テーマは興味深いし、モリナガ・ヨウさんの
挿絵というかまんがというかは楽しいし、
全体的にすごくいい本ではあるのだけど、
頭にはほとんど知識が入らなかった。
唯一響いたのは、
この本のタイトルでもあるが、隣の国が我が国の歴史をどう研究しているかを
追いかけるとよい、逆も真なりで、日本も中国史の研究を中国に教えるとよい、
的なこと、かな。
隣の芝生は青い、じゃないけど、客観性は出るだろな。
偏見もありそうだけど。それは自国も同じ。
今や日本は「美しい日本人がそんなことをするはずがない」と、
幼稚な正義感?で、関東大震災時の朝鮮人虐殺やら、
大東亜戦争時の捕虜や沖縄戦の市民の扱いに蓋をしている。
事実は事実として受け止めなくては。
人間なんてそんな大したものではないのだ。
東日本大震災でも行列を崩さなかった、なんてことを美談にしているが、
その一方で店の略奪などは当然あったわけで。
それも外国人のせいにする向きがあるが、それだけのはずはない。
いろんな人間がいるのだ。
SNSの誹謗中傷もしかり。いじめしかり。
そんなもんだ。
歴史を追うのは大切。
。。この本の主旨もおそらくそういうところにあったのだろうが、
なぜか残らなかったな、、
私がそんな戦前を知ってるわけはないのだが、、、
んーーー
第1章 日中の戦争観――歴史認識を問い直す【日本と中国1】
●海の向こうは……世界の中の日本と中国
●重慶で私も考えた 中国重慶の国際会議で触れた中国研究の最前線
●自国の利己追求に歴史が「使われる」時代
●敗者の帰還と満洲体験 帰還者は帝国崩壊をどう捉えたか
●中国と中国人にとっての1945年
第2章 競存から緊張へ変化した日中関係――私たちは今、何をすべきか【日本と中国2】
●苦難の中の日中関係 対立と共存
●日中関係、どこからやり直すか
●歴史の中に存在する多彩な中国像
●日本・中国・台湾 三国関係を追う
●世界政治を揺るがした「田中上奏文」の謎に迫る
●「田中上奏文」はどのようにして作られたか
第3章 西洋と東洋を結ぶ架け橋へ――何が日ロ関係を転換させたか【日本とロシア】
●ロシアが残した日本史への刻印
●花も実もある日露関係 拮抗する二国関係において「真実ならざるもの」を見抜く
●日本とソ連、それぞれの1930年代
●ソ連と日本 タフな交渉と戦争の時代
●ロシアの対日参戦の正当性を探る
●日ロの類似点が導く対ロ交渉の到達点
●帝政ロシアからソ連を経てロシアへ
第4章 明治日本はイギリスに何を求めたのか――日本人の英国観の変遷【日本と英国】
●一つに収斂(ルビ:しゅうれん)しない日英関係の姿
●ギャップに満ちた日英関係
●現代の米中対立と戦前の日英攻防
●戦後ロンドン金融市場の変容
●イギリスの平和思想と国際連盟への期待
第5章 東アジアの国際情勢にみる日独関係――「同盟」の真のかたちとは【日本とドイツ】
●東アジア情勢の中で語られる日独関係
●日独関係における相互イメージ
●日本とドイツ、人と技術の交流
●長期政権を築き、新時代を拓いた桂太郎
●桂太郎の複眼的思考を書翰から読み取る