作品一覧 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 新着順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 ベランダに手をふって 3.7 児童書 / よみもの 1巻1,265円 (税込) 父親が亡くなってから、毎朝登校するときに母親と手をふり合うのが日課になっている輝(ひかる)。そんな朝の「決まり」を同級生に見られからかわれる原因になる。輝は、そろそろ手をふり合うのを卒業したいという想いと母親を傷つけたくないという想いのはざまで葛藤する。時を同じくして、輝は、同じく父親を事故で亡くした同級生の田村香帆(たむらかほ)とよく話すようになる。香帆は母親と二人で再出発するために、運動会で行われる保護者との二人三脚競争に強い想いをかけていたが……。 第22回ちゅうでん児童文学賞」大賞受賞作品。(選考委員:斉藤洋、富安陽子、鷲田清一の各氏) 日常的な、そして、おとなになってからは、それをいつやめたか覚えていないような習慣、それを象徴的にとらえた、少年の半年間の成長記。こんなにじょうずに日常を描ける新人作家がいるだろうか。──斉藤 洋 この年頃の子ども達ならではの微妙な心の動きや振舞がとても自然で、この作者は子どもをよく知っている人なのだなと嬉しくなります。本物の子どもを描ける人なのです。──富安陽子 全篇に漂うのは、人がたがいにいたわりあうその思い。ふとした仕草や表情の向こうに思いをはせる、そういう心のたなびきが温い。が、いつもすっと相手に届くものでもない。シャボン玉のように宙でつぶれ、どこかに消え失せもする。そういう切なさが、温みとないまぜになって描かれているところが、この作品のいちばんの魅力だ。――鷲田清一 試し読み フォロー 1~1件目 / 1件<<<1・・・・・・・・・>>> 葉山エミの詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> ベランダに手をふって 児童書 / よみもの 3.7 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ ネタバレ クラスの智博(ともひろ)が、ベランダからお母さんに手をふってもらっているぼくをからかってきた。でも香帆(かほ)が「あたしは、おかしいなんて思わない。」と言ってくれて、香帆の事を好きになる話。 香帆の名前の由来がいいなと思った。 0 2025年02月02日 ベランダに手をふって 児童書 / よみもの 3.7 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 初めてワンレベルアップの太めの小説に挑戦した思い出深い1冊です。 すごく面白くて読むのに全く疲れませんでした。 0 2024年06月27日 ベランダに手をふって 児童書 / よみもの 3.7 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ #ベランダに手をふって #葉山エミ #講談社 父親を亡くした小学5年生の輝。同じく父を亡くしている同じクラスの香帆。二人が母親や周りの人たちに助けられて前向きに生きていきます。 子どもの心って見えないけど、いろいろ考えて、優しく柔らかく育っていくんだな。きっと。そうであってほしい。 0 2021年11月27日 ベランダに手をふって 児童書 / よみもの 3.7 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ こどもらしい、優しいお話だった。毎朝ベランダから手をふって見送ってくれるお母さんに対して、このくらいの時期なら恥ずかしがってひどいことを言いそうなものなのに、どう伝えようか一生懸命考えてるところが良い子。二人三脚の場面はウルっときてしまった。 0 2021年04月16日 ベランダに手をふって 児童書 / よみもの 3.7 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 目の前にいなくても応援してくれる力を感じられるのは、代え難い財産だと思った 親離れ子離れにもそっと勇気づけられる 0 2025年11月24日