだと読み取ることができるようになります。すると、ネガティブな感情が芽生えそうなときに、事前に抑えることができるようになってくるのです。心が不安や苦しみ・悩みに支配されず、前向きな気分を長続きさせるにはどうすればいいのかを伝えていきます。
  • 14歳の子を持つ親たちへ

    14歳の子を持つ親たちへ

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻660円 (税込)
    いったいこの時代に子を持つというのはどういうことなのか。「子どもたちの暴走」にどう対処すればいいのか……。思春期の子どもたちと日々向き合う精神科医と、「成熟」や「学び」について考えつづける仏文学者が徹底的に語り合う。役割としての母性、「子どもよりも病気な」親たち、「ためらう」ことの大切さ、脳と身体の関係など、意外な角度から親子の問題を洗いなおす。少しだけ元気の出る子育て論。
  • 虫坊主と心坊主が説く 生きる仕組み

    虫坊主と心坊主が説く 生きる仕組み

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    仕事、成功、世の中、自分、死の圧倒的現実を、静かに説き明かす対談! 「やりたいことっていうのは仕事じゃねえよ」 「死んでんのかな、ほんとに」 ―養老孟司 「成功すればするほど苦しくなるんじゃないかな」 「みんな自分の願望の充足のために現実を利用しようと躍起」 ―名越康文 この本では、私たちが日常で感じる「わけのわからなさ」に対する洞察が交わされています。 「お経は答えそのものである」との名越さんの言葉から、対談では様々な生きることの出来事が話題に上がります。 名越さんによると、人間は現実を見ずに幻想を追いがちで、その結果、不必要に動揺したり悲しみや怒りを感じたりしているそうです。 養老先生の役割は、そんな人々に「現実はこうだ」と示してくれることです。その結果、心が安定するのだとか。 また、お経は私たちの抱える様々なもやもやをスッキリさせてくれるものであり、人々の幸せを願いながら、真の教えを伝えているとのこと。 名越さんと養老先生が何を語っているのか、それは社会を変えようとする意図ではなく、あくまで彼らの「らしさ」が反映された対談となっています。 そして、お二人は対談が人々に何かの教訓を与えるとは考えておらず、ただお経のように心に響く何かを提供したいと願っています。 この対談を通じて、読者は日常生活の混乱や不安から一時的にでも解放され、新たな視点で生の謎に思いを馳せる機会を得られることでしょう。 生きることの本質に迫る試みとして、名越さんと養老先生の言葉に耳を傾けてみてはいかがでしょうか。 目次 第一章 「仕事」ってなんですか 第二章 「成功」ってなんですか 第三章 「世の中」ってなんですか 第四章 「自分」ってなんですか 第五章 「現実」ってなんですか 第六章 「死ぬ」てなんですか
  • まんがでわかる 隣のサイコパス

    まんがでわかる 隣のサイコパス

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻1,287円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 もしかしたら、あなたの周りにもいるかもしれない…。 世間に潜むサイコパスたちが隠し持つ「人格」をまんがでひも解く! 一見ごく普通どころか魅力的。 そんなあの人のもうひとつの顔を知っていますか? サイコパス=凶悪犯罪者だけじゃない! 社会の中で活躍しながら普通の人の生活を脅かすサイコパスな人々とは――― 本書では、殺人のための殺人を繰り返す凶悪犯や反社会的行為に没頭するような 強烈なキャラクターの持ち主ではなく、サイコパスの資質を有していても、 犯罪者になることなく市井に生きている人々にフォーカスします。 何食わぬ顔で一般社会に潜むサイコパスに見られがちな特徴を有する人物たちを まんがでわかりやすく紹介していきます。 自分の前にいざサイコパスが現れたとき思わぬ痛手を負ってしまうことのないよう、 その特徴や心理などについて詳しく解説します。 【目次】 はじめに 知っておきたい「隣のサイコパス」 ■Introduction■ 社会で活躍するサイコパスとは サイコパスとはどういうものか 脳科学が明らかにした特徴 サイコパスの症状は十人十色 サイコパスの行動を支配するもの サイコパスの資質に見るマイナス面 サイコパスの資質に見るプラス面 サイコパスは治療できるのか サイコパスの餌食にならないために Chapter1 バイト先の厳しすぎる先輩 プロファイル#1 本章に登場したサイコパス Chapter2 仕切らずに仕切るやり手編集者 プロファイル#2 本章に登場したサイコパス Chapter3 現場を自分色に染める上司 プロファイル#3 本章に登場したサイコパス Chapter4 シングルパパは猫の手も借りる プロファイル#4 本章に登場したサイコパス Special Interview 一筋縄ではいかないサイコパスの話/名越康文 Chapter5 私のためにけんかをやめないで プロファイル#5 本章に登場したサイコパス Chapter6 自称「かわいそう」な友達 プロファイル#6 本章に登場したサイコパス Chapter7 お父さんはサイコパス? プロファイル#7 本章に登場したサイコパス おわりに 演じた先にたどりつくのは/名越康文 COLUMN もっと知る! サイコパス 1サイコパスの科学者が真の自己を探求する書 2サイコパスの脳の特徴と引き起こされる症状 3サイコパスの心の穴を宗教、宇宙が埋める? 4サイコパスの診断が慎重に行われる理由 5ブレイクスルーの立役者=サイコパス? 6便利で開かれたネットはサイコパスの温床
  • 精神科医が教える 良質読書

    精神科医が教える 良質読書

    ビジネス・実用

    3.5
    1巻1,848円 (税込)
    「不親切な本」こそが、自分を成長させてくれる本。 「不親切な本」とは、今の自分の能力では読むことが難しい本です。本書ではこのような本を「限界を超える本」と呼びます。古典といわれる作品、名著と呼ばれる本など、今の自分の読解力や教養では理解できそうにない本。つまり、さまざまなジャンルの頂点に位置する“頂にある本”です。 これからの人生をよりよく生きるためには、読書は必要不可欠です。しかし、今の自分の能力の範囲内で読める「親切な本」だけを読むとしたらどうでしょうか?自分がラクにできる筋トレをしても筋肉がつかないのと同じように、「親切な本」を大量に読んだとしても本当の成長には結びつきません。 ウンウンうなりながら、1日数ページ、ときには数行しか読み進めることができない「限界を超える本」に挑戦してこそ、人生で経験するさまざまな「限界」や「壁」を乗り越えることができるのです。 「量」だけを追うのはもったいない読書。 人生に資する「良質」な読書をしよう。 本書は、読書が苦手な人にこそ読んでほしい一冊です。なぜなら、著者自身、読書が苦手だからです。本書では、30歳まで本を読まなかった精神科医の著者が、試行錯誤しながら身につけた読書術を紹介します。 たくさん読む、速く読むことが「いい読書」と思われがちですが、本書で紹介する読書術は、まったくその逆です。つまり「量」ではなく「質」にこだわる読書術です。 本を読むことは間違いなくいいことです。ですから、本書で身につけた読み方で、さらに「良質」な読書を楽しんでください。
  • 「どうせ自分なんて」と思う君に、知っておいてほしいこと

    「どうせ自分なんて」と思う君に、知っておいてほしいこと

    小説・文芸

    3.0
    1巻1,188円 (税込)
    【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 いま小学生に知ってほしい自己肯定感の話。 「友だちと比べて○○ができない」 「先生に怒られてばかり」 「ダメな自分がイヤになる」 「どうせ私なんて……」 そんなふうに思う君に読んでほしい。 精神科医・名越康文先生が手がけた、自分を好きになれない小学生のための本です。子どもが自分自身で自己肯定感を育んでいくためのヒントが詰まっています。 ●失敗したときは「よくがんばったね」 ●“ダメなところ”は“いいところ”でもある!? ●ガマンするより「助けて」と言えるほうが大事 ●嫌いな友だちは嫌いなままでいい!? 自信をなくしている子どもに寄り添う優しい文章は、子どもの心に小さな自信が芽生えるきっかけを与えてくれます。自己肯定感の下がりやすい小学校4~6年生におすすめ。 ※この作品はカラーです。
  • 40歳から若くなる! 名越式アンチエイジング

