葉山エミのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ちゅうでん児童文学賞大賞受賞作品。
選者の斉藤洋さん、冨安陽子さん、鷲田清一さんのことばつき。
6歳のときに父親を病気で亡くした5年生の輝は、毎朝仏壇のお父さんに挨拶してから学校へ行く。そして、5階のベランダから手をふるお母さんに手をふりかえす。輝とお母さんのきまり。でも、それを見た同級生にからかわれる。
からかう男子にそれをとがめる女子。幸い輝はからかわれても周りの人が温かいせいか深刻に悩むことなく物語が展開していくが、実際はこんなふうにはいかないだろうなあと考えてしまう。
父親っ子だった私は、低学年の頃父の自転車の後ろに乗っていたときに見ず知らずの年上の男の子にからかわれたてから2度