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-1巻792円 (税込)道端や公園で出会ったり、ペットとして飼われていたり、私たちは色んな場面で猫と出会います。 気を惹こうと鳴き声を真似しても無視され、近づけば逃げられ、気まぐれな猫たちに振り回された経験がある人も多いでしょう。 それでもやはり、猫は私たちを癒してくれる不思議な存在です。 本書は気まぐれな猫たちが織り成す12編の物語を収録しています。 ライト文芸の世界で活躍する気鋭の作家12人が紡ぐ優しさ溢れるアンソロジー、ぜひ本書で気持ちの良い涙を流していただければ幸いです。 【一部あらすじ】 『猫が飼いたい』/天ヶ森雀 三十五年連れ添った夫にある日、「猫が飼いたいから離婚して下さい」と妻は告げるが…… 『星取り網と夜の猫』/沖田 「よし、星を取りに行こう」。突飛な提案に戸惑いながらも、夏樹は千冬を浜に連れていく。 『コーリング・ユー』/浜野稚子 妹が猫アレルギーになり、猫を手放すことに。納得できない文乃は家族に嚙みつくが…… 『あの夏の日の猫』/一色美雨季 小学生のころ孤立していたタツオ。久しぶりに会った彼は俺に、当時の想いを打ち明ける。 『風に消えない幸福のかけら』/澤ノ倉クナリ 病気の治療のためアメリカに引っ越すトモノは、猫の新たな飼い主探しをキョウカに頼み…… ほか7作品収録 『お猫さま審判』烏丸紫明/『猫背くんと迷い込んだ猫』日野裕太郎/『おばあちゃんと猫だより』編乃肌/『猫と父と月の夜』神野オキナ/『天邪鬼の勇気』国沢裕/『化け猫リン』浅海ユウ/『猫と姉さんと私』那識あきら
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-ある日宵子は、台所で踏み台から落ち、頭を強か打って記憶喪失になってしまう。一生が抱き起こしても怯えた表情で「あなたは誰?」と問い、自分が結婚していることも覚えていない。困った一生は結婚当初の話をしてみたり、馴染みの小料理屋の女将の所に宵子をやってみたりするものの、それは彼女にとって、今の自分を否定されることに他ならず、気持ちはだんだんすれ違っていく。そんなある日、一生と前妻との間にできた息子の話を聞いた宵子は取り乱して、部屋に閉じこもってしまう……。果たして宵子の記憶は戻るのか? 年の差レトロ・ロマンス「恋綾繋」番外編5。本作品は2011年12月1日発行「白の吐息」に収録された作品を分冊したものです。
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-司書を目指す少女・甜花は、なぜか後宮で美貌の妃に溺愛され……!? 謎だらけの陽湖妃のもとで後宮の大事件に巻き込まれた甜花。 鬼霊を視ることができる彼女は、トラブルを乗り越え、無事に図書宮で働くことができるのか!? 分冊版第1弾。 ※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
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-この春、晴れて一生と夫婦になった宵子は、ふとしたことがきっかけで療養所で刺繍を教えている女性・君子に出会う。家に寄らせてもらった宵子は、君子と夫・朔太郎との間に不穏な空気を感じ取り、二人の仲を修復しようとするが、一生には余計なお節介を焼くなと止められる。諦めきれない宵子は、朔太郎と話すうちに、二人を繋ぐもう一人の男性の存在を知り…。牡丹の刺繍に込められた一途な女性の思いに胸が締め付けられる、恋綾繋番外編最終章。
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3.5日給5万円。 仕事は漫画アシ&妖怪の悩み解決!? 曲がったことが嫌いな大学生の篠崎瑛太は、その性格が災いし、なかなかバイトが長続きしない。 ある日瑛太は准教授に破格の給与の漫画アシスタントのアルバイトを紹介され、ゴミの中で暮らす漫画家の明石妖介に出会う。 まずは、とゴミを片付け始めた途端、不可思議な生き物に次々と遭遇し驚く瑛太。 しかし明石は「あれは雑鬼ですよ」と平然と告げる。 どうやらこの職場には人ならざるものが跳梁跋扈しているらしく、実は明石もその同類で――!? 正義漢すぎる大学生と、世間知らずの妖怪漫画家のほっこりストーリー登場!
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-結婚しても相変わらず、ずぼらな生活態度を改めようとしない一生。憤慨しながらも随分それに慣らされてしまっている自分に驚くことも多い宵子であった。そんなある日、宵子は、タンスの引き出しの奥に手紙の束を見つける。いけないと思いつつも読んでみると、それは、一生の亡くなった前妻・みどりから一生に宛てた手紙だった。二人の出会い、馴れ初め、結婚に至るまでの道程を知ってしまった宵子は、複雑な思いになり、つい家を飛び出してしまう…。「恋綾繋」番外編・冬。
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4.0押し込み強盗の捜査をしていた見習い同心の高村周(たかむらあまね)は、情報提供者に裏切られ左目を負傷する。生死の境をさまようなか獄卒だという青年――冥(めい)が現れ、自身の左目を周に与えることで命を救った。そして冥は命を救った礼として周に仕事を手伝うように要求する。周は同心の仕事の傍ら冥とともに未練を残してさまよう霊を冥府へと導くために奔走することに!?