    40歳から若くなる! 名越式アンチエイジング

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻599円 (税込)
    40代になり、オジサンになりかけている自分にまずい! と思ったら、「雑草を抜く」「家電量販店に行く」など、この本で紹介するアクションをひとつでもやってみてください。澱んだ気持ちがカラッと明るくなり、心身ともにリフレッシュできるはず。本書は、TVでおなじみの精神科医・名越先生が、毎日の生活の中でできる小さな習慣を厳選して紹介。忙しい大人たちがその日常の合間でふとやってみたら、意外なほどリフレッシュできること、新鮮な気持ちや新しいアイディアが浮かんでくるきっかけになりそうなことが意外にたくさんあります。どのページもどの章も、あなたの人生のスタイルありき。それなりにみんな24時間バタバタしていること、疲れていることが前提です。どこから読みはじめていただいてもOK! あなたの小さな隙間時間に、ぜひやってみてください。心を瞬時に切り替えて若々しい気持ちを持ち続けよう!
  • 図解 対人関係が一瞬で楽になる心の技術

    図解 対人関係が一瞬で楽になる心の技術

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻1,300円 (税込)
    「今日はこんな嫌なことがあった」と部屋の中で一人、もやもやした思いを抱えていても、頭の中は対人関係であふれている。人間の悩み、苦しみ、喜びといった感情はすべて、対人関係の中で起こるといいます。精神科医である著者は、対人関係の悩みを解決するには自分の心と向き合うしか方法はないと語ります。本書では、「心を一瞬で変える技術」と「落ち着いた心の状態を維持するためのエクササイズ」の二つを中心にご紹介。マイナスの感情を断ち切り、深呼吸や瞑想などの方法を習慣化し、心が本来もつ能力を引き出す方法が学べます。今まで『心と向き合う本』というだけで「しんどそう」、「めんどくさそう」と敬遠していた方も、動きのある楽しいイラストが入ったことで、気軽に楽しんでもらえるようになっています。自分の心と向き合うことで、対人関係の問題を解決し、明るく、気分のよい自分らしい自分が見つかる一冊です。
  • どうせ死ぬのになぜ生きるのか 晴れやかな日々を送るための仏教心理学講義

    どうせ死ぬのになぜ生きるのか 晴れやかな日々を送るための仏教心理学講義

    ビジネス・実用

    -
    1巻850円 (税込)
    精神科医の最終結論! 不安から自由になるためのヒントは仏教にあった! 本書では、現代に生きる私たちが実践できる唯一の解答が「仏教の教え」にあると確信した精神科医が、出家や特別な修行を必要とせず、誰でも取り入れられる仏教の実践法を紹介。「困っている人に親切にする」など、不思議なくらい不安や悩みがスーッと消えて、心が晴れていく方法を具体的に解説します。心の中をつきまとう「漠然とした不安」から解放される1冊! (主な内容)●なぜ、悩みや不安は尽きないのか ●三分間、自分の心を見つめよう ●「私は怒っています」と唱える行 ●心の明るさは自分でつくる ●私が変わることで、現象が変わる etc. 「僕たち日本人は物質的に恵まれ、犯罪も少ない国で生活を送っています。環境面でも、社会面でも、これほど恵まれた国はないかもしれません。しかし、それにもかかわらず、僕ら一人ひとりの心の中には暗く、澱んだ「漠然とした不安」がある。なぜこれほど恵まれた生活を送っている僕らの心の中に、不安があるのか。それは、僕らがある一つの「問い」に答えを出していないからです。その問いとは、『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』です」(本書「第一章」より)
  • 感情が整う気持ち手帳

    感情が整う気持ち手帳

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,815円 (税込)
    ■感情を整える。続かない人でもできるたった30秒のリカバリ習慣 「最近、気持ちが不安定でイライラしやすい」 「モヤモヤが続いて、気分の切り替えがうまくできない」 「他人の機嫌や環境に左右されて、自分のペースが保てない」 「感情が爆発してしまい、あとで自己嫌悪に陥る」 そんな“感情の波”に悩む方におすすめしたいのが、 『感情が整う気持ち手帳』です。 ■本書で紹介するのは、毎日たった30秒でできる心の整え方 やり方はとてもシンプル。 一日の終わりに“今日”を振り返って点数をつけ、 手帳やカレンダーに記録していくだけ。 この「気持ち手帳」を続けることで、 感情の浮き沈みを客観的に見つめられるようになり、 感情に振り回されにくくなっていきます ■実践した方からは、 「感情を整えるコツがつかめた」 「自己肯定感が高まり、毎日が少し楽になった」 「小さなことにイライラしなくなった」 といった声が多数寄せられています。 “気分の波”に振り回されない自分へ。 今日から心が軽くなる習慣をはじめてみませんか? ■本書の内容 ・はじめに 感情が整う「気持ち手帳」をはじめよう ・監修者解説〝なんとなく〟の感情に目を向けよう ・Chapter1 たった30秒の習慣が起こす大きな変化 気持ちが整うしくみ 自分の状態をシェアしやすくなり、人間関係が改善する など ・Chapter2 感情が整う「気持ち手帳」3つのステップ 〝なんとなく〟の感情を放置しない ステップ1 1日のおわりに「今日」を5段階で数値化する(5?10秒) ステップ2 点数の「理由」と「感情」をメモする(20秒前後) ステップ3 1?2カ月、記録を続けてみる ・Chapter3 気持ちの波に名前をつけよう(感情のラベリング) 「怒り」にもいろんな種類がある 感情を表す語彙が増えるとコントロール力が上がる 感情に名前をつけることの科学的効果 感情ランキングをつくるワーク ・Chapter4 「気持ち手帳」と仲良くなろう 5点の理由を知ろう ご機嫌な時間(5点)を増やすアイデア 1点の理由を探ろう 不機嫌な時間(1点)を減らすアイデア ・Chapter5 気持ちと体はつながっている 気持ちに影響を与える5つの要素 「ボディチェック欄」で気持ちとのつながりがわかる など ・Chapter6 毎日をご機嫌にする3つのリスト タスクに追われると不足感が増してしまう リスト① ほめリスト リスト② できたことリスト リスト③ やりたいことリスト ・Chapter7 毎日をブラッシュアップする+αのメモ&リスト 自分を「もっといいな」と思えるアイデア ・Chapter8 ご機嫌な自分を育てるマインドセット ネガティブは悪ではなく「メッセージ」 「なぜこんなに落ち込むの?」の答え」 など ・Chapter9 感情マネジメントができる人になる 身近な人に伝染する「ご機嫌の波」 タスクに追われても「私はOK」といえる自分になる など ・Chapter10 継続のコツとつまずいたときの処方箋 継続のコツと、つまずいたときの処方箋 「3日坊主でもOK」な理由 など ・おわりに〝なんとなく〟の感情とともに自分と向き合う
  • あなたの近くの危険な人物! 【図解】サイコパスの話

    あなたの近くの危険な人物! 【図解】サイコパスの話

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,089円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 サイコパスとは、犯罪を平然と犯す、平気でウソをつき人を欺き騙すような人を指す。感情に乏しく、「共感性」がない「冷徹」な人間で、人を支配したがり、目的のためには手段を選ばない――そんな人間があなたのまわりにもきっといる!本書は心理学の面に焦点をあて、社会にまぎれ、職場、学校、サークルなどあらゆるコミュニティに存在すると言われるサイコパスを解説。 とはいえ、サイコパスはそれほど希有な存在ではなく、もしかしたら自分の周りにもいるかもしれない。また、自分や身近な人にも一面が隠されているかもしれない。そのような事実を聞いたとき、もっと詳しく知りたいと考えました。本書では、名越先生を監修に迎え、精神科の観点から、また図解でわかりやすく、サイコパスの真実を掘り下げます!

