文学の扉 - ほのぼの作品一覧

  • ぶたのしっぽ
    4.0
    ■第26回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作品 中学二年生の豪太郎が熱中している趣味は、編みぐるみ。特に最近はぶたの編みぐるみに凝っている。だけど、それはクラスメイトにも、幼なじみにも言えない秘密だ。なぜなら、その趣味は「男らしく」ないから。 そんなとき、職場体験をきっかけに「ヤングケアラー」で「不登校児」のクラスメイト、篠田と知り合うことになる。少しずつ知る、篠田の話。家族の事情もあるが、何より自分の意思で家にいること。宇宙に行くという将来の夢……。 「ふつうってなんだろう」という疑問が変化したとき、豪太郎の中にひとつの答えが生まれる。 それぞれの心の痛みを丁寧に描いた力作。 第26回ちゅうでん児童文学賞 大賞受賞作品。 [選考委員:斉藤洋氏、富安陽子氏、山極寿一氏]
  • ブルーラインから、はるか
    3.6
    夏休みが始まって10日目。 家を避け、市内の図書館に避難していたコタは、なまいきな小4の風馬に声をかけられる。 「もしひまだったら、ぼくの自由研究を手伝ってほしいんだ」 ほとんど話したこともない後輩からの頼みは、二人が住む広島-尾道から愛媛-今治を結ぶ「しまなみ海道」をチャリで渡りきること。 反発しながらも、風馬と一緒にしまなみ海道を渡り始めたコタ。 大きな橋、広がる海──。 さまざまな経験を共有し、互いのこともわかり始めたころ。不意に風馬が誰かを探しはじめ……。 孤独を癒す夏の日を爽やかに駆け抜ける、青春ロードノベル。 第25回ちゅうでん児童文学賞 大賞受賞作品。 [選考委員:斉藤洋氏、富安陽子氏、山極寿一氏]
  • 人魚姫の町
    4.3
    その町では、海から帰ってくる者がいるという──。 東日本大震災から九年。当時岩手に住む小学生だった宏太は、父とともに静岡に避難し、親戚のもとに身を寄せた。 「故郷を捨ててきた」。その思いにさいなまれながらも、宏太は父の死をきっかけに故郷を訪れ、かつて家族同然だった老婆・砂婆に「楓を助けてやってくれ」と頼まれる。 謎の男に追われる幼い少女・楓は何かを探しているようだが……。 劇場アニメ映画化された『岬のマヨイガ』のアンサー作品! 岩手県出身、盛岡市在住の児童書の大家が「東日本大震災」で遺された者を描く。 何が人を故郷に惹きつけるのか? 人の生きる意味に迫る、少し不思議な町のお話。
  • ねこじゃらしの野原
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 谷あいの町のとうふ屋さんには、さまざまなお客がやってきます。すずめ、ねずみ、きつね、木の精、そしてもっとふしぎなものまでも……。とうふ屋さん一家をめぐる、美しい6つのファンタジー。 いまなお多くの読者に愛されつづけるファンタジーの名手・安房直子の珠玉の作品。 日本図書館協会選定図書/全国学校図書館協議会選定図書 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 3人のパパとぼくたちの夏
    4.0
    ぼくは亀谷めぐる。小学6年生。おとうさんと二人暮らしだから、料理もそうじも洗濯もよくできる。ほとんど「シュフ」だ。でも、おとうさんがあまりにも家事をやらなすぎて、もうげんかい! 夏休みがはじまったので、ぼくは家出することにきめた。家出した先で出会った、さな・ひなという小さな女の子たち。その家に行くと、なぜかパパが二人もいて……。 まるで主婦のような小6男子、めぐるの夏休みの家出を描く。シングルファーザーの家庭が3組も登場する、ユニークな新作童話 (あらすじ) ぼくは亀谷めぐる。小学6年生。おとうさんと二人暮らしだから、料理もそうじも洗濯もよくできる。ほとんど「シュフ」だ。 でも、おとうさんがあまりにも家事をやらなすぎて、もうげんかい! 夏休みがはじまったので、ぼくは家出することにきめた。 家出した先で出会った、さな・ひなという小さな女の子たち。その家に行くと、なぜかパパが二人もいて……。 ※小学5年生以上の漢字にルビ付
  • シャンシャン、夏だより
    4.2