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4.01巻792円 (税込)横浜と神戸、日本を代表する二つの港町を舞台にした12編の泣ける話を本書は収録しています。 ライト文芸の世界で活躍する作家12名による物語に触れ、横浜・神戸が好きな人も、これから行きたいと思っている人も、自分が過ごした場所を思い出したり、いつか訪れることを想像して、心休まる時間を過ごしてみませんか。 【一部あらすじ】 『北新横浜北』鳩見すた 結婚披露宴の席、新婦の父から新郎新婦に向けたメッセージに出席者はみな笑顔になり…… 『十年目の結婚記念日』栗栖ひよ子 結婚記念日に彼は横浜にたった一人。妻との待ち合わせ場所を示す手紙を開くが…… 『吊り橋の恋と地図』浜野稚子 大学生の娘の話を聞き、学生時代を思い出す詩織。彼と出会ったのは大震災の日だった。 『窓の外の青空』杉背よい 子供が生まれ仕事をやめた唯は、かつての職場・横浜から流れるラジオの声に想いを馳せる。 『恋せよ、乙女』浅海ユウ 夫を亡くして以来、曾祖母は毎年自分の誕生日に山下公園へ。誰もその理由を知らなかった。 ほか7作品収録 『滔々と未来へ』溝口智子/『横浜にも山はある』ひらび久美/『一枚の写真』那識あきら/『いつも通りすぎる」朝比奈歩/『友情は香りとともに』国沢裕/『All right! Thank you amigo!』神野オキナ/『花時計の前で歌が聴こえる』石田空
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5.0その高校の図書委員長・平賀ゆかりは、生徒会会長・吉沢直人とそりが合わず、ことある毎に衝突を繰り返していた。そんなある日、図書委員会の予算請求を受け入れる代わりにと、直人からある条件を持ち出される。それをきっかけに微妙に変化していく二人の関係。規律を守ることを何よりも重視するゆかりの、人には言えない秘密の時間。そこに降って湧いた「光る君」と名乗る人物からの「文(メール)」。副会長・白石真、直人の婚約者だという川島美咲も不穏な動きを見せる中、ゆかりの心は少しずつ乱れていき…。高校を舞台に繰り広げられるさまざまな恋模様。「恋愛教室」シリーズ第一弾。
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-たちの悪い武士たちに追いかけられた、若い娘──こよりが出会ったのは、三味線を片手に酒を飲む、謎の浪人・榊龍之介。こよりは、女だてらによみうり屋として事件のネタを追い、そのあげく、武士たちに追われていたのだ。行きがかり上、追っ手の魔手からこよりを守った龍之介は、探索の手助けを申し出て、こよりとその兄・目明かしの筆吉とともに、ある藩が秘める暗部へと切り込んでいく。いっぽう、浪人の気ままな暮らしも長くは続かず、龍之介は実家である側用人・坂木家五万石の屋敷に、顔を見せることになるのだが……。凄腕若さまとよみうり娘が巻き起こす、痛快シリーズ開幕。
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4.1校内でも有名なイケメン風紀委員長・睦月に片思い中の小夜子。 ある日、ずっと渡せなくて持ち歩いていた彼へのラブレターが紛失してしまった。 「大切なものがなくなった」と落ち込んでいると、それに気づいた睦月が「風紀を乱す盗難事件は即刻解決する」と言い出した。 落とし物として誰かに拾われ手紙を読まれることは嫌だけど、こんな展開で本人に内容を知られるのが一番最悪――。 渡すつもりだったラブレターが行方不明になったり、送ったはずの告白メールが見知らぬ誰かに届いてしまったり。 かと思えば大切な思い出を盗まれ、なりすまし告白をされたり。 わたしが告白できないのは、恋なのか故意なのか。……どっちでもいいから告白くらいさせてほしい! 『交換ウソ日記』の著者が描く、いつも誰かに邪魔をされ何故か告白ができない女の子と、イケメン風紀委員長とのドタバタ告白ミステリ!
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-この世界に運命の出会いなんて存在しないと思っている麻衣子(『そこにいただけの私たち』櫻いいよ)ひとり過ごす夜に孤独を感じる雫(『孤独泥棒』加賀美真也)ひとの心の声が聞こえてしまう成道(『残酷な世界に生きる僕たちは』紀本明)部活の先輩にひそかに憧れる結衣(『君声ノート』南雲一乃)姉の死をきっかけに自分に傷を付けてしまう寿璃(『君と痛みを分かち合いたい』響ぴあの)。そんな彼女らと、電車で出会った元同級生、家に入ってきた泥棒、部活の先輩が…。灰色な日常が、ちょっと不思議な出会いで色づく短編集。
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-転校生の彼と出会い、諦めがちだった性格が変わっていく女の子(『ラストメッセージ』望月くらげ)、「月がきれい」と呟き、付き合うことになったふたり(『十六夜の月が見ていた』犬上義彦)、毎日記憶を失ってしまう彼女に真っすぐ向き合う男の子(『こぼれた君の涙をラムネ瓶に閉じ込めて』水瀬さら)、大好きな先生に認めてもらいたくて奔走する女の子(『なにもいらない』此見えこ)、互いに惹かれ合ったふたりの最後のデートの一日(『このアイスキャンディは賞味期限切れ』櫻いいよ)。恋するすべての人が共感する切ない恋の短編集。