ユーザーレビュー

  • 「他人」の壁

    Posted by ブクログ

    意識について、動物と人との違い、考えることや違和感、仏教についてなど
    お二人の対談の中で興味深い話や考え方がたくさんありました。

    0
    2026年06月23日
  • 続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。孤独も悪くない編

    Posted by ブクログ

    とんとん読めて、そして腑に落ちる・‥疲れたときのスイーツみたい
    な、本でした。こんなのもたまには読もう・‥

    0
    2026年06月08日
  • 「他人」の壁

    Posted by ブクログ

    養老孟司、精神科医になりたいと思ったことあるらしい。

    確かに言語化って言われすぎると、言語化されてない部分を読み取ろうとする努力を怠りそうな感じもするな。

    ゲロ自体が嫌いなんじゃないよ。自然の中のゲロは臭くないけど、都市化された都会の中で嗅ぐゲロは臭いから嫌い。ゴキブリも森の中で見たら別に気持ち悪くないから。都会はこういう風にゲロとかゴキブリみたいないじめの対象を作り出すから嫌いなんだよ。

    「名越  多いというか、いつもそうですよ。だって僕、理解なんていいとこ 2 ~ 3割で、最後はワンフレーズだけ相手に伝わればいいと思っていますから。逆に言えば、相手の話していることを理解できなくても、ワンフレーズが壁を越えて自分の心に残れば、それはもうある意味で成功だと。だってね、僕のマネージャーってもう 10年近く一緒にやっている人で、非常に優秀で、僕のことを大切におもんぱかってくれている人なんだけど、それでも仕事を一緒にしていると、けっこうな大きい齟齬が生じるわけですよ。こんな違いがあるんだと。でね、もうそうなったら、一般の会社員の方が、たまに仕事で会うくらいの人だったら、まあ、通じている部分なんて、奇跡的に多くて 3割、集中していて 2割弱、ぼおっと聞いていたら 5パーセントとかね。それでいいと思うんです。だから、ワンフレーズがもし本当に伝わるなら、それはすごいことなんですよ。それすら残らないことのほうが多いんだから。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「養老  学校教育でいえば、国語とか英語の読解もそうじゃないですか。典型的ですよ。その文章から何を読みとるか、人によって随分、違っちゃうんだから。それなのに「その理解は間違いです。正解はこれです」って、何が正解なんだって。名越  そうなんですよ。うちの子どもなんか見ていても、算数の問題の解き方も、なんでこんなややこしい解き方するんだろうって思うんだけど、それでいいと思うんです。本人が不自由に感じたら勝手に変えるから。文章もそうですよね。「その解釈は間違っている」って誰が言えるんだろうと。親としては、なんかそういう感覚を大事にしたいんですよ。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「僕はよく講演とかでも言うんだけど、「あれ、なんかおかしいな」「これってなんだろう」と感じたら、その問題をずっと抱えておくんですよ。納得せずに疑問を持ち続けることが大切なんです。そのときは解けないかもしれないけど、「おかしい」という気持ちだけ憶えておく。そうすると、 3年とか 5年とか、もしかしたら 10年、 20年くらいい経って、ふっと解けることがあるんです。でも、多くの人は忘れるんです。なんで忘れちゃうかというと、未解決のままの記憶が頭に残っていると不快なんですよ。その不愉快さを消すために「まあ、世の中そういうもんだ」として、仮の答えを出してそれで納めてしまう。そういう人のほうが多いですね。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「ただ、承認欲求が悪いというんじゃなくて、大事は大事なんですよ。それ自体を否定しているのではなく。たとえば、行きつけの飲み屋に行って、店主から「いらっしゃい」と明るく言ってもらえたらうれしいけど、あいさつしても無視されたりしたら、「あれ?」と不安になったりね。承認してほしいんです。あるいは、人が仕事や趣味を通して自己実現を果たしていくうえでは、大きなエネルギーとなることもあります。だから、この感覚を完全に否定したり、無視したら人間社会は最悪なんで。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「名越  養老先生は先ほど、お若い頃はご自身でも「他人を理解しようと考えていた」とおっしゃいましたけど、そういうときはどうされたのですか。たとえば、大学の中での人間関係を、ご自分なりに模索されたりとかしたわけですか。養老  いや、僕は飲み屋へ行きました。大学はたしかに生活する時間が一番長い場所ではありましたけど、接触する人間の数でいえば多くありませんから。特定の人に限られますからね。そういう人とはかなり親しくはなりますけど、数はどうしたって限られます。名越  同じ人と同じようなテーマの話を繰り返しているだけだと。飲み屋さんにいる人間は不特定多数ですからね。養老  そう。理論が通じない人がいたりね。大学の人間とはいろんな意味で違う。前提として共有する価値観がないから。だから、人との接し方を覚えたという意味では、僕の場合は、飲み屋が一番大きかったんじゃないですかね。学部も関係なしに集まるし、全然知らない人とも会いますから。そういう人とコミュニケーションをとる。しかも、当時の僕もまた、明るい酒を楽しく飲むというよりは、いろいろ悩んで、もう飲むしかないっていうような、どっちかというと重たい気分で飲んでいましたから。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「名越  まさにそうなんです。そういう意味では、その時間が一番勉強になったという気がしますね。実はカウンセリングを見に行くためというより、いや、もちろん大きな目的の1つではあるのですが、その後の飲み会が楽しいから行っていたというのはありますね。それがすごく大事なことで。極論すると、終わった後に飲み会がない勉強会って、無駄じゃないかとさえ思うんですよね。もちろん、厳密に言えば意味はありますけど、ほぼ無駄なんじゃないかと。養老  賛成です。そのことに意外とみんな気づかない。名越  当然、勉強会で得られる情報や知識はありますけど、結局のところ、それは功利的な知識しか身につかないといいますか。自己啓発セミナーとかにハマる人もそうなんだけど、あれやると余計に自意識過剰になってしまうこともありますしね。無理してやっているもんだから、今度は効果を確かめたくなる。そうすると、余計に「相手はどう思ったんだろう」って、相手のことが気になる。結局、そこで得た情報の先にある現実、つまり未来に対して、実際にどう当意即妙に対処するかというのは、その人の知識の量ではなくて、人としての厚みのようなものに表れますから。逆に言えば、飲み屋の席なんかで、人間力みたいなものを日頃から鍛えていないと、未来に起こる未曽有の出来事に対応できないと思うんですよ。ただ、最近の飲み屋さんは、女性客のほうが多いなんていう話もあって、男は飲み屋に寄らずに家に帰って寝ちゃうというもんなぁ。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「養老  それ、駄目なんだよ。やっぱり、「わかる」とか「気づく」の処方箋は、感覚を磨けってことだからさ、答えを言ってしまうと。それにはできるだけ、多様な状況に身を置くことがいいんで、1つには飲み屋もそうだし、もっと感覚を鍛えられる場に、身を置いてみる機会が必要なんです。一番いいのは田舎へ行って、森とか川とか、自然に触れることなんだけど。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「名越  それと、誤解がないと正解もないというか、本当の正解って誤解から届くのかもしれないですからね。こないだ、たまたま『日本海大海戦』(東宝)という、三船敏郎とか加山雄三が出ていた昔の映画を観たんですけど、バルチック艦隊がどういうコースをたどってウラジオストックへ向かうのか、日本海軍が模索するわけです。どんなに諜報網を駆使してもわからない。海軍は焦るんですけど、霧が濃くて航路を誤った日本の駆逐艦が、迷って、迷って、ようやく仲間に追いついたと思ったら、それがバルチック艦隊だった。何が言いたいかというと、ひょうたんから駒のような、誤解から生まれる正解ってあるわけです。養老  誤解があるからもっと深い正解に至るとかね。あるいは正解の幅が広がるとか。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「養老  意味がないものはいらねえっていう世の中だから。不正解だから意味はないと。僕が虫の標本を見ていると「それ、なんか意味あるんですか」って聞いてくる。逆に聞きたいけどね、おまえに意味があるのかって。おまえが無意味に生きていることを俺はちゃんと許容しているじゃないかと。名越  それは言いたくなりますわな(笑)。養老  真面目に言えばさ、虫は論理的に意味がわからないことがたくさんあるから、だからしておもしろいんだ、ということなんだけど、それも答えるのがめんどうになる。楽しいからやっているんであって、別に意味なんて求めてやってない。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「名越  でも、わかります。それは仏教を勉強していても感じますよね。仏教って宗教の側面以上に、哲学とか心理学の側面のほうが大きいんですが、一番驚いたのが、「分別は妄想である」と。「無分別智が仏の智慧である」って書いてあるんですよ。無分別っていうのは、一般の言葉でいえば「バカ」ということですからね。ところが、総体的な主観とか客観とかの分別を離れた、いうならば真実の智慧が「無分別智」だと。そこへ到達しなければならないと。とても世俗化して言うと、「盗っ人にも三分の理」みたいに、悪とか善も、もっと広い見地で見て、その2つの力が世界をつくっているというふうに見なければ、本当の真実は出てこないんだよという。たとえばそういう極めて印象に残る深い言葉が出てくると、そんな凄い悟りに到達するには、思考を止めないとダメだと、無分別智の域には行けないぞとなる。この思考を止めるということがすごく肝心で。ところが、実際にはどういうことになるかというと、「そうか、無分別智を理解しなければいけないんだ」と、ますます思考しようとするんですよ。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「養老  だからもう、そんなことまで心配をしはじめると、自分は医者なんかとてもじゃないけど無理だということになる。解剖だったら遺体はもう亡くなっているから、これ以上亡くなるということはない。やってみるとわかりますけど、あんなに気持ちの落ち着く作業はないですよ。今でもそう思います。だって、解剖するでしょう、そのいじった結果は全部、自分に戻ってくる。責任問われるのはこちら側だけなんです。解剖が進んでいくと、手が切れたり、足が取れたりするわけだけど、それを誰がしたかといえば自分ですからね。そういう意味では、自分がやった結果だけがきれいにそこに出る。遺体に責任は一切ありません。一方で、生きている人間との対人関係というのは、相手が勝手に動きますよね、当たり前だけど。それによって、こちらも対応する。責任の所在があいまいです。何か問題が生じたときに、誰のせいだかよくわからない。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「養老  そういえば、関係ないんだけど、僕が解剖した人って肺がみんな真っ黒だったんですよ、それこそ煙草を吸わないお婆さんも。肺が黒くなる理由って知っていますか。これ、他のところでも言っているんだけど、消化できないゴミが中に入って、それを細胞が食べて貯めていくからなんです。だから吸っても吸わなくても、肺がんになる確率は大差ない。何が言いたいかというと、そういうことも観察するとわかる。名越  先生は本当にスパスパ吸いますからね(笑)。でもそういえば、喫煙者の数は急速に減っているのに、肺がんの患者数が比例して減ったという話は聞きませんね。養老  いや、むしろ上がっていますよ。こんどデータを見てみてください。だから僕は、肺がんの原因は禁煙だと冗談で言っているんです。