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  • プロポーズは最後に
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    あのときかわしたキスをほんとうはずっと忘れられなかった。■干渉のすぎる父をうとんじて、サラは数カ月前に家を出た。メディア王と言われる父の援助がなくても、自分の力で働いて自立した生活を送ってみたい。販売員の仕事を見つけ、サラは働き始めた。すてきなボーイフレンドも見つかり、彼と一緒に帰宅した夜、フラットのドアの前に立つ男性を見てサラは愕然とする。ショーン――懸命に忘れようとしてきた男性。父の再婚相手の息子であるショーンとは、あるできごとをきっかけに会っていなかった。あのとき軽蔑するような目を向けられ、二度と彼には会うまいと心に誓ったのだ。口もきけずにいるサラに向かって、彼はいきなり切り出した。「ぼくと結婚してほしいと言いに来たんだ」
  • メイドという名の愛人
    完結
    4.5
    ゾーイは亡き姉夫婦の双子をひき取り、新しい雇い主であるイサンドロの屋敷で管理人の仕事をすることに。子供たちが一人前になるまでは頑張らなくてはと、心に誓うゾーイ。だが、イサンドロとの初対面で、なんとクビを言いわたされた。ゾーイは村人と彼の留守中に屋敷の庭でチャリティーパーティーを開き、それを彼に見つかってしまったのだ。「子供たちを守るためなら、どんなことでもします。」と言う私に、彼は「性的な奉仕をするということか?」と返してきて!!
  • 月に願いを
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    あなたと過ごしたあの夜からわたしの人生は始まった。■ザンナは父の経営する会社で仕事ひと筋の毎日を送っていた。ある日訪れた亡き母の生家で、自動車修理工のジェイクと出会い、名前すら隠したまま情熱的な一夜を共にする。いつもなら気にかけないタイプの男性だったが、魔法をかけられたように、彼の男性的魅力にあらがえなかった。自分らしくない行動をとったと後悔した彼女は翌朝、別れも告げずに彼のもとを去った。だが元の生活には戻れなかった。妊娠してしまったのだ。動揺して再びジェイクを訪ねたが、彼の姿はない。妊娠を知ったザンナの父は冷たく、中絶しないのなら会社をやめて部屋も出ていくよう言い渡した。おなかの子どもを殺すことはできない――彼女は決心した。
  • 聞かせて愛を
    3.0
    姉夫婦が亡くなり、遺された甥を育てている21歳のハリエット。 恋に遊びに夢中な同年代の友人たちをよそ目に、 つつましく暮らしていたが、嵐は突然やってきた。 姉の夫の兄アレックスが、甥の養育権を求めてきたのだ! ギリシアの富豪名家だという彼の一族は、 生前、姉のことを嫁と認めもしなかったのに……身勝手すぎる。 そして憤慨する彼女のもとに、ついに当のアレックスが現れた。 黒髪に浅黒い肌、荒々しくもゴージャスな風貌―― 反発を覚えつつ、ハリエットはなぜかざわめく心に戸惑った。
  • 嬉しい隠し事
    完結
    -
    テスとレイフは気心の知れた幼なじみ。お互いを異性として意識したことなど1度もなかった…わけではないけれど。テスがシングルマザーとなり帰郷したときには死ぬほど驚いたレイフだが、温かく見守っていた。ある夜、事態は一変した。子供を奪われるかもしれないと、テスが逆上したのだ。彼女を抱きしめ慰めるうち、レイフは幼なじみ以上の気持ちを抱いている自分に気づかされた。テスもいつもとは違う激しいキスや愛撫に、いつしかとろけそうな気持ちになって…。
  • 翼をなくした天使〈マクブライド兄弟II〉
    完結
    4.5
    翳りのある美しい顔立ち、逞しい躰、そしてひきこもり。――掃除婦として働くアニーは、仕事で訪れたある家で奇妙な男性に出会った。若くてハンサムな彼は、なぜこんなに暗くてツンケンしてるの?不思議に思ったところ、人づてに彼はパイロットだったが生きるか死ぬかの事故により、2度と飛べなくなったと聞いた。もう1度笑顔をとり戻してもらいたい…。いつしかアニーはそう強く願うようになった。彼の冷淡さの裏に、やさしさが隠れているのを知ってしまったから。
  • 愛人のルール
    4.0
    キャットはテーブルの向かい側に座る男性を見た。彼とは今日出会ったばかりだ。ライアムという名前以外は何も知らない。湖に落ちそうになったところを助けてもらい、こうして食事をともにすることになってしまった。脅迫にも似たライアムの誘い方に、キャットは憤然としていたが、彼がとんでもなく魅力的だということは否定できない。しかも、ライアムの瞳にはあからさまな欲望が浮かんでいる。居心地の悪さを感じつつも、キャットは思った。彼ならわたしの理想のパートナーになってくれるかもしれない、と。

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  • 世界一のプレゼント
    完結
    4.5
    ジュディスは障害のある息子を抱えたシングルマザー。失業して無一文になった矢先、息子がケガをした。途方に暮れて整骨医を訪れると、医師ヒューは想像よりずっと若くてハンサムだった。こんな素敵な人に恥をさらすのは死ぬほどつらい。でも…。「お金はないけど治療してほしいんです!」必死の訴えは予想に反してすんなり受け入れられ、その上、受付係の仕事まで手に入れた! ジュディスは自分の幸運を手放しで喜んだ。それが新たな不幸の始まりとも知らずに…。
  • 再会はスキャンダラス〈マクブライド兄弟 I〉
    完結
    4.3
    ジェイミーはいわれのないスキャンダルに傷つき、女優の夢を諦めて15年ぶりにニューヨークから故郷に戻った。時を同じくして、妻を亡くし子供をつれて都会から帰ってきたトレバー。彼は10代の頃のジェイミーの初恋の相手だった。ある日、ジェイミーはプールで溺れるトレバーの子供を助け、お礼に食事に招待された。忘れていた甘酸っぱい思い出がよみがえり、彼への恋心が再び燃え上がる。だが、ジェイミーのスキャンダルはこの小さな町にも届いていて!?
  • 冷たい求婚者〈【スピンオフ】華麗なるバルフォア家〉
    完結
    4.0
    名家バルフォア家に生まれ、美しい姉妹とパパラッチに囲まれて成長したソフィー。ゴージャスな家族のなかで唯一平凡な彼女はますます引っ込み思案になり、見た目も性格もひたすら地味に徹していた。だが、彼女の新しい雇い主となったマルコ・スペランサは、ソフィーがひた隠す豊満で美しい肉体にいち早く目をつける。およそ女性らしくない彼女を恋人にするのは無理でも、束の間の関係なら――。愛を知らない大富豪からの誘惑に、うぶなソフィーは戸惑うばかりで…!?