    「この町で、いままでにクマゼミの声をきいたことってある?」 両親から農家のあとをついでくれることを期待されている野歩人(のぶと)は、転校してきてからだれにも心を開かず、まわりから距離を置かれている川村ちとせが、クマゼミをつかまえようとしているところに出くわした。ちとせは、この町にはクマゼミがほとんどおらず、とてもめずらしかったのに逃がしてしまったと、野歩人に怒りをぶつける。 この町にクマゼミがいることを証明できれば自由研究で市長賞を取れるのではないかと考えた野歩人と親友のカモッチは、協力してクマゼミさがしに奔走するが――。 田園風景の残る千葉の町を舞台に、丹念に生き物を観察する小学生たちと、彼らの揺れ動く心情を描いた、12歳のひと夏のものがたり。 第23回ちゅうでん児童文学賞 大賞受賞作品。 [選考委員:斉藤洋氏、富安陽子氏] 物語がはじまった瞬間、読者はこの少女の魅力にとりつかれてしまうか、あるいは、この少女に対する嫌悪感で本を閉じるかもしれない。――斉藤洋 輝かしい子どもらの夏を瑞々しく描く作品の基盤には、土を耕し自然と向き合って生きる農家の人々の営みに対する愛情と信頼が感じられました。――富安陽子
  • サイコーの通知表
    4.1
    1年生のときからずーっと通知表に「できる」とだけ書かれてフツーなことにコンプレックスを感じている朝陽(あさひ)も、「よくできる」がいっぱいの優等生の叶希(とき)も、体育以外は「もうすこし」ばっかりの大河(たいが)も、みーんな心の中では思っている。 「通知表なんて、ただの紙切れじゃん。あんなので、ぼくらの何がわかるの?」 「通知表があるから、よけいにやる気がなくなるんだ」 「あたしだって、通知表なんて、いらない!」 たしかに、そうだ。思えば通知表って何であるんだろ? あれを見たって、どこをどう直せば成績が上がるのかなんてわからないじゃないか! そういえば朝陽のお父さんが言っていた。会社では、部下が上司の成績をつけることがあるんだって。 「ねえ、先生の通知表をつけようよ」 朝陽の一言から、クラス一丸となって担任のハシケン先生の通知表作りが始まった。でも、人に成績をつけるって、こんなに難しいことだったのか!?
  • ベランダに手をふって
    3.7
    父親が亡くなってから、毎朝登校するときに母親と手をふり合うのが日課になっている輝(ひかる)。そんな朝の「決まり」を同級生に見られからかわれる原因になる。輝は、そろそろ手をふり合うのを卒業したいという想いと母親を傷つけたくないという想いのはざまで葛藤する。時を同じくして、輝は、同じく父親を事故で亡くした同級生の田村香帆(たむらかほ)とよく話すようになる。香帆は母親と二人で再出発するために、運動会で行われる保護者との二人三脚競争に強い想いをかけていたが……。 第22回ちゅうでん児童文学賞」大賞受賞作品。(選考委員:斉藤洋、富安陽子、鷲田清一の各氏) 日常的な、そして、おとなになってからは、それをいつやめたか覚えていないような習慣、それを象徴的にとらえた、少年の半年間の成長記。こんなにじょうずに日常を描ける新人作家がいるだろうか。──斉藤 洋 この年頃の子ども達ならではの微妙な心の動きや振舞がとても自然で、この作者は子どもをよく知っている人なのだなと嬉しくなります。本物の子どもを描ける人なのです。──富安陽子 全篇に漂うのは、人がたがいにいたわりあうその思い。ふとした仕草や表情の向こうに思いをはせる、そういう心のたなびきが温い。が、いつもすっと相手に届くものでもない。シャボン玉のように宙でつぶれ、どこかに消え失せもする。そういう切なさが、温みとないまぜになって描かれているところが、この作品のいちばんの魅力だ。――鷲田清一
  • じりじりの移動図書館
    4.0
    【対象:小学上級以上】 児童文学のトップランナー5人による夢の競作、みたび! このたびの物語で、あなたの前に、とつぜん現れるのは、移動図書館「ミネルヴァ号」でございます。ひげをはやしていて、ピシッとスーツを着こなしているおじいさんが館長、そして金ボタンの黒い制服に身を包み、長い黒髪がよく似合う若い女性が運転手。もちろんドアの向こうの車内には、さまざまな本がぎっしり詰まっています。でも、もしも、あなたが本に夢中になって、本の世界にひきこまれているうちに、車が出発してしまったら……! 気がついたときに、あなたが立っているのは、過去の世界? まだ見ぬ未来? それともいま暮らしているのとは別の世界かもしれないのです――。 『ぐるぐるの図書室』『ぎりぎりの本屋さん』を描いた児童文学作家5人が、それぞれの作品に不思議なブックカーを登場させ、本にまつわる5色の物語をつむぎます。