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「養老  もちろん、目もそうだけど、あと手ね。目と手の解剖は一番嫌だった。相手の手を握らなきゃいけないでしょう。特に僕らの時代は素手でやっていましたからね、手袋をはめないで。そうすると、一番、嫌なのは手ですよね。腹なんていいんですよ、表情がないから。名越  ああ、それはもう絶対にそうでしょう。手は一番生きているように見えますし、絵描きでも漫画家でも、手が違和感のないように描けたら一人前どころかそれ以上って言いますもんね。ほんの微妙なニュアンスが違っているだけで違和感が生じる。そして死んだ人の手でも、生きているように見えますもんね。ぞくっとする。死んだ人は怖くなくても、死んだ人の手をまじまじと見るとそりゃあ怖い。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「養老  もちろん、目もそうだけど、あと手ね。目と手の解剖は一番嫌だった。相手の手を握らなきゃいけないでしょう。特に僕らの時代は素手でやっていましたからね、手袋をはめないで。そうすると、一番、嫌なのは手ですよね。腹なんていいんですよ、表情がないから。名越  ああ、それはもう絶対にそうでしょう。手は一番生きているように見えますし、絵描きでも漫画家でも、手が違和感のないように描けたら一人前どころかそれ以上って言いますもんね。ほんの微妙なニュアンスが違っているだけで違和感が生じる。そして死んだ人の手でも、生きているように見えますもんね。ぞくっとする。死んだ人は怖くなくても、死んだ人の手をまじまじと見るとそりゃあ怖い。養老  手は非常に表情がありますから。だから、いじらなくても、なんか嫌でしょう。それは解剖をはじめて 10年ぐらいのときに思った。なんで俺、手が嫌なんだろうなと。ああ、そういえば、動いてねえな、動かない手って見たことねえなって。手は怖いですよ。日常生活だと動かない手はない。そういえば、イタリアのホラー映画で、手をうまく使ったすごく怖いのがあったんだけど、あれは手の意味をわかっているんだ。だから握手という行為はすごく象徴的でね。儀式としておもしろい。だから、飲み屋のカウンターで、隣のおじさんの手を握るんですよ、そうすると「わっ」と逃げるんだ。ああ、やっぱり手を握るって特別な意味があるんだってわかる。名越  表情が読めない不気味さという点では、生き物ではないですけど、能面ってあるじゃないですか。あれもそうですよね。僕の母方の本家が町医者やっていまして、子どもの頃はよく、そこへお風呂を借りに行ったんですけど、その応接間に能面が飾ってあったんですよ。そうすると、その部屋へお菓子を取りに行ったりすると、どうしても目に入ってきちゃうんですよ。見てしまう。ものすごく恐ろしかったですね。もう、走って出たことを覚えている。あれも表情が変わらないという面ではね。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「養老  臨床心理の河合隼雄さんが、カウンセリングの秘訣は何ですかと人から聞かれるたびに、「相槌の打ち方ですな」といつも言っていました。相手の話に対して、どこでどう相槌を打つか、極論すればそれだけなんだと。話を聞いていないと相手は怒りますから、さっき言ったように暖簾で受け流すように聞きながら、それを相手に理解させるために相槌をタイミングよく打つ。名越  うなずくことによって、相手を承認しているという面がありますよね。逆に言うと相手は承認されたい。日本人はよくうなずく民族かもしれないですね。昔、野口晴哉先生の講演録を読んでいたときに、「あれ、俺のやってきたことって何だったんだ」と強烈に感じたことがありましたよ。ある日、野口先生のところに年頃の娘さんがやって来て、自分が長い間交際してきた男の人を激しく罵ったんだそうです。「先生、聞いてください!  こんなひどい男なんです!」というような調子でね。で、先生はそれを 1時間ばかりずっと聞いていて、散々悪口を言い続けた女性が「はぁ」と息をついだ。その瞬間に野口先生が、「で、式はいつにするんですか」と言ったというんです。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「養老  昔から言うじゃないですか、夫婦げんかは犬も食わないって(笑)。あれは本当のことです。他人の夫婦げんかに立ち入って、どっちの味方をしても絶対にダメなんですよ。カウンセラーでもない限り、触れないに越したことはない。そこまで文句言うということはもう、くっついちゃって離れられないんだからね。もちろん実際にはそんな単純じゃなくて、もっと複雑な事情もあるだろうけど、未練がなかったら文句も言いませんからね。特に女の人はそうで、はっきりしていますからね。本当に嫌ならさっさと縁切っていなくなりますよ。文句を言う前に目の前から消えちゃう。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「人間を構成している成分は、 7年で 100パーセント入れ替わるんですよ。だから僕は、人間は川のように流れ移り変わるんだと、本当の自分など存在しないと言っている。「同じ俺」なんていない。だから、聞いたふりをする。そこらへんのコツみたいなところが、ありがたいことに年を取ると多少できてきてね。逆に人の言うことは気にならなくなってくる。僕の評価は僕が決めることじゃなくて、他人ですからね。他人が勝手に決めることを、いちいち気にしてみても大きな意味はないわけで。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「人間を構成している成分は、 7年で 100パーセント入れ替わるんですよ。だから僕は、人間は川のように流れ移り変わるんだと、本当の自分など存在しないと言っている。「同じ俺」なんていない。だから、聞いたふりをする。そこらへんのコツみたいなところが、ありがたいことに年を取ると多少できてきてね。逆に人の言うことは気にならなくなってくる。僕の評価は僕が決めることじゃなくて、他人ですからね。他人が勝手に決めることを、いちいち気にしてみても大きな意味はないわけで。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「たしか、横浜市の統計だと、独身世帯が 4割に迫ってるんですよ。名越  僕もその記事、なにかで見たことあります。かなり前から結婚して縛られるのが嫌という流れはあると思います。とりあえず自由でいたいというか……。養老  たしかに結婚というのは制度ですから、いうならばある種の縛りですからね。形式的に縛られてしまう。いろんな形でね。もう 20年くらい前の話なんだけど、銀座のクラブへある人に連れていかれたときに、お店の女の子たちとママと、僕とで「結婚と同棲はどちらがいいか」という、まあちょっとアホみたいな議論をしたわけなんですが、僕とママが同意見で、絶対に結婚したほうがいい、しないとダメだという考え。一方で、若い子たちはほとんどが「同棲のほうがいい」と言うわけです。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「少子化と都市化は一体の問題なんですよ。まあ、保育園が足りていないとか、教育費にお金がかかるとかいう事情もありますけど、根はもっと深いところにある。ただ、僕に言わせると、子どもを育てることと、田んぼで稲を育てることは、根本的には同じことだと思っているんです。自然をコントロールなんてできないけど、手入れして育てることはできる。自然に対して手を入れて維持していく。僕は『手入れという思想』(新潮文庫)という本を何年か前に書いたんだけど、子どもというのは自然なものであって、放置しておくと野生児になってしまうけど、かといって親が完全に管理して思うようになるかというと、そうじゃないんですよ。心を込めて毎日「手入れ」をしてあげて、そして見守ってあげる。それを全部思うようにしようとするから、いろんな問題が吹き出てきているわけでしょう。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「だから、親は遠目から見守るしかないんです。それしかできないし、それでいい。見守る覚悟さえ持っていれば。勝手に走り回って、小一時間で勝手に生き生きするんですよ。ところが、現実はどうかというと、今の子どもというのは、夜遅くまで塾へ行っているでしょう。学校で 6時間も我慢したのに、終わってまた塾へ行く。夜の 10時頃に地下鉄に乗ったりすると、子どもが車内を走っているんだよ。あぁ、この子らは昼間、走らせてもらえていないんだなと思うわけ。夜の 10時にようやく自分の時間になっている。森とか林とか、さっき言った神社の境内とかを走れないから、しょうがないから地下鉄の中を走っている。これね、何かと言ったら、ただの虐待ですよ。日本中の子どもが塾しか行ってないということは、子ども全体が虐待されている。なんで夜中に子どもが、こんなところを走り回らなきゃいけないんだと思うよね。しみじみ感じる。だから、こんな社会で子どもが増えるはずがないんでさ。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「つまりそれは管理なんですよ。子どもが完全に管理されている。でも、本当は一番管理しちゃいけないのが子どもなんです。なぜなら子どもは自然だからです。遠くから見守るだけでいい。手入れというのは、バランスをとっていくという、日本人が自然に対して昔からずっとやってきた典型的なことですよね。いわば日本文化の自然に対する典型的な態度なんです。それをコントロールしようとする。「手入れ」と「コントロール」は違うんです。「手入れ」は相手を認め、相手のルールをこちらが理解しようとすることからはじまるけど、「コントロール」は、相手をこちらの脳の中に取り込んでしまうことですから。対象を自分の脳で理解できる範囲内のものとしてとらえてしまい、脳のルールで相手を動かせると考えてしまう。ところが、自然を相手にするときというのは、そんなことができるはずがないんです。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「山へ行くでしょう。そうしたら、虫というものを僕の脳を超えたものとしてまず認めるんです。そのうえで虫のルールを知ろうと試みること。これが自然と向き合うときの基本的なやり方です。それで何を申し上げたいかというと、今回のテーマは「知る」とか「気づき」とかいうことなんですが、そのためには、最終的には感性を磨いていくしかないわけです。そこには根本的なこととして、自分の人生に対する考え方というものに、必ずつながってくると思うんですよ。自分の人生にしっかりと向き合う必要がある。つまり、その人の人生というのを1つの「作品」ととらえる考え方が、古くからあった。それがすごく大事なことだと僕は思っているんです。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「言っちゃ悪いけど、あんまりできがよくない学生がぶつぶつ愚痴をこぼすわけです。そういうときに僕は言うんだけど、君の人生という絵は君にしか描けないんだよと。たとえキャンバスがボロボロの安物で、絵の具もそんな高価なものではないかもしれないとしても、それで完成した絵は君だけの絵であって、それが人生という作品なんだと。そういう発想が昔は今よりあったと思うんですよ。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「比叡山の千日回峰行というのは、修行という1つの象徴的な例としてあげられたと思うのですが、もちろんそこまで例外的にハードなものでなくても、聖徳太子も解説を書いたとされ、日本仏教にかなり影響を与えたとされる「維摩経」が、修行というものの意味を考えるうえで、1つの参考になるかもしれませんね。日本仏教の原点は大乗仏教ですが、その教えは、理論である「法」と、心を落ち着かせその機能を引き出すための「行」と、日常生活の中で行う「方便」に大別されるんですが、出家して修行ができる人というのは昔も限られていて、多くの庶民は社会の中で生活していかなければなりませんから、そうした中で浮上してきたテーマが「方便」。つまり、「法」や「行」だけでなく、一般社会に溶け込んで人に親切にしたり、世の中に貢献したりする「方便」を合わせて実践することで、より完成度の高い悟りを開くという考え方です。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「真言密教では「方便こそ究竟なり」と言っているんですね。