  • 美女は天才がお好き【あとがき付き】〈【スピンオフ】彗星のいたずら〉
    完結
    4.8
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】あのガリ勉のちびが、どうすればこんな長身でハンサムな男性に変身できるの!? ローズマリーは13年ぶりに元同級生のウィリスと再会して死ぬほど驚いた。高校時代モテモテのローズマリーは彼を勉強しか能のないダメ男と見なしていた。それが今や有名大学の教授で、近々訪れる彗星の研究のためにこの町に戻ってきたのだ。しかもその間ローズマリーの家に滞在するというのだ! この家でふたりきりなんて無理! だって彼はあまりにも魅力的に変わってしまったんだもの…。
  • 復讐は愛ゆえに【あとがき付き】
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】太陽神ヘーリオスのようだわ…。それが、女優のジェシカが天才カメラマンのアレクに抱いた印象だった。それほど彼は圧倒的な存在感を放っていた。ジェシカはデートに誘われたが、休暇を理由に1度断った。けれど、休暇中も彼のことばかり考えてしまう。私…恋してる。彼の強烈な魅力に惹かれていく自分を止めることは、もはや不可能だった。生まれる前から互いの一部だったような感覚を共有するふたり。だからこの絆がひき裂かれる日が来るなんて夢にも思わなかった…。
  • 氷の誘惑【あとがき付き】
    完結
    3.8
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】過去のつらい恋の記憶から、コーリーは男性に臆病になっていた。ところがローマという名の謎めいた男性に出会って以来、圧倒的な魅力に夢中になってしまう。彼の魂胆など気づきもせずに。そして雨宿りにやむを得ず入ったホテルでローマにすべてを与えようとするが、彼はなぜかその情熱にためらいを見せた。恥ずかしさのあまり取り乱して逃げ出そうとするコーリー。いじらしく可憐な姿を目にしたローマはついに自制心を失い、彼女を抱きすくめ熱いキスの雨を降らせた!
  • 愛の城にて
    完結
    3.3
    「君には僕を忘れて幸せになってほしい」残酷な言葉を残し、将来を誓いあった恋人ルカはポピーを捨てた。イタリア名家の子息の彼は同じ階級の女性と結婚したのだ。そして7年後、祖母の所有するスコットランドの古城を訪れたポピーは、激しい嵐のなか、ひとり湖上の城にとり残されてしまう。恐怖に震えていたそのとき、戸口に現れたのは大柄な男性のシルエット――憎みつつ忘れることのできないルカの姿。かつて愛した彼と灯りもない城で夜を過ごすなんて!!
  • キスはあなたと
    3.0
    ルーは父の再婚相手である義母と、義理の妹とともに暮らしている。愛のない家族に、家政婦のように家事のいっさいを任せられる毎日。そんな日々も、恋人のデイビッドと結婚すれば終わりを告げるはずだ。ある日、妹と父の会社の取引相手との間に突然婚約話が持ち上がり、急遽祝賀会が開かれることになる。だがその翌朝、妹は置き手紙を残して家を出た。「彼女は一人ではないんだ」手紙を手に茫然とするルーは、男性の声に振り向いた。アレックス――妹の婚約者だった男性。いったいどういうこと? もしかして……デイビッドが?■ハーレクイン・ロマンスのベテラン作家サラ・クレイヴンが、とてもキュートな恋物語をお届けします。恋人と幸せな家庭を築くことを夢見ていたヒロインのルー。ところが彼に裏切られ、妹の婚約者だった男性からの思わぬ提案を受け入れてしまいますが……。
  • シンデレラへの招待/プリンスにさらわれて
    完結
    -
    月が輝くデビュタントの夜、いつもの冴えない私を忘れて、今日だけは美しいプリンセスになるの――…ドレスショップで働くメアリーは眼鏡におさげの内気な少女。知的でハンサムな弁護士ジェームズに憧れてはいても、そっと窓から見つめるだけで精一杯。見かねた店主のマーガレットは、彼女に1着のドレスをプレゼントする。魔法がかけられた美しいドレスに勇気を得たメアリーは、名前を偽って舞踏会に潜り込み、憧れのジェームズと夢のようなひと時を過ごすが!?
  • 初めから愛して
    -
    7年前、弟が起こした人身事故の補償金を工面するため、ケイティーはギリシア人のニコス・ラキスと便宜上の入籍をした。結婚式で顔を合わせたのを最後に、彼とは1度も会っていない。それなのに、あの漆黒の瞳は夢にまで現れ、なぜかケイティーの心に強烈に焼きついて離れなかった。だが恋人がいる今、秘密にしてきたこの偽りの結婚のことを話し、ニコスと正式に離婚する手続きをとらなくてはならなかった。なかなかうちあけられずにいたある日、食事に訪れたレストランで、恋人から学友として紹介された男性を見て、ケイティーは驚愕する。ニコス! うろたえる彼女を映すニコスの瞳に、悪意ある喜びが宿った。■偽りの結婚相手が億万長者だったことを知らなかったケイティー。7年ものあいだ忘れられなかったニコスとの思いがけない再会後、状況はさらに複雑になり……。傲慢なラテン系ヒーローに翻弄され心乱されるヒロインを描いた、キム・ローレンスの珠玉作です!
