生きるのが“ふっと”楽になる13のことば

名越康文

ちょっと生きづらいのが、「先人の教え×名越心理学」ですーっと消えていく。テレビなどで活躍する精神科医が心を動かされた名言をヒントに、「幸せな時間」のつくり方・「才能」の見つけ方など、日常に潜むさまざまな悩みへの実践的な対処法を解説する。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: 学術・語学 / 哲学・宗教・心理
• 出版社: 朝日新聞出版
• ページ数: 232ページ
• 電子版発売日: 2018年02月23日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 2MB

[haco · ★★★★★]

名越先生の語り口が心地よい本です。
言語化がとても優れている方だと思います。
『無意識で連動するパフォーマンスの良さが、なぜかはじめからインプリント（刻印）されている分野を、「才能がある」と表現しています』
本文から引用しましたが、才能があるという言い方をこのように定義していて私にはしっくりきました。
ゆったりとした気持ちで読める本です。

[ブクログ · ★★★★☆]

今の自分に刺さる言葉はあまりなかったけれど、いつか読み返した時に心に残るかもしれない。時期をあけて、読み返したい。

[ブクログ · ★★★★★]

するするできるジャンルが、自分の才能の場所。怒りの8割以上は寂しさから来ている。物に対する執着が、恨みをもたらす…人生は長期戦。個人でピークが2年以上なんて、どんな分野でもめったにないから、世間的な成功は羨ましくないと思える。

親切は、自分が困らない程度内で…！本当にいい親切は、無意識に行なっていること。

個性とは、気づいたら出てくるよ！
自分の当たり前は、他人にとっては摩訶不思議かも。

■深い意味での復讐は、相手の奪ったことに対してできるだけ長いスパンで復讐すること…目の前で仕返しではなく長期間で自分が何かを生産することに集中して、幸せになり、リベンジする。
■親切は「自分のスケジュールを変えなくていい限り」まで、困らない範囲内で。行った親切はどんどん忘れること。自分を救うためにも、累積加算しない！

■有能な話の聞き方は「相手の話の腰を折らず、相手の話を広げること」。

■好奇心とは、自分の中で再構成するちから。再構成するときに用いるちから。
■なぜ好きなのか、を考えてみよう。自分の中のあたりまえの奥にあるものを掘り出す。

■自分にできないことは、「できません、すみません」と正直に言えるのが、真に健全な信頼関係。