苦しんでいる人の助けになりなさいということで、もっと言ったら、自分よりも幼き者とか、弱い者の助けになりなさいということ、それが一番の修行になると書いてあるんですよね。いいことをしなさいと。それが最大の修行だと書いてある。実際、密教では、「法」も「行」も、最終的には「方便」の実践を経て鍛えられ、そこで完成されると考えられています。つまり、「方便」というのは非常に大事で、今でいえば会社や学校、地域のコミュニティなどにおけるあらゆる関わりが「方便」には含まれています。積極的に世の中に関わり、行動し、周りの人を幸せにしていくことが、悟りへの道につながるという教えです。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「そういう形で人生をつくっていくという気持ちが、今は非常に希薄になっているという気がします。だから、他人をわかろうとか、わかりたいとかいう話をする前に、ここらで考え方を一度大きく変えてみて、いうならば「人生作品」とでもいう考え方に、向き合ってみる必要があると思っています。まずは自分が今、この時代に生きていて、その自分の人生を作品として完成するにはどうしたらいいか、どんな絵を描き上げればいいのか、それを模索できるようになれば、生きていく意味が大きく変わりますし、何より何倍も人生がおもしろくなる。下手な絵でもいいんで、下手なら下手なりの完成度というものがあるわけですから。とにかく描きはじめてみる。宗教が教えるべきことって、そういうことじゃないかと思うんですよね。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「仏教というのは、 2500年以上もの間、受け継がれてきた生き方の指針ですから、非常に現実的であり、ときに合理的でもあります。さっきも「方便」の話をしましたけど、大乗仏教では、行や方便は多くの人がイメージしているような浮世離れしたものでもなく、極度にストイックなものでもなく、一般社会の人々の生活と密接に関わっているものです。もちろん、それは現代社会にあってもです。たとえば、先ほどの「維摩経」でも、あるいは密教のお経ではもっと端的に、「欲から自由になることは、欲を持たないということではない」ということが強調されています。つまり、重要なのは「お金や物を持たない」ということではなく、「お金や物をどんなに持っても、それに縛られてはいけない」と教えているわけです。無理して名誉を遠ざけるのではなく、名誉を得てもいいから、決してそこにとらわれてはいけないということですね。「欲しい」という気持ちを無理に抑える必要はないし、抑えても意味はないということなんです。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「人生が1つの修行ということであればそう言えるかもしれませんね。仏教の修行にも階梯がありますから、それを放棄しているわけですからね。あと、江戸時代でも、士農工商の中から一番身分の低かったはずの商人がどんどん経済力をつけていって、おそらく周囲からは「なんだこいつら」みたいな、いうならば今でいうベンチャーみたいなもんだし、やってることはいわゆる生産活動ではないものだから、「こいつら楽して稼ぎやがって」みたいな、やっかみも一部にはあったと思うんです。そういうときに、石田梅岩(江戸中期の思想家)あたりが「商道」というのをつくって、商売は一生かかって自分の人格を完成させる修行の場だという考えを確立したでしょう。あの人なんか、滋賀の小さい商いの番頭さんだったのに、その商道の考えが全国へ広がるんですよね。なぜかというと、そういった一生を通じた自己錬磨という考え方が必要とされたということです。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「若いうちは簡単なことになかなか気がつかないんですよ。僕の年になったらよくわかるんだけど、いつも言うのは、俺が死んでも俺は困らねえもんって(笑)。そうでしょう。今日、名越さんと 2時に会うって約束してさ、行く途中で坂の上で車にひかれてりゃ、困るのは出版社と名越さんでしょう。わたしは全然困らないんですよ。自分の死に一番関係ないのが自分だからね。そう考えたら、自分の生死って、自分のものじゃないんですよ。釈迦の側から見れば単なる迷惑でね。それと、死のもう1つ手前にあるのが病でしょう。自分が病気になったらどうしようって、違うんだよね。僕だったら女房に病気になられると一番困るんだ。女房は苦しいとか言っていれば済むけど、こっちは自分でメシ作ったり、いろんなことしなきゃならなくなるからさ。もちろん半分は冗談の世界だけどね(笑)。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「自分の死なんて関係ないというと、「かっこつけやがって」とか言うわけです。強がっているとかね。僕だって死にたいと思っているわけじゃない。不安がないわけではないです。でも、どうせ死にたくないと思っても、そんなの無駄でしょう。わかりやすく言うと、僕たちは毎日、必ず寝ますよね。そのまま死んでしまったらどうなるか。どうもならないでしょう。慌てるのは残された家族であって、死んだ本人にとっては、何も気づかない。だから関係ないと言っているんです。中には、死というものから遠ざかりたくて、家族のつながりも面倒くさくなり、子どもは産まないという人もいるかもしれない。そういう面はあるかもしれない。だから、もっと簡単に考えて、遠くから見守っていればいいんだって、子どもなんていて当たり前なんだって言うんだけどさ。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「話が「少子化」から「子ども」や「自然」との乖離にいって、最終的には「人生作品」とか「修行」という話に移ってきているわけですが、話を少子化に戻しますと、結局は 1人でいたほうが楽だということなんです。「俺はこのままでいいよ」と。たしかに、結婚して奥さんと大げんかしたりね、子どもの学校のことでちょっと悩んだりするのは、一見すると面倒なことでストレスなのかもしれないけど、さっきの「方便」じゃないけど、やっぱりそういうことの日々の繰り返しで、自分が変わってくるわけですよ。その変わるチャンスを、しっかりと自分に与えてやらないといけない。僕はそう思います。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「意識がつくっている社会という意味で、「意識化」と言い換えてもいいのかもしれません。子どもを産むなんていうのは、本来なら自然の行為ですからね、得だとか損だとか、合理的だとか非合理だとかを、脳の中であれこれ理屈を並べて考えてやることではないはずです。もっと本能的なものですよ。ところが、頭で考えてやろうとすると、子どもは一気にいなくなるんです。育てるのが不安で大変だから。その一歩手前が、さっきも言った結婚をしないという選択でね。これはつまり、社会があまりに「意識化」されすぎている1つの現れじゃないかと思いますね。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「意識がつくっている社会という意味で、「意識化」と言い換えてもいいのかもしれません。子どもを産むなんていうのは、本来なら自然の行為ですからね、得だとか損だとか、合理的だとか非合理だとかを、脳の中であれこれ理屈を並べて考えてやることではないはずです。もっと本能的なものですよ。ところが、頭で考えてやろうとすると、子どもは一気にいなくなるんです。育てるのが不安で大変だから。その一歩手前が、さっきも言った結婚をしないという選択でね。これはつまり、社会があまりに「意識化」されすぎている1つの現れじゃないかと思いますね。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「そのとおりですね。だから、世の中が「意識化」すると、人の相手を見る目が喪失するんですよ。目が濁る。感覚で感じられなくなるから。学校でも、先生が生徒一人ひとりの特徴を、感性で識別することができなくなっている。極端にいうと、みんな同じに見えてしまうんですね。そうするとどうなるかというと、生徒は「僕には個性がないんだ」と感じるようになる。だから、「脳化」や「意識化」は、社会から個性をも喪失する危険性をはらんでいるんですよ。こんなこと言うと怒られるかもしれないけど、国会で「妾論争」なんかやっていた時代のほうが、ある意味ではよっぽど健全だし、健康的だったし、正常だったんじゃないかと、僕なんかは思いますよね。法的な話とは別に。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「 「意識化」とか「脳化」の弊害って何かというと、頭でわかろうとすることでしょうね。何でも脳の中で言葉に置き換えて、説明がつくと考えている。それでわかった気になっている。「よし、俺は気づいたぞ」なんて思っている。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「動機をわかってしまった瞬間に、まるで乗り移られたようになったりしてね。いや、本当にそうならないとも限りませんよ。ですから、やはり繰り返しになりますけど、「わかる」ということが、言葉にできない感覚的なものなんだということが、社会の考え方の中からすっぽりと落ちてしまっているんでしょう。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「学校教育の影響というのも非常に大きいんですよ。学校で教わることって、言ってみれば建前ですから。意識化して建前だけを教えているわけですから。僕は勉強とは山に登ることだと比喩的に言っているんですけど、つまり高いところに登って視野を広げることなんです。見える範囲が広がるということは、人間として成長することですから。僕は子どもの頃から虫が好きで、親からは「くだらないことばかりしているな」と叱られましたけど、一方で虫のことを調べるわけだから知識が必要になります。標本を作るときに、どの薬使ったらいいとかね。英語で書いてあるのもあったり。そうすると、自分の好きなことを徹底的にやり続けるためには、「あ、この教科が役立つな」とか「これをもう少し勉強しよう」とかがわかってくる。「学校の勉強って役立つじゃん」と気づくんです。そういうときがやってくるんです。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「高いところに登って視野を広げると言われましたけど、たしかにそうで、僕は世の中の仕事の 8割くらいは、全体像が見えてくるとおもしろくなると思っていて、学校の勉強も同じことが言えるかもしれません。先生の場合は、山で虫を追っかけまわしているうちに、それこそ意識化ができない様々なことを、自然と学んでいった。でもね、そういうことを、子どもを持つ親御さんに言うと、今度は「山や森に行くとどんないいことがありますか」とか聞かれませんか。「具体的な効果は」とか。僕はよく聞かれますよ。そこへ触れることが大切なんであって、その結果として何が起こりますかなんていうことは、本当は聞いちゃいけないのに聞くんだよね、今の人は。森に行ったらこれだけ偏差値が上がるなんてことはないんでね。健康面でいえば、森へ行くとこれだけ内臓にいいという数値が出ましたとか、血圧がこれだけ下がりましたとか。そういう方向にもっていきたがる。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「たぶん今の養老先生の言葉が答えみたいなもので、「ただやる」ということが大切なんですよね。「行」というのは、どんな意味や効果があるかを考えないで、「ただやる」。ダイエット本とか、お金が貯まる本とか、いわゆるハウツー本の延長のような感覚なんでしょうね。「この本を読んだら 10キロ痩せられる。だから読もう」というような。プラスアルファの実利を求めてやってくる。でも、ハウツー本と「行」はまったく違う。「行をしたら、こういう具体的なプラス効果がありますよ」という実利は、仏教では明示はされていません。単純な効果は明らかにされないまま、「ただやりなさい」と要求される。滝行をやるなら、先入観を持たずに「ただ打たれなさい」と。坐禅をするなら「ただやりなさい」と。ところが、そう言うと「それじゃやる気にならない」とか、「具体的な効果や可能性が見えないとやれない」という答えが返ってくる。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「そうなんでしょうね。