伝統・芸能・美術 - 岩波書店作品一覧

  • 丹下健三 戦後日本の構想者
    3.7
    時代の精神を独自の美へと昇華させる構想力。丹下健三が創り出す建築空間は、高度成長の道をひた走る戦後日本の象徴であった。「建築の化身」。直弟子・磯崎新をしてそう言わしめた人物の足跡を、多くの逸材を輩出した「丹下シューレ」の活動とともにたどる。従来批判されてきたバブル期の活動にひそむ先見と洞察に光をあてる。

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  • 音楽の基礎
    4.0
    人それぞれに音楽を聞き演奏して楽しむ。しかしさらに深く音楽の世界へわけ入るには、音楽の基礎的な規則を知る必要がある。本書は、作曲家としての豊かな体験にもとづいて音楽の基礎を一般向けに解説したユニークな音楽入門。静寂と音との関係から、調性・和声・対位法までを現代音楽や民族音楽を視野に入れつつ詳述する。

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  • カラー版 名画を見る眼 油彩画誕生からマネまで Ⅰ
    4.4
    名作はどのように生まれたのだろうか? 本書は,西洋絵画の本質について一歩進んで理解したいとする人びとの願いに応えて執筆された,西洋美術鑑賞の手引きである.一枚の絵に隠された芸術家の意図,精神性を探りながら歴史を一望する.Ⅰ巻では,油彩画の誕生からマネまで,一五人の画家と一五の名画を丁寧に解説する.

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  • キリストと性 西洋美術の想像力と多様性
    3.5
    今日,キリスト教は性に対して厳格,保守的であるといわれる.しかしキリスト教の長い歴史にあって,キリストは性をめぐって,じつにさまざまな姿で語られ,描かれてきた.ときに「クィア」と形容される性的嗜好を先取りし,ときにジェンダーをめぐっても攪乱されていく.人々の豊かな想像力が育んだ西洋美術の実相に迫る.

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  • K-POP 新感覚のメディア
    3.8
    BTS、TWICE、EXO……日韓関係の悪化とともに韓流ブームは去ったと思っていたら、いつのまにか若者たちはK-POPに夢中になっていた。その魅力と秘密はどこにあるのか。グローバルなトレンドとポップな欲望が交錯するソーシャル・メディア時代の音楽空間をメディア論の視点から考える。

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  • 触発するサウンドスケープ 〈聴くこと〉からはじまる文化の再生
    3.0
    目に見える景色がすべてではない.自然の音,人工の音,聴こえる音,聴こえない音──多様な要素が織り成す風景に音からアプローチし,その場らしさを引き出すプロジェクトの数々は,訪れる者の感覚を揺さぶり,身体と土地との繋がりを問う.豊かな感性を取り戻し,真に環境とともにある文化をまなざす思索と実践.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • チェンニーノ・チェンニーニ 絵画術の書
    -
    フィレンツェの工房内で代々伝えられてきた,ジョット以来の偉大な絵画技法とその心構えを,画家チェンニーニが一四〇〇年頃に書きとめた歴史的文献.その内容の独自性と充実において,西洋絵画の技法書として右に出るもののない貴重な一書を,現存する三写本から完訳し,詳細な用語解説を付す.待望の文庫化.(口絵四頁)

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  • 茶の本
    4.0
    外国にあった著者が、故国恋しさの思いを茶事の物語によせ、それを英文に写してニューヨークの一書店から出版したものである。茶の会に関する種々の閑談や感想を通して人道を語り老荘と禅那とを説き芸術の鑑賞にまで及んでおり、日本の精神的所産の最も美しい面を見事に捉え得た名著として広く読まれて来た。(解説 福原麟太郎)

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  • 点・線・面
    4.2
    国立競技場の外壁は全国の杉の板で覆われた.今,私たちの目の前にあるのは小さな点や線である――.建築家は風通しのよい物のあり方を求め続けて,木や石,そして土などさまざまな物質との会話を繰り返し,ついに新しい世界の扉を開いた.未来を考えるすべての人のための方法序説.待望の書き下ろし.図版200点収載.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 東京美術学校物語 国粋と国際のはざまに揺れて
    4.0
    東京芸術大学の前身,東京美術学校の波乱の歴史をたどりながら,明治維新以後の日本美術の,西洋との出会いと葛藤を描く.フェノロサ,岡倉天心,黒田清輝,横山大観…….国粋と国際派の勢力争いの中,戦争へと突き進む時代にもまれながら,日本美術はいかに模索され,戦後の近代美術へ展開していったのだろうか.