  • 最初で最後の恋人
    完結
    4.2
    朝、目覚めると同じベッドに裸同然の見知らぬ男性が!? ミランダは驚きとともに不思議なときめきを覚えた。きっとこれは夢なんだわ。だってこんな美しい男性がいるわけがないもの…。双子の妹が自分の想い人と結婚したショックから、逃げるように郊外のコテージのハウスシッターの職に就いたミランダ。男性はコテージのもち主の甥のジャンニ。彼もまた息子の親権争いのゴシップから逃れるようにここにたどり着いたのだった。現実から隔離された共同生活がはじまり…。
  • 実らぬ初恋【あとがき付き】
    完結
    4.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ケイトリンは借金で大切な土地を手放すかどうかの瀬戸際にあった。頼みの綱は、知りあった老シークが息子同然にかわいがっている大富豪からの資金援助。ところが現れたのは、かつての恋人ルーク!6年前、ケイトリンの父に雇われていたのに金を盗んだうえ黙って逃げた裏切り者だ。その彼が今やセレブの仲間入りですって? 動揺する彼女をルークは冷ややかに見つめてきた。一方的に捨てられたのはケイトリンなのに、なぜか彼はひどく怒って軽蔑を隠そうともせず…。
  • 彼はプレイボーイ
    -
    ルーシーは、バカンスに出かけた姉のフラットで留守番をしていた。玄関の呼び鈴が鳴り、いぶかりながら出てみると、立っていたのははっとするほどセクシーな男性だ。「ミス・フォスターだね?」返事も聞かずに部屋に押し入ると、男は振り向きざま、ハンサムな顔に怒りをたぎらせて言った。「まさに弟のタイプだ。胸が小さくて脚の長い、にせのブロンド美人」なんですって? いったい誰のこと?思いがけない侵入者の侮蔑的な言葉に憤慨し、男をにらみつける。だが目が合った瞬間、ルーシーは茫然となった。なんて青い瞳。吸い込まれてしまいそう……。怒りも忘れ、彼女はその場に立ちつくした。■セクシーなストーリーを軽妙な会話で描くのが得意なキム・ローレンス。今作のヒロインは、いきなり家に侵入してきた男性に恋をしてしまうルーシーです。2度と恋などしないと心に誓っていた彼女が、好きになってしまった相手はよりにもよってプレイボーイだという噂で……。
  • 罪深き一夜
    -
    女医のフィービは、代診としてある病院に勤め始めたものの、休暇中の院長と顔を合わせる前に辞めようと考えていた。院長のコナーは、今は亡き妹の夫。そして、フィービがひそかに愛した男性でもある。妹が死んだ直後、二人ははずみでキスをしてしまい、以来フィービは妹への後ろめたさを感じてきた。だが予想に反して、コナーが早く出勤してきたため、二人は思いがけない再会を果たす。「元気かい、フィービ?」彼の言葉に、フィービの心は激しく揺れ動いた。
  • 幸せな別れ
    2.0
    姉妹同然に育ったいとこの結婚式の付き添いをするため、ジェンナは数年ぶりに故郷の村を訪れた。だが村へ着いてすぐ、驚くべき噂を耳にしてショックを受ける。ロスが村へ帰ってきているですって!ジェンナの胸に苦い記憶がよみがえった。かつて、私とロスは誰もがうらやむ完璧な夫婦だった。そう、あの忌まわしい出来事が起きるまでは。「ジェンナ」聞き慣れた男の声に、突然、彼女の物思いは破られる。目の前には、別人のように痩せてやつれたロスが立っていた。
  • あの夜をもう一度
    完結
    3.0
    アリスはドアを開けた瞬間、目の前に立つ男性を見て息をのんだ。忘れもしないあれは3年前の吹雪の夜。避難先のホテルで出会った私の人生を変えた男性--。あの夜、アリスは絶望に支配されていた。まともな精神状態だったらロビーで会った男性に誘われるまま関係をもったりしなかったろう。味わったこともない濃密な時間に溺れたあと、彼女は黙って姿を消した。もう2度と会うことはないと思っていたのに…。再会した彼はあからさまな侮蔑の眼差しで、私を見下して!?
  • 令嬢のバラード / 運命がくれた愛
    完結
    2.5
    今夜もミシェルはクラブで歌いながら客たちの卑猥な視線にさらされていた。ロンドン生まれの令嬢ミシェルにとって、まるで悪夢のような場所。それもこれも1か月前、駆け落ち相手に裏切られてカリブに置いていかれたから――。客に一夜を買われ、恐れながらドアを開けると、そこには意外なほど上品な男性。ドレスを脱ごうとするミシェルに彼アッシュは、「ここから逃げたいかい?」と言いだして…!?(「令嬢のバラード」)。トップモデルの恋「運命がくれた愛」も同時収録。
  • 御曹子の恋
    完結
    5.0
    庭師のイブは高校生である弟の友人ダニエルを誘惑しているところを、ダニエルの叔父ドリューに見られてしまう。実はゲイ疑惑をかけられたダニエルを救うためのひと芝居だったのだが、ドリューはイブを尻軽女と思い込み、強引に接近してくるようになった。このままではお金持ちの慰み者にされてしまう。そうわかっていても、ゴージャスな彼に熱く抱きしめられてみたい…。イブは理性を失いそうになるが、どうしても一線を越える勇気をもてない事情があった――――。
  • 燃えさかる運命【あとがき付き】
    完結
    -
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ベッカは盛大な結婚式に忍び込んでいた。妹を無情に捨てた花婿のアレックスに復讐するため、この結婚式で真実を暴露するつもりだった。行動を起こそうとしたとき、彼女は何者かに制止される。振り返ると、そこにはまれに見るハンサムな男。だが、彼女は知らなかったのだ。彼、クリストスがあの憎むべきアレックスのカリデス一族の長であることを! 騒ぎを嗅ぎつけたパパラッチから逃げ出したベッカとクリストスだったが、彼女は彼をただの警備員と誤解していて…!?
  • 罪な伯爵
    完結
    -
    広告会社に勤めるローラは、顧客のパオロに頼まれ、偽の恋人になりすましてイタリアを訪れた。マザコン気味のパオロだが、母親の押しつける結婚相手からは逃れたいというのだ。しかし一枚上のパオロの母は、迎え撃つ準備を整えていた。自分の甥・ラモンテッラ伯爵――彼がほほえめば、ジュリエットもロミオの元を去ると言われるほど魅力的な男性。彼にローラを誘惑させて、息子の恋をぶち壊そうという計算だ。ローラはまんまと計略にはまり、伯爵に惹かれていくが…!?
  • 愛するのが怖くて
    完結
    2.7
    クレシダは休暇に訪れたエーゲ海のミロス島で、貧しい漁師ドレイコと恋に落ちた。情熱のまま身をまかせ、彼と結婚の約束をする。ところが、結婚式を目前にして父が破産し、病に倒れたと知らせを受ける。美しい夢は崩壊し、冷たい現実に目が覚めたクレシダ。ドレイコに何も告げられぬままロンドンへと帰る。借金返済の手だてもなく、絶望していた彼女に条件つきで肩代わりの提案をしてきた謎の大富豪。そこに待っていたのは…!?復讐の牙は甘く残酷にたてられる!!