実際、テレビの解説なんかでもあるんですよ。禅を組むとこういう神経に働きかけてとか、滝に打たれると身体にこういう効果が、とかね。それ自体は噓ではないのですが、でも、理論的な説明ばかりを先に頭に入れてしまうと、「行」の意味がなくなってしまうわけです。せっかくトライするのに、まあ少なくとも大いに薄れてしまう。「行」というのは自分自身が変化する体験なんですが、どう変化するかは当人にはわかりません。わからないはずの「変化した後の自分」を勝手にイメージして、ありもしないゴールへ向かって「よし、あの悟りの世界へ行くぞ」なんて歩いていっても、それはただ、事前に自分でイメージした「悟り」の感覚を、脳内で再生産しているだけです。つまり妄想が成立してしまう。僕は毎晩、瞑想をしていますけど、それを人に言うと「自分もやってみます」となるんだけど、「リラックスをしよう」なんていう気持ちでやると、だいたい失敗します。あと、「行」の話と同じで、「瞑想はどんな効果がありますか」とか「瞑想をするとどんな感覚が起こりますか」とか。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「瞑想すると仏さまが現れて、まばゆいばかりの光に満たされて……と。たとえそうなったとしても、何千ルクスの光が見えたとしたって、何日か続いたら人間は飽きますよ。ただまぶしいだけで。そんなの悟りじゃないんでね。散歩とかもそうじゃないですか。「気分転換のためにいつもと違う道を歩いてみよう」というのは、別に悪いことじゃないんだけど、でもあんまり「気分転換だ、気分転換だ」って目的として考え続けていると、せっかくのノイズみたいなものが、入ってこなくなるんですね。ノイズは意味がない邪魔なもんだと思っているから。虫と一緒でしょう。いなくてもいいノイズだから。どうせ風が自分の頰をなでて爽やかな気持ちになるとか、木々の匂いがして、それが脳に効果的なのかとか、そういう方向の気分転換を、あらかじめ脳の中で、意味として想定してしまっているから。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「言葉にとらわれていることに気づかない。だから、先ほどから言っている意識化でいうと、「行」というのは、わからないままに「ただやる」ことで、言葉で説明ができる限界を超えることができるんです。言葉は便利な道具なんだけど、往々にして人の心にブレーキをかけます。その限界を破る1つのきっかけを「行」は与えてくれているわけですから。しかも、「行」といっても、何時間も坐禅して瞑想するとか、滝に打たれるとかじゃなくて、気持ちを切り替えられるならなんでもいいんです。これは他でも書いたんですけど、僕なんかは「眼鏡を丁寧に拭く」という行為を、いわば頓服薬的な「行」として日常生活に取り入れているんです。眼鏡をゆっくりと丁寧に拭くだけで、頭の中でごちゃごちゃしてたことが、すーっと整理されていくんですよね。眼鏡がきれいになることが目的ではなくて、丁寧に拭くというプロセスが大事だということ。だから、部屋の掃除とか、アイロンがけなんかでもいいと思いますよ。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「それがわかってもらえない。僕は精神科医ですけど、医師の経験からいっても、プラスアルファの実利だけを示しても、人の行動は変わりません。カウンセリングしていても、一番大事なことだけを「これを覚えておいてな」ってしつこく言うんだけど、実行する人は 1割くらいかな。こちらは理解してもらおうと、しつこく言うんだけど、相手は相手なりに理解をするわけでしょう。生活習慣病の人に「こうしたほうが体にいいですよ」「こうしないとだめですよ」とデータを示し、医師の立場で説明したとしますよね。これはまさに「実利」なんですが、だいたいの人は行動を変えることができない。できても一時的ですよ。プラスアルファの実利なんて、人を動かす力なんかない。本気で変える気があるなら、人生のどこかで、頭の中のステージを全部ガランと音を立てて変えてしまわないとダメですね。人生の方向性そのものを大きく転換させるという。そういう人もまれにいます。多くはないですが。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「森林セラピーってそういうことなんですよ。会社の上司のこととか、恋人とのトラブルとかね、のっぴきならない悩みで落ち込んだり、怒りが止まらなかったり、食欲がなくなったりね。そうやって精神が追い詰められているような人は、森へ行ったほうがいいんですよ。今すぐにね。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「あと、森や山へ行けというと、みんな「仕事が一段落したら」とか「時間の余裕ができたら」って言うでしょう。でも、対人関係がギスギスして、人にも言えないような問題を山ほど抱えている人ほど、抱えたままでいいから今すぐ行ってこいと言うんです。医学的にもそちらのほうが、効果がはっきりわかるんですよ。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「僕は森も好きだけど、最初にはっきりと感じたのはお寺に通いはじめてからですかね。結界が張られている真言密教のお寺の中に入ったら、頭の中の大半を占めていた世俗的な悩みが、瞬間的にふっと小さなものに見えましてね。手を合わせたら心がすーっと落ち着いていく。「なんか癒やされているなぁ」くらいの感じだったんですけど、 2年、 3年と通ううちに、「これはちょっとすごい力だな」と。言ってみれば、社会という枠組みの外側に出たような感覚なんでしょうね。それによって自分の気持ちが相対化するという。ああ、そうか、自分は相対的なものに悩んでいたんだと。人の悩みというのはすべからく相対的なものです。だから、さっきも言ったように、死は悩みにならないでしょ。死は絶対的なものだからさ。死んだ後は、自分はこの世にいないんだから、悩む必要がない。それを「死と生」というふうに観念的に相対化するから悩むんです。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「たしかに、効率面でも合理性がありますしね。都会と田舎の2つの世界が、どちらかに偏らずにバランスがとれる。だから、そういうところも含めて、1つには森林セラピーということ。漠然ともやもやしている人よりも、進行形で心が極度に追い詰められているような人こそ、できたら森林セラピストと 2、 3時間歩いてね。ここで呼吸をしましょう、目を閉じてみましょうとかやってみる。そうするとね、舞台がガラっと全部変わるときがある。自然に入ると、今まで自分がもがいていたのが、1つの社会の中のさらに小さな事象にすぎなくて、社会の外側には世界や自然があるっていうことを、頭じゃなくて体が感じる。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「まさに、人がお寺に行って気持ちがすっと軽くなったとか、明るくなったとかいうのは、その人が無意識のうちに、境内や仏像や、それらを含むお寺の「場」と同調したということでしょうね。自然も宗教施設も、場の力というものがあります。場と同調すると、自分の立ち位置や役割ががらりと大きく変わりますから。それまでは、誰々の伴侶の私とか、誰々の恋人の私とか、会社の課長の私とか。でも、自然の中に入ったら関係ない。お寺へ行ったら関係ないんですよ。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「なんというか、歩いたら足からわかるというか。風を感じれば毛穴からわかるというか。それも限界がありますけどね、表現としては。だから結局、ここでわかっていると思っていても、本当はその状況の中に自分が巻き込まれたときに初めてまるっとわかるみたいなことでしょうね。そういうことを、それこそ丸っきりわかってくれないっていうか。知り合いの山へ行って、杉林の間伐でもやったら、それは気持ちがいいに決まっているんです。でもその理屈はいちいち言わない。「これこれ、こんな風に気持ちがいい」「だから心身にいい」なんてことはね。たとえば今ね、天気がよくて、これが会議室じゃなくて林の中でさ、葉っぱが風にそよいでいるのを見ていたら、気持ちがいいもん。黙っていてもいいんですよ。雲が見えて、青空が見えて、木が見えて。別にそれでいいんですよ。説明しようがない。どうしても知りたいなら、自分で行って感じるしかない。僕とはまた違う感じ方になるでしょう。あるいは、「ただ寒いだけだった」「疲れた」と後悔するかもしれない。それはそれで仕方ない。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「だから、医師の立場でいえば、「会議室から出て自然に触れる」ということに対する、心理療法的な効果だってあるんです。二日酔いが治ったりするんだからね。起きて森でも歩いていれば。だから森林セラピーというのがあるんで、そういう対処療法も立派な1つの医療なんです。僕だって年に何回かは頭痛がして、薬飲むことがありますからね。そういう意味では、どんな目的や動機であっても、「森に行ってくる」って発想して行ってみることはいいことですけどね。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「あの、これ僕よく若い人にも言うんだけど、日本には本当にたくさんの宗教資産がありますからね、恩恵にあずからないと、もったいないんですよ。一説には、寺は全国に 7万 7000、神社は 8万 8000あるというんです。京都や鎌倉ほどの有名な観光地じゃなくても、どんな街だって 10分とか 15分も歩けば、なにかのお寺や神社に行きあたりますからね。そういうところは拝観料なんてとりませんし。つまり、昔の人たちがせっかく残してくれた莫大な宗教資産を、我々は今、ほとんどタダで利用できるんです。そういう国に住んでいる。これは本当にもったいないことなんですよ。仏教というのはもともと、日常生活に取り入れられる哲学であり、教えなんですけど、それが全然活用できていない。仕事で出張に行ったとか、打ち合わせであまり来ない駅で降りたりしたときなんか、ちょっと歩いてお寺でも見かけたら、ふらっと入って、何も考えずに手を合わせてね。そういう時間が日常にあるだけでも、気持ちの持ち方というのは大きく変わってくると思いますよ。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「ほとんどそうでしょうね。「あ、もういいや」って怒るのを止める心理の裏には何があるのかというと、よくわからない。そもそも内的な世界の悩みって、表に見えてこないから、なかなかわかってあげることができない。頭に棘が刺さっていたら「痛いだろうな」とわかるけど、頭痛だと表面的にはわからない。ましてや悩みはもっと複雑で、つまり隔離されている苦悩ですよね。でもそれって、往々にして状況が変わった瞬間に「あれ」って夢から覚めるようなことがあるんです。もちろん、必ずじゃないですよ。そういうことがすごく多いんです。それというのは、さっきから言っている「わかる」とか「気づく」ということもそうで、何がきっかけで「あ、そうか」となるかわからないんですけどね。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「同じですよね。篠栗町で弟子を連れて合宿するという話をしましたけど、本当に反応がわかりやすいですよ。終わると「先生、良かったです、素晴らしかったです!」って目をキラキラさせて言うんですよ。まるで僕がすごいカウンセリングをしたり、すごいことを教えたかのような顔して。だから、僕はすごく得をしているんですよ。でもそうじゃない、森のおかげなんです。森の中を適当に歩いてね、お寺を3つくらい巡ったらさ、誰だって生き生きしてくるんですよ。それで以前、福岡のテレビ番組で、その篠栗の森へ行ってみましょうというような企画があったのですが、その良さみたいなものを、テレビを通じて視聴者へ言葉で説明するのって、ものすごく難しいんですよ。はっきり言って無理なんです。そうでしょう。「とにかく行ってみろ」としか言えない。「先生、どういう効果がありますか」とか聞かれても、「いやぁ、そこへ放り込んでみるしかないですねえ」と僕は思っている。ただ、さすがにテレビなんでそうもいかない。なので、意識化した言葉を並べて説明するわけなんですが。まあ、伝わっていないですよね。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著


