篠たまきの検索結果
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月の淀む処
消えた死体、謎めく大量の骨壺…… 怪しいのは、住民全員。 マンションで連鎖する狂気の事件の真相は……!? 注目の気鋭による戦慄のホラーミステリー! 築40年のマンション・パートリア淀ヶ月に引っ越してきたフリーライターの紗季。ある日、敷地内で行われていた不気味な盆踊りに遭遇する。 祭りに乱入した女が連行されるのを目撃した彼女は、隣の部屋に住む雑誌記者の真帆子と共に調査をはじめるが……。 住人たちの持つ奇妙な風習、連続して起こる行方不明事件、徐々に明らかになる驚愕の事実とは……!? 【目次】 プロローグ 第一章 泣く女 第二章 消える男 第三章 替わる男 第四章 描く女 エピローグ -
やみ窓
2年前に結婚し、夫と死別した柚子は昼間はコールセンターのシフト制で働くフリーターだ。義理の母は柚子に息子を殺されたと罵倒する。柚子が味わった地獄は、別の形となって続いていた。それは何の前触れもなく突然やってくる異界のものたちとの闇の取引だ。いつ蹂躙されるともしれない危険と隣り合わせだが、窓の外の哀れな貧しい物の怪たちの来訪を待ちわびる柚子なのであった……。(「やみ窓」) 月蝕の夜、「かみさん……」土の匂いのする風が吹き、野分の後のように割れた叢に一人の娘が立っていた。訛りがきつく何をしゃべっているか聞き取れないが、柚子を祈り、崇めていることが分かった。ある夜、娘は手織りの素朴な反物を持ってきた。その反物はネットオークションで高額な値が付き……。そんなとき団地で出会った老婦人の千代は、ネットオークションで売り出した布と同じ柄の着物を持っていた のだ。その織物にはある呪われた伝説があった……。(「やみ織」) ほか、亡き夫の死因が徐々に明らかにされ、夢と現の境界があいまいになっていく眩暈を描いた「やみ児」、そして連作中、唯一異界の者の視点で描いた「祠の灯り」でついに物語は大団円に。色気と湿気のある筆致で細部まで幻想と現実のあわいを描き、地獄という恐怖と快楽に迫った傑作。 -
箪笥の中
この家からは逃れられない。ねっとりと絡みつく母娘三世代の愛憎劇。 主人公・雛絵は、美しく手先が器用な祖母・母親相性があまり良くなかった。 祖母・母親からも亡き祖父、父親に似てしまったと言われて、疎外感を抱いている。 ある日、祖母・母親は親族に立ち退き拒否をする住民の相談した。 後日、町で小規模な増水事故が起きる。その犠牲者は例の立ち退き拒否をしていた住民だった。 雛絵の小学校時代、高校時代、結婚後と年代別で描かれる、母娘三世代の愛憎劇ホラー。 ●目次 序 一章 嬢ちゃん 二章 坊や 三章 お婿さん 四章 旦那様 終 ●著者 篠たまき(しのたまき) 二〇一六年『やみ窓』にてデビュー。著書は『人喰観音』『氷室の華』『月の淀む処』『観音異聞』など。アンソロジー『異形コレクション』『てのひら怪談』『こわい話の時間です』など。