  • 謎めいたプロポーズ
    -
    ジュードは一夜にして三児の親となった。兄夫婦が事故で亡くなり、後見人に指名されたのだ。ある日、五歳の甥ジョゼフが行方不明になり、取り乱す彼女のもとへ、意外な男性が甥を伴って現れた。同じアパートメントに住む友人の兄、ルカだ。悪名高いプレイボーイの突然の出現に動揺するジュードに、彼は、君には子育ての資格がないと非難する。ところが数日後、彼は再びジュードの前に現れ、唐突に切りだした。「僕と結婚してほしい」ジュードはわけがわからず、驚愕し、狼狽するばかりだった。
  • 愛するのは危険【あとがき付き】
    完結
    4.7
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】「マット・ハーンをベッドに誘え!」強引な経営で知られる社長の右腕として働くビアンカは、突然のボスの命令に困惑していた。マットは今から乗っ取ろうとしている会社の社長だ。美貌のビアンカはボスの愛人などと噂されているけれど、これまで仕事で女の武器を使ったことなどない。ボスの命令なんて無視するしかないわ! そう思ったのに、実際マットに会うと、彼の自信に満ちた男性的魅力に吸い寄せられてしまう。しかもマットもビアンカに誘惑を仕掛けてきて…?
  • 億万長者の花嫁【あとがき付き】
    完結
    5.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】サマンサは巨大企業の受付ロビーで立ちつくしていた。ここに来たのは社長のチェーザレに妊娠を伝えるため。彼は女優との浮き名でゴシップ誌をにぎわすような別世界の男性で、私が生涯かけて稼ぐお金を1分で稼ぐほどの大富豪だ。なんて言えばいいの…彼は私の名前も知らない。それどころか目や髪の色、そばかすがあることさえも。コテージの掃除婦と客として出会ったふたり。だが、結ばれた嵐の夜、突然の事故で視力を失った彼は絶望の闇のなかにいたのだから…!
  • 禁じられた愛の島
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    亡き母が昔描いた風景画の裏側から、ゾーイは書類と写真を発見した。書類にはギリシアのタニア島にある別荘を母に贈ると記されているが、古い写真に写るハンサムな男性に心当たりはない。秘密を直感したゾーイは、謎を解き明かすために島を訪れる。紺碧の海を背景に立つ別荘は、母の描いた絵のとおりだった。ゾーイはそこで庭師らしい男性アンドレアスを見かけ、彼に不審の目を向けられながらも強く惹かれる。せっかくの滞在を目いっぱい楽しもうと、浜で泳ぎ、肌を焼いたあと、ゾーイはいつしかうたた寝をした。ふと目覚めると、知らないあいだに日焼け止めが塗られている。アンドレアスが、裸同然のわたしの体に触れたんだわ……。
  • 裏切り
    完結
    2.5
    リディーはパーティー会場によく知る横顔を認め息を呑んだ。マリウス・ベネディクト――私の純潔と信頼を弄んだあげく、他の女と駆け落ち同然に家を捨てた義理の従兄弟。かつて無邪気に愛した冷たい灰色の瞳と、鍛えられた長身にまとった魅惑的な麝香の香りに絡め取られ、リディーはその場に立ちすくむことしかできなかった。彼の表情に確かに見えた欲望の炎、しかしそれはすぐに皮肉な笑いにとって替わる。あなたを忘れた今頃になって、突然帰ってきたわけは何…?
  • 妻には不向き?【あとがき付き】
    完結
    3.8
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】エリンはオリンピックのアメリカ代表として、馬術競技で銀メダルをとったことがある。けれど今、すべてをなげうってオーストラリアに来たのは、愛する祖父と一緒に暮らすためだった。そこで彼女は、14歳の時から10年も想いつづけてきた大農場経営者マイク・マクタビッシュと再会する。彼は兄の双子の遺児をひきとり、子育てのために結婚相手を決めたばかりだった。が、子供たちがその女性からひどい仕打ちを受けていると知り、エリンは黙ってはいられなくなり…?
  • 一夜だけでも
    完結
    -
    「君に仕事を頼みたい。今夜のパーティーで僕の恋人役を演じてほしいんだ」突然の依頼にマリンは驚いた。申し出た男性は義姉が勤める広告会社の経営者で、名うてのプレイボーイとして知られているジェイク。私みたいな平凡な女が彼の恋人なんて、誰も信じないわ…!彼の危険に満ちた雰囲気を怖がりながらも失業したばかりの彼女は承諾する。しかし、彼の元恋人を牽制するためとは言え、目が眩むような熱いキスをされ、しかも週末旅行中も契約は続くことになり…!?
  • 情事を告げる手紙
    完結
    1.5
    ケイトは人生に満足していた。小さなトラブルはあるものの、仕事は楽しいし、夫にも愛されて私は幸せだ――その矢先、差出人のない手紙が届く。「ご主人には愛人がいます」そんなはずないわ!激怒しながらも、不安が湧き上がってくる。そう言えば最近、会話がないわ。夫ライアンは作家として大成功している。お互い忙しすぎてすれ違いが多いせいだと思い込んでいたけれど。動揺したケイトは夫に探りを入れるが、それがアダとなり、夫婦関係はますますギクシャクして…。
  • 砂漠の青い瞳【あとがき付き】
    完結
    2.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】イギリスから砂漠の王国ザラフトにやって来たモリー。はじめて異父兄のタリク皇太子に会えるのだ! 期待に揺れるモリーは、空港で深いブルーの瞳の王子に出会い、ひと目で魅了される。彼は隣国の王子タイール。異父兄タリクの従兄弟だった。タイールもモリーに惹かれたが、彼女とタリク皇太子と親密さを垣間見て、異父妹の存在を知らない彼は、ふたりを愛人関係にあると誤解した。ふたりをひき離されねばならない――。彼はモリーを誘拐し、砂漠の彼方に連れ去った……。
  • スペインの一夜
    完結
    4.0
    スペインきっての名家の出であり、知らぬ者のない大実業家ラファエル‐ルイス・カステナダは悪夢のような光景を目にして凍りついた。夢みるような瞳、豊かに波打つ黒髪、間違いない、彼女は親友アンジェリーナが望まぬ妊娠の末にイギリスへ養女に出したマグダレーナだ。純真そうな態度を装って本家の子供の洗礼式にやって来るなんていったいどういうつもりなんだ。彼女を排除しなくてはならない、たとえどんなに恨まれようと、彼女を汚すことになったとしても…!
  • 砂漠に咲いた愛【あとがき付き】
    4.6
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】医師としてハナが働くオーストラリアの奥地に、ある日小型ジェット機が舞い降りた。やって来たのは、遠いアラブの国の偉大なる統治者シーク・マリク。彼は、ハナが育てている6歳になる甥のミッキーは未来の王になると告げ、こんな不毛の地に置いてはおけない、ミッキーを渡せと迫ってきた! なんてこと…育児放棄した妹の代わりに赤ん坊の頃から愛をそそいできたのに。しかもミッキーを手放さずに済む方法はただひとつ、彼との結婚だけだと宣言され…?