     「現代人は生きそびれていますよ」と僕はよく言っているんだけどね。ネット見ると山ほど情報があるんだけど、ああいうものは全部、死んでいますから。死んでいるという意味は、固定しているでしょう。明日になっても変わらない。いつまで経っても同じなのが情報なんですよ。でも人間は情報じゃないし、自然も情報じゃない。諸行無常ですから。それを取り違えるからおかしなことになる。ネットの中のものは全部そうですからね。新しいものは次々出てくるけど、そのまま全部が固定しちゃう。そういう情報はたしかに便利かもしれないけど、生きてはいない。死んでいる情報とだけ対峙して、それではあなたは、生きていることとは違うんだよというところに、人生のどこかで気がついてほしいんです。

    「会社員だって無機質な会議室にいるより、外へ出て空気を吸って考えたほうがいいんだから(笑)。デカルトも言っているじゃないですか。「世間という大きな書物を読むために、自分は書斎を出た」と、『方法序説』に書いていますよ。まぁ、あれは物理的に外へ出るということもあるけど、枠から飛び出ていろんな仕事をして、いろんな経験をしなさいという意味もありますけど。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    「だから外へ出ろというんです。「逍遙学派」というのが昔からありますからね。「逍遙」というのは散歩の意味で、アリストテレスは散歩をしながら講義をしていたらしいし。ただまあ、思うんだけど、やっぱり男の生き方って、西行から芭蕉まで、けっこう旅をしたり、うろちょろ動いていますよ。剣豪も塚原卜伝が山中に 1人で暮らしたりね。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    虫採りなんて典型的にそうです。虫が好きな人に「おい、行こう」と言ったら、みんな絶対行きますから(笑)。会社や家族の妨害がなければ、全員が絶対行くって言う。そういう連中を、僕も含めて無機質な会議室に閉じ込めておくと、きっと頭がおかしくなりますから。人ってそういうもんでしょう。生きているんだからさ。やっぱり、そういう子どものような気持ちを、70歳になっても80歳になってもなくさないんですよ。虫採りに行ったらバカに戻ってね。実は6月にも、4、5人で台湾へ行ってカミキリムシを採ってくるんですよ。案内してくれるのが周君という台湾の人で、北京でインセクトファームをやっている人なんだけど、台湾は地元だから当然詳しい。「案内してよ」と言ったら、「その頃は北京で仕事をしているから、夫婦の往復の旅費を出してくれたらガイドしてもいい」と言うから「いいよ、出すよ」と。北京から台湾への飛行機代なんて安いからさ。それで案内してもらってね。カミキリムシって、高いところを飛んでくるんですよ。知っていますか。それを長い竿で採るわけ。バカですよ、こんなもん(笑)。でも楽しいんだ。