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  • ドキュメント 『沖縄戦の図』全14部 丸木位里と丸木俊が描いた〈いのち〉の叙事詩
    5.0
    沖縄戦が教えた真理「命どぅ宝」に魂が震えた丸木夫妻.それを絵に描きたい.「人間といのち」への深い鎮魂と洞察の軌跡をたどる物語.平和・協同ジヤーナリスト基金賞大賞,『キネマ旬報』日本映画ベスト3位に輝いた評判の映画を活字化.画家夫妻が未来へ残そうとした渾身の“ルポルタージュ絵画”は,どのように生まれたのか.

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  • 日本のデザイン――美意識がつくる未来
    3.7
    まさしく歴史的な転換点に立つ日本。大震災を経て、とりわけ経済・文化活動のあらゆる側面において根本的な変更をせまられる今、この国に必要な「資源」とは何か? マネーではなく、美を、幸福を、誇りを得るために、立ち戻るべきは「感受性」である──。つねに「ものづくり」の最先端をリードしてきた著者が、未来への構想を提示する。

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  • 日本刀
    4.0
    日本刀の研究にかけては当代随一であった著者が、その蘊蓄を傾け、基礎的知識を平易明快に説いた書。日本刀の歴史、特色、鍛錬、研磨、鑑定、取扱い、保存まで多岐にわたり解説、国宝・名物、名刀正宗や怪刀村正をはじめとした著名な刀剣にも論及。口絵には、近衛文麿氏所蔵の国宝「吉光」、細川護立氏所蔵の国宝「伝正宗」ほか、貴重な国宝の写真を掲載。

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  • 光が照らす未来 照明デザインの仕事
    4.0
    東京タワーや善光寺、明石海峡大橋のライトアップなどで知られる著者による若い世代に向けたメッセージ。将来の進路に悩んだ高校時代、ヨーロッパ留学の体験、照明デザインとの出会い、大阪万博、日本各地でのライトアップ・キャラバンのエピソードなど、困難を乗り越えながら新しい世界を切り拓いてきた道のりを語る。

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  • 光の美術 モザイク
    4.0
    古代末期から中世にかけて,ヨーロッパでは,石やガラスのかけらを使ったモザイクが床や壁に作られた.ローマ帝国の版図を実感させる絵から,聖堂を訪れ救済を求める人々を見守ったイエス像まで,「永遠の絵」は今も私たちの心を捉えて離すことはない.本書では,多数のカラー図版とともに,宗教と歴史が交差する美の宇宙に迫る.

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  • 風姿花伝 (花伝書)
    4.0
    一般に『花伝書』として知られる『風姿花伝』は,亡父観阿弥の遺訓にもとづく世阿弥(1364?―1443)最初の能芸論書で,能楽の聖典として連綿と読みつがれてきた.室町時代以後日本文学の根本精神を成していた「幽玄」「物真似」の本義を徹底的に論じている点で,堂々たる芸術表現論として今日もなお価値を失わない.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • ブリューゲルと季節画の世界
    5.0
    《バベルの塔》《ネーデルラントの諺》など,時代を超え多くの人々を魅了する作品を遺したピーテル・ブリューゲル.風景表現の頂点とも評される連作「季節画」はどのように醸成されたのか.先例となる彩飾写本や版画などに描かれた人々の季節の営みや月暦図像を半世紀以上にわたり渉猟してきた研究者が,その連環を解き明かす.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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