  • ぎりぎりの本屋さん
    4.0
    【対象:小学上級以上】児童文学のトップランナー5人による夢の競作、ふたたび! 『ぐるぐるの図書室』を描いた5人が挑む今度の舞台は、商店街の奥にぽつんとある本屋さんです。小さくて、古くて、足を踏み入れるのに勇気がいるお店に駆け込んでくるのは、それぞれの「ぎりぎり」を抱えた小学生たち。この本屋さんで味わえる不思議な体験、興味があったら合い言葉をおぼえてくださいね。その言葉は……、「ぎりぎりだったね」。
  • わたしの空と五・七・五
    4.3
    第19回ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作。中学校に入ったばかりの空良(そら)は、どの部活にも入る決心がつかない。そんなとき、下駄箱に入っていたあやしげなチラシが気になり、文芸部の部室をのぞきに行った流れで、入部することに。 見よう見まねで俳句を作るようになった空良が、吟行(ぎんこう)のために学校の敷地内を歩いていると、同じクラスの颯太(そうた)が、部活の先輩とトラブルになっているのを見てしまい……。
  • となりの火星人
    4.4
    【対象:小学校高学年以上】他人とのコミュニケーションが不得手なかえで。勉強はできないけれど、自然とまわりに人を集めてしまう湊。湊のせいで私立中学の受験に失敗したと思いこんでいる兄の聡。自分の中に「化けもの」が住んでいるからキレやすいんだと思っている和樹。マイナスの感情が心を占めると息ができなくなって叫び声をあげてしまう美咲。みんな、「困った子」なんかじゃない。「困っている子ども」なんだ。
  • ピアノをきかせて
    3.7
    講談社児童文学新人賞佳作デビューの著者の受賞後第1作。小学5年生の響音は、中1の姉・千弦の弾くピアノの音色が、楽しく聞こえなくなってしまったことが、気がかりでならない。ピアノコンクールでもよい成績を上げることができず、そのことが原因で、家族4人の関係もぎこちなくなっていくだが……。音楽のすばらしさ、家族や友情のたいせつさを伝える本作は、小学上級以上の子どもたちにぜひ読んでほしい。
  • 2分の1成人式
    3.9
    「2分の1成人式」は、成人の半分の年齢である10歳を迎えたことを記念するもので、近年では学校行事としてすっかり定着しています。この本は、「2分の1成人式」を題材にした初めての子ども向け小説です。小学4年生の女の子・ユメが、2分の1成人式をきっかけに、友達といっしょに悩みながらも、自分の将来のことなどを初めて考えるようすを軽やかに描きます。
  • はっけよい! 雷電
    4.0
    小学6年生の主人公・吉田太郎は、ひょんなことから江戸時代の相撲場にタイムスリップしてしまいました。そこで出会った名大関・雷電とともに、ハラハラドキドキの楽しい日々が続くのですが、現代に戻らないわけにはいきません。いよいよ千秋楽。太郎は雷電と相談して、対戦相手を体の上に投げてもらい、気を失って東京に戻るという作戦を立てたのですが……。
  • 幽霊魚
    3.2
    1巻1,155円 (税込)
    小学6年生の知希は、父さんの転勤で、父さんと二人、都会から離島に引っ越してきた。4月に転校して、初めての夏休みを迎える。港で話しかけてきた柄の悪い二人の少年と最初は距離を置いていた知希だが、どこか通じ合うものを感じ、仲間として過ごすようになる。そのうちの一人は、巨大な「幽霊魚」の伝説を信じ、それを見つけて釣り上げることに情熱を傾けていた。「釣り上げれば、大事なものをぜんぶ取り返せる」と言って--。
  • それぞれの名前
    4.5
    1巻1,155円 (税込)
    双子の妹のユカは、そっくりな姉のチカと服も髪型もいっしょでかまわないけど、チカは、千代田君にパッと見だけでチカだってわかってもらいたい。小黒君はクラスの金魚に名前をつけるのに苦労していて、葉月君はみんなの名前を変えて小説にしてる。モエちゃんは、千代田君に「自分のことを下の名前で呼ぶな」って怒られて口ぐせを直そうとしていて、千代田君は、自分の下の名前が気に入っていない。名前をめぐる小学5年生の物語。

最近チェックした作品からのおすすめ