  • 帰らざる日々
    完結
    4.5
    クラブ歌手のジュリーは、一流クラブに呼ばれてローマを訪れた。かつての恋人リコの生まれ故郷だ。激しく愛しあうふたりは、彼の祖父に無理やり別れさせられたのだった。その時の息子がもう7歳になることを、リコは知らない。そしてここローマで、再び彼と会うことになるなんて!8年の月日はリコを冷酷無情な人間に変えていた。そしてジュリーは驚くべき真実を知らされる。ローマに彼女を呼んだのはリコであり、その目的は復讐にほかならないということを!
  • 気高きシーク
    完結
    4.0
    ギャビーはアラブの王国ザンタラに飛んできた。旅行中の兄が、麻薬所持の容疑で逮捕されたのだ。兄の無実を信じる彼女は、ザンタラの国王に直訴するため金色に輝く宮殿に忍び込む。だが、すぐに皇太子ラフィークに見つかってしまった。事情を話すと、彼はギャビーに取引きをもちかけてきたが…。「君の兄を救う代わりに、君はいったいどんな代償を払うつもりだ?」なんですって?このゴージャスな異国のプリンスは、私に何をさし出せと言うの?
  • 愛したのは別人【あとがき付き】
    完結
    2.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ロザムンドは義妹に押しつけられブラインド・デートに行くはめに。こんなの、ばかげてる。そう思いつつも拒めなかったのは、ロマンス小説家としてゆきづまりを感じていたから。このデートが刺激になってくれるかもしれない。そこへ現れたのは一見、風采の上がらない男。にもかかわらず、妙な魅力がある。でも、仕事のためになればという下心を隠しながらつきあうなんて、彼に悪いわ。身をひこうとするロザムンドだが、意外にも彼のほうが強引に迫ってきて…!?
  • 契約関係
    完結
    4.3
    レベッカは女子寄宿学校の教師。親しみやすく皆に頼られる存在だが、まさか問題児のエミリーから妊娠を打ち明けられるとは!父親を呼び出したものの、現れたのはハンサムで威厳ある風貌のニコラス。17年前束の間だが恋人だった私を、彼は覚えているだろうか?緊張するレベッカに彼は娘の家庭教師になれと言い!?
  • 打ち捨てられたドレス
    完結
    4.0
    ロンドンの大手建設会社社長令嬢であるダーシーは、娘の大学進学すら反対するほど、きわめて保守的な父親ギャビンに反発し、キャリアを身につけ自立しようとしていた。ある日、一族のなかで唯一信頼している叔母に懇願され、父の社長引退と新社長のお披露目を兼ねたパーティーにしぶしぶ出席することにした。そこで新社長として紹介されたのは、ジョエル・カスティール--2年前、ダーシーが悪夢のような出会い方をした憎き男だった!
  • 愛さないで!
    完結
    5.0
    交通事故で重体となったフェイ。悪夢のような状態から回復した彼女に、医師の言葉は冷たい衝撃を与えた。「一生、子供は産めない」ショックを受けた彼女は、会社を辞め婚約も解消し、家族の元に引き込んでしまった。そんな時、彼女の心配する兄の親友カイと知り合い、フェイの心は次第に癒されていくのだった……。
  • 無垢な同居人
    完結
    4.0
    タリーはデビュー目指してがんばるロマンス作家の卵。人に頼まれて、ロンドンの豪華なフラットで住み込みの留守番をしていたが、ある日シャワーを浴びていると、何やら人の気配が…。「ここには私しかいないはず…まさか強盗なの!?」しかし、現れたのはワイルドでセクシーな男性で、このフラットの本当のもち主だと言う。「不法侵入で訴えられるのは君のほうだ。それとも君は、僕のシャワーを手伝ってくれるのかい?」裸のままあわてふためくタリーに彼は魅惑的にほほえんで--!?
  • 罪深いほどに
    完結
    -
    元バレエダンサーのアナはパーティーで気持ちよくダンスを踊っていた。が、突然見知らぬ男性に「君のダンスは男を誘っているようだ!」と罵られ、その上、唇まで奪われる!その失礼な男性は、地元の病院に新たに赴任してきたドクター。アナは彼の態度に怒りを覚えつつも強く惹かれる。しかし、どうやら彼にはフィアンセがいるらしくて!?
  • 葡萄色の追憶
    完結
    4.0
    英国の小さな村でティールームを営むアニーは、今でも昔の恋人エチエンヌが忘れられない。9年前、フランスのワイナリーで出会い恋に落ちたが、彼は暴力沙汰にまきこまれて亡くなったのだ。そんなアニーに、近頃アプローチを仕掛けてくる男性が現れた。これまで姿を見たことのなかった家主のマイケル・ハーディングだ。彼は世界的に有名な作家で、静かなこの村に執筆のためやって来たのだが、まったく似ていないはずの彼の姿が、なぜか亡き恋人と重なって見え…?
  • ボスと秘書の十二カ月〈キンケイド家の遺言ゲームI〉
    完結
    4.0
    社長秘書のタラが会社を辞めたのは、社長の息子ランドのせいだった。ふたりはつきあっていたが、将来を口にした途端、彼に別れを告げられ、タラは辞表を提出したのだから。だが5年後、突然ランドがやって来て、亡き父の奇妙な遺言の条件を満たしてほしいと言う。できなければ彼が地位も財産も失うその条件とは、1年間タラが彼の秘書となること。神様、これはチャンスですか?1度は失った彼の愛を手に入れるため、タラは大胆すぎる提案を彼に申し出た!
  • 罪深いほどに
    -
    脚の古傷を心配する妹の気持ちをよそに、アナは精いっぱいパーティを楽しんで踊っていた。彼女は前途を期待されたバレエダンサーだったが、膝のけがで望みを絶たれ、いまは故郷でマッサージとアロマテラピーによる治療を仕事としている。だが、地元の病院の整形外科医長として赴任してきたアダムには、アナのダンスは男を誘っているとしか思えなかった。アナにしても、アダムの探るような視線に気づくと思わず体が反応した。「きみはセックスを求めているのが一目瞭然だ」思いもかけない言葉にアナは愕然とする。「ばかげたことを言わないで!」そしてワルツを踊ったあと、アダムはアナの唇を奪った。それなのに、彼には妻になる予定の女性がいるという……。
  • 恋の呪文アブラカダブラ
    -
    モリーはある日、友人のマジシャンの代わりに、子供の誕生会で手品を披露することになった。だがそれは、ことごとく失敗。ただ、主役の子供にも父親にも大受けだった。一年後、モリーは休暇村で、その父親に偶然再会した。彼の名はジャック・ハドン。四人の子供の父親だ。ジャックは誕生会で会ってから、彼女のことが忘れられなかったらしい。モリーもそんな彼の気持に気づいて、女心をくすぐられる。しかも、彼の実子だと思っていた四人の子供が親友夫婦の遺児だと知り、彼の責任感と寛大な心に尊敬の念を抱く。親密になっていくかに思えた二人だったが、休暇の終わりとともに、関係は疎遠になってしまう。あれは、ほんのひとときのロマンスだったの? そんなのいやよ!
  • 結婚式の夜に
    3.5
    一年半前、ジョージーナは純粋に愛し続けていた恋人アレックスを、いとこに奪われた。家族、親戚、友人はみんなこのことを知っている。アレックスといとこの結婚式当日、ジョージーナはエスコートの男性を雇った。そうでもしないと、この結婚式は乗り切れない。現れたのは思いがけなくゴージャスで知的な男性カラムだった。なんとか苦しみに耐えて列席し、ワインを飲みすぎたジョージーナは、気がつくとカラムと二人、ホテルのベッドにいた。アレックスとだって、こんなに奥底から欲望がわき上がってきたことはない。雇っただけの赤の他人カラムに、身をよじるほどのうずきを覚えるなんて。ジョージーナはその夜、一生分のはめをはずし、あとになって妊娠を知る。ところが、カラムの正体がわかったとき、混乱と恐怖がジョージーナを襲った。これは幻覚でしょう?悪夢でしょう?

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  • 復讐は甘く
    3.0
    エミリーは愛情の薄い銀行家の家庭に育ち、二十歳を迎えた今、父親の銀行に勤める男性と結婚しようとしていた。婚約披露パーティの夜、彼女は自宅の温室で思いがけずルークと出会った。ルークは血のつながらない又従兄で、十歳の時に母親を亡くし、エミリーの家に引き取られたが、彼女の一家を露骨に憎んでいた。四年前、エミリーは彼に夢中になったが、すげなく拒絶されたのだった。彼女がルークと言い合っている時、温室に婚約者と姉が入ってきて、信じられない会話を交わした。なんとエミリーの婚約者は姉と恋仲だったのだ。「僕と付き合っていたことにして、婚約を解消すればいい」ルークは屈辱に震えるエミリーに解決策を持ちかけ、唇を寄せてきた。それが復讐の始まりだとも知らず、エミリーは彼のキスに応えていた。
  • 魔法じかけの永遠
    完結
    -
    フローラには婚約者がいた。情熱的な愛はないけれど、堅実な生活が送れるはず…。そんな理由で結婚しようとしていた矢先、暴漢から助けてくれた見ず知らずの男性と恋におちてしまう。彼の名はマルコ。強引で、恐ろしく情熱的な彼にフローラはすべてを許してしまうが、実はすべてはマルコが仕掛けた罠だった!
  • ガラス越しの記憶
    完結
    4.0
    マーラとジェイシーは双子の姉妹。赤ん坊の頃生き別れたふたりは24年目に巡りあい喜びを分かち合うが、マーラは姉に、この事はまだ秘密に、と頼まれてしまう。姉は、養女の自分を可愛がってくれた今の家族に遠慮したのだ。確かに彼女の兄ジェイクは、突然現れた「妹の親友」を警戒し、不躾な態度をとってくる。けれどずっと孤独だったマーラは、家族ができた幸せさえあれば、なんでも乗り越えられると思っていた。まさか今まで以上の苦しみが待っているとも知らずに…。
  • 聞かせて愛を
    完結
    -
    今は亡き姉の子供ニッキーを引き取ったハリエット。21歳という若さとは裏腹に、恋愛とは無縁の生活を送ってきた。ある日、姉を嫁と認めなかったマルコス家から、今になってニッキーを迎えに来るという話が出た。可愛いニッキーを品物のように扱うなんて!!怒ったハリエットは、絶対に渡さない、と決心したのだが…。
  • 人違いは恋の始まり
    完結
    -
    失恋の痛手を癒すため、スコットランドにやって来た司書のローズ。そこで元有名F1レーサー、マチューと出会うが、初対面というのに彼はずうずうしくも無礼な態度をとってくる。彼はローズを、以前自分のベッドに全裸で忍びこんでいたミーハーなファンだと信じていたのだ。…それって双子の姉、レベッカのことだわ。思い当たったものの、ローズが真実を告げずにいると、彼は、君のような女性にぴったりの仕事だと言って、ローズに婚約者のフリをするよう頼んできた!
  • 奇跡、お届けします
    完結
    5.0
    “メアリーポピンズはどこ?”と題された、<ナニー募集>の広告に惹かれ、雇い主の元へやってきたポピー。迎え出たのは、可愛らしい双子の兄弟と、ハンサムな父親のジェームズ。しかし母親不在のこの家庭、蓋を開けたら崩壊寸前!!特に、父親のジェームズは寂しさと息子達の世話で疲れ果てていた。「私が救ってあげたい。母親・・・そして妻のように」思いがけない気持ちに、戸惑うポピー……。いつか奇跡が起こるまで、この想い、心の奥にしまっておかなければ…。
  • 消せない夜の記憶
    完結
    5.0
    冷酷な実業家の娘に生まれた不幸をかみしめながら、イヴは今夜も、豪華なホテルで催されたパーティーに同行させられていた。若さと美貌を最大限に活用し、父の会社を乗っ取ろうとしている実業家をまるめ込み、事態を父に有利な方向へもっていかなければならない。すべてにうんざりしていたイブの瞳をとらえたのは、おそろしく魅力的な男性だった。その誘惑に敗北し、イヴは彼に唇を許してしまった。彼こそ、今夜自分が懐柔しなければならない相手とも知らずに!
  • 奇妙な家庭教師 1巻
    完結
    -
    伯母からロンドン郊外の屋敷を相続した伯爵令嬢オクタヴィアは、うきうきしながらさっそく屋敷を見に行った。しかしそこにはすでにかわいらしい先客が!利発でおとぎ話のお姫様のように愛くるしい少女と、それよりだいぶ年下の、おてんばな妖精のような妹だった。事情がわからず、姉妹に手を引かれるまま、オクタヴィアは、姉妹の叔父エドワード・バラクラフに引き合わせられた。オクタヴィアを姉妹の家庭教師と勘違いしたエドワードは、尊大な態度で彼女に職をあきらめるよう言い渡した。
  • エンジェル・スマイル
    完結
    4.8
    若さにまかせて結婚した夫のチャドが何も告げずに失踪して1年半。傷心のままエンジェルはロンドンから故郷のアイルランドへ戻っていたが、するとそこへずっとふたりの結婚に反対だった夫の兄ローリが訪ねてきた。彼から告げられたのは、夫が自分を捨てて愛人と事故死したという衝撃の事実。さらに彼は、「弟には子供がいたんだ。生まれたばかりの赤ん坊だ。今、ここに連れてきている。僕と一緒に来てこの子の面倒をみてくれないか?」と言うのだが…!?
  • 指輪が語る真実
    完結
    3.0
    建築デザイナーのジョージ―が携わる開発計画が中止に追いこまれたとき、手をさしのべてくれたのはハンサムなやり手実業家のニック。「きみにこの計画の見直しをまかせよう。」自信にみちている彼のやさしさにふれ、ジョージーは惹かれていく気持ちを抑えられなくなってしまう。この恋は本物--彼女がそう信じはじめたとき、なぜかニックと連絡がとれなくなってしまう。再びジョージーの前に姿を現したとき、彼は喪服姿で、ふたりの男の子と赤ん坊をつれていて…!?
  • いつわりが愛に変わるとき
    完結
    4.0
    病気の子供達を救う活動をしている心優しい令嬢ケイト。リゾートで来たマヨルカ島で、妹がスキャンダル写真を撮られ、取り返すためにやむなく屋敷に忍び込む。だが、ちょうど犯罪の調査に来ていたスペインの大富豪モンテロー族の御曹子ハビエと鉢合わせ、つかまってしまう。写真と活動資金の引き換えに彼はケイトに契約結婚を持ちかけて…!?
  • 罪深き一夜
    完結
    -
    女医のフィービーは、新しい勤務先の院長と顔を合わせたくなかった。院長のコナーは、実は亡くなったフィービーの妹の夫で、フィービーが密かに愛し続けてきた男性でもあったからだ。 妹の葬儀の夜、二人はたった一度キスを交わしてしまい、それが罪悪感となって、今も彼女の心をずたずたにひき裂いていた…。
  • バルタルディの女
    4.0
    路肩に車をとめて嵐が過ぎるのを待っていたクレアは信じられない光景に目をみはった。どしゃ降りの雨の中、若い女性がスーツケースを手に歩いてくる。クレアが声をかけ、車に乗せて話を聞くと、その女性はまだ十七歳で、これから駆け落ちをするという。パオラと名乗った彼女は裕福な家の娘らしい。相手の男性は財産目当てではないかとにらんだクレアは二人が落ち合う駅までパオラを送っていくことにした。途中でぐっすり眠ってしまったパオラを車に残し、クレアは相手の男性と会って正体を見きわめようとした。ところが駅で待っていたのはその男性ではなく、パオラの後見人グイード・バルタルディと……数人の警官だった。
  • 祝福なき結婚
    完結
    4.0
    ハリエットは必死で結婚相手を探していた。「25歳までに結婚しなければ、私の所有する屋敷グレース・ミードを相続させない」と、祖父から宣言されたのだ。ハリエットにとっては、その屋敷は“プリンセスのお城”。絶対誰にも渡したくない。恋人すらいない彼女は、思いあまって新聞広告で夫を募集したものの、うまくいくはずもない。そこへ、貧乏画家ローンとの出会いがあった。個展のために資金援助をする代わりに、彼に形だけの夫になってもらったらどうかしら!?
  • プリンセスの隠れ家
    完結
    -
    美しい妹マリアにずっとコンプレックスを抱いていたリジー。ある日、マリアが交通事故で亡くなってしまった。リジーは父親がわからないまま遺された男児ベンをひきとり、ふたりきりで幸せな毎日を送っていた。そこへ公国のプリンス・エンリコが現れた。なんと、ベンの父親はエンリコの亡くなった弟だという。公国を治める大公の血をひくベンを、エンリコはリジーからとりあげるつもりなのだ。ベンは私の生きがいなのに!リジーは申し出をきっぱりと拒んだが…!?
  • 永遠の契約
    完結
    5.0
    エイドリアンは美しい屋敷の当主ピアズと婚約中。しかし、幼なじみで家政婦の息子だったチェイが現れ、その穏やかな生活がくつがえされてしまう!ピアズは彼女に借金を押しつけて失踪し、自分が新当主になったとチェイは言うのだ。耳を疑う彼女に、莫大な財産を築き、大富豪となったチェイがとんでもない提案をもちかけてきて…!?
  • 一晩だけのヒロイン
    完結
    -
    メグはお堅い小学校教師。ある日、休暇でシカゴを訪れ、人気女優テイラーとそのボディガード、ジャレットと出会う。普段の姿からは想像もつかないが、メグはテイラーにそっくりだった。そこに緊急事態が発生!テイラーがドラッグでふらふらだと言う。彼女の代役を務めてほしいとジャレットに頼まれたメグは、固辞するつもりだったが、超セクシーな彼に懇願され、断りきれずひき受けてしまう。自分のような田舎娘を彼が相手にするはずもないとわかっていながら…!
  • 裏切りの舞踏会
    完結
    3.5
    旅先のイタリアで道に迷ったエリン。そこに現れたのは、黒馬にまたがった驚くほどハンサムな男性だった。ふたりはたちまち恋に落ち、出会いの5日後には結婚式を挙げた。エリンはフランチェスコという名前しか知らなかったのだが、実は彼はヨーロッパの資産家リストの1番上に名前が載るような銀行家だった。突然の環境の変化に、エリンはとまどうことばかり。あげく夫の浮気を疑い、フランチェスコは彼女を慰めもせず、ふたりの結婚生活は暗礁に乗りあげたが…!?
  • スペインの恋人
    -
    ある深夜、ネルのもとに二人の子供が転がりこんできた。かつて住みこみで面倒を見ていた少女とその弟だ。父親の死後、実業家の叔父ラウルに引き取られたが、厳しい叔父に我慢ができなくなったのだという。二人を迎えに来たラウルは、ネルを見下すような態度をとった。ネルの目にはとびきりセクシーな男性に映るものの、彼のほうはネルを、亡き兄のかつての愛人だと思いこんでいるらしい。それから一週間後、ラウルがとんでもない提案をしてきた。姪と甥の世話をしてもらいたいから、彼の家に引っ越してほしいと。
  • 消えたネックレス
    完結
    4.0
    ロンドンで派遣看護婦をしているリネットのもとに、派遣協会から、ローマに行ってほしいという電話があった。ローマと聞いただけで、4年前、イタリアの男性と恋に落ちた思い出が、胸によみがえる。相手の妻の自殺未遂という苦い結末を迎えた忌まわしい記憶が…。即座に断ったリネットだが、強硬に説得され、やむなく、依頼人であるイタリア人の会社社長バルディーニに会いにいった。ブロンズ色の肌、引き締まった体つきの彼は、いやとは言わせないとばかりに、じっとリネットを見つめる。自分を雇いたいという相手が、こんな魅力的な男性だったなんて!とまどいながら週給5百ポンドとふっかけると、すぐに承諾され、リネットは窮地に陥った。ローマへ行かなければならないの?
  • 令嬢のバラード
    -
    ★突然現れた魅惑的な男性。あなたは救世主?それとも……?★今夜もミシェルはセクシーな衣装に身を包み、歌いながら客たちの卑猥な視線にさらされていた。ここは南米のいかがわしいクラブ。ロンドン住まいの令嬢ミシェルには、縁遠い世界だった。だが一カ月前、信じていた男性や地元警察の裏切りに遭い、このクラブに送りこまれたのだ。今や軟禁状態にある。ああ、誰か私を悪夢から救い出して……。そのとき、奥の席に座る一人の男性が視界に飛び込んだ。危険な魅力を漂わす彼に、ミシェルは目を奪われる。彼が自分の運命を握っているとは夢にも思わずに。
  • 運命があるのなら
    完結
    4.0
    秘書のアリスの上司として、新社長ルカが就任した。プレイボーイと評判のルカに対し、戸惑いを隠せないアリス…。そう、彼女は以前から、ルカへの恋心を胸に秘めていたのだから--。--本気になってはダメ!今の私には、彼を愛する“資格”などないのよ…--よき部下に徹しようとするけど、ルカの意外な一面を知り、胸は高鳴るばかりで!?
  • つまずいたプレイボーイ
    4.0
    不幸な家庭に育ち少年の頃から反抗的で、しかも軽薄な女の子とデートしてばかりではいい評判が立つはずがない。コール・マッカラムはまさに町の嫌われ者だった--彼に熱をあげる女の子たちを除けば。そんなコールが便宜上の結婚相手に選んだのは町1番の奥手ヴァージニア。恋愛に縁のない彼女に、せめて忘れられない一夜をプレゼントしてあげよう。コールは簡単な式のあと、ホテルの1室で過激なキスをしながら体を愛撫した。そのとたん、思いがけない反応が返ってきた!
  • オリンポスの咎人III レイエス〈オリンポスの咎人III〉 1巻
    完結
    -
    恐れても憎んでも、彼が忘れられない…。オリンポスを追放され、その身に魔物を封じたままブダペストの森で何千年も生きる神の戦士レイエス。アメリカからの旅行者にすぎなかったダニカの日常は、彼と出会って一変する。恐るべき戦士たちの城に理由もわからぬまま監禁され、運よく逃れたものの、身を潜める流浪の生活が始まったのだから。だが、彼女は自分を捕らえ、翻弄した戦士レイエスが忘れられない。彼は人ですらない。愛するには、あまりにも危険な男なのに--。
  • かわいい魔女
    3.0
    超過勤務に続くパーティのあと、熟睡していたホリーは玄関のベルに眠りを妨げられた。色気も何もないストライプのパジャマ姿でドアを開けると……そこにはなんとニール・ウェズリーが!大学時代、姉ロウィーナと親しかった彼は、ホリーの憧れの人だった。元F1レーサーで今は出版社を経営、いずれ爵位を継ぐ身分でもある。ニールは結婚を迫る女性から逃げるため、ロウィーナに今夜だけフィアンセになりすましてほしいと言いに来たのだ。あいにくロウィーナが不在と知り、彼はホリーにその役を頼んだ。ニールと私が熱烈な恋愛中? そんな嘘が通用するのかしら?疑心暗鬼のホリーに対して、ニールはきわめて楽観的だった。しかも彼はホリーにキスをした――熱く激しいキスを。
  • バルタルディの女
    -
    家庭教師クレアは、ローマで出会った令嬢パオラの誘拐犯と誤解され、警察に連行されてしまう!彼女の前に現れたのはパオラの結婚相手、セクシーで威厳に満ちた侯爵グイード・バルタルディ。ひと目で心奪われたクレアだが、グイードは彼女に驚くべき提案を持ちかけた。彼のために、パオラを従順な花嫁に仕立てろですって・・・!?
  • 紅ばらの伝説
    -
    ――私の本当のパパは誰?亡き母の遺品を手に訪れたワインの聖地フランス。だが、サビーヌを待っていたのは、母への謂れのない侮辱と、激しい怒りだった・・・。「君はここに用のない人間だ。二度と来ないでくれ!」過去の真実を探るサビーヌをあしざまにののしる男、ローアン。22年前に何が起こったの?ただ真実が知りたいだけなのに、どうして私を拒絶するの・・・・・・!? 紅い薔薇の伝説に導かれた、運命の出会い。母の過去を知るにつれ、深まる謎。秘められた真実を解く鍵を手にしたとき、新たな恋の伝説が生まれる!
  • 誘惑される理由
    完結
    5.0
    思いを寄せていた幼なじみの結婚式で出会った花嫁の兄・アレッサンドロ。初対面から敵意に満ちた視線を向けてきた彼に反感を抱いていたサマンサだが、ある日強引に唇を奪われてしまう。サマンサの片想いを見抜いた彼は妹を守るため、彼女を誘惑しようというのだ! アレッサンドロの冷たく黒い瞳に囚われ掻き乱される心に、サマンサはやっとこれが初めての恋なのだと気づく。彼の誘惑に愛などないのは明らかなのに、惹かれていく気持ちを止めることができなくて――。
  • キスはあなたと
    -
    ルーは父が再婚した時に失った幸福な家庭に憧れを抱いていた。なのに、ある日、恋人が義妹エリーとかけおちしてしまう! 二人の裏切りに傷つき、家を飛びだしたルーを、同様に裏切られたエリーの婚約者アレックスが追いかけてくる。 傲慢で危険な魅力を持つ彼は、ルーにとんでもない提案をもちかけてきて・・・!?
  • 危険な代役
    -
    やむにやまれぬ事情から義理の姉マーゴットに成り代わり資産家の老女マダム・ブリッソに会うことになったメグ。―― 訪れた南フランス最初の夜。嵐に行く手を阻まれたメグは、凄まじい音と光の中でジェロームと名乗る男性に出会い恋に落ちる。けれど姉マーゴットの身代わりとなった今、メグは真実を告げられず切なさだけが募っていった・・・。一方、マダム・ブリッソを慕うジェロームは突然来訪した噂の悪女「マーゴット」の奔放で自己中心的な真の姿を暴こうとメグに情熱的なモーションをかける。戸惑いつつも揺れ動くメグは、ますますジェロームに惹かれて…!
  • 愛のうずしお
    4.0
    血の繋がっていない家族との生活に