    「だから、トランプじゃなくても、変な人が出てくる理由があったんです。英国の EUからの離脱も根っこは似ていて。どの国も政党を見ると、ナショナリズムを標榜している政党が票を伸ばしていますよ。ドイツだろうが、フランスだろうが、オーストリアだろうがね。だから、トランプが台頭するのも当然といえば当然なんで。しかし多くのメディアはそう考えなかったですね。そう言わなかった。トランプは負けると。日本もアメリカも、マスメディアは軒並み、そういった方向の逆側の考え方に取り込まれた。」

    —『「他人」の壁 (SB新書)』養老 孟司, 名越 康文著

    なぜメディアや多くの人がこれを「結果」という視点でとらえられないのかというのは、本当に強く感じます。そこへ踏み込んでいる評論家って少ないですよね。結果ととらえれば、もっと本質的なプロセス、つまり、なぜこういう結果になったかという、自分たちの根源にある欺瞞とか、過ちに気づくはずなんですよ。つまり、本質的なことにね。なのに、「トランプ現象が起きた、大変だ、じゃあどう対応したらいいんだ」という方向に行きがちですよね。良くも悪くも、今までの自分たちのやり方がこれを招いたという考え方に至らない。だから本質に気づくことができない。これまでの日常がトランプを生んだんだという、そこの部分へ行けないんです。「いよいよ政治の末路だ」って、いやいや、政治の末路なんて歴史上で今までも何度もあったじゃないかと。唐や漢や、周が倒れるときも、末路みたいなことはあったんだっていう。

    名越康文

    「新聞だって「大衆迎合のポピュリズム路線はダメだ」と社説で書くんだけど、大衆が多数決で決めているんだからさ。じゃあ民主主義って何なんだという話。そうじゃ

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    2026年03月27日
  • 続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。孤独も悪くない編

    Posted by ブクログ

    孤独が良くないという固定観念を崩してくれる。もともと一人で旅行するのが好きなので、孤独にさいなむことはほとんどなかったが、リモートワークについていけず休職までしている身からすれば、リモートワークの孤独さから解放される内容もあり気が安らいだ。当たり前じゃないからこそ気づけることもある。そうなのかなあ。まだよく分かっていない。

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    2026年02月07日
  • どうせ死ぬのになぜ生きるのか 晴れやかな日々を送るための仏教心理学講義

    Posted by ブクログ

    ★★★★★ フルプライスで購入したい

    心の浮き沈みと向き合うための仏教のアイデアを紹介してくれる本。基礎的でありながらも素人には新鮮な考えも多かった。
    以下参考になったもの

    ・自分も世界も常に移ろっていくもの
    ・『自分』と『自分の気持ち』は切り離して考える
     自分は安定 気持ちは不安定
    ・怒り(瞋)は自分も傷つける
    ・不安・蔑みも怒りから
    ・心の中で「私は怒っています」

    ・『行』で安定状態を明るくしていく
     『行』…ひたすら無心で何かに集中すること
    ・簡単で続けられる行を毎日(掃除を毎日10分とか)

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    2026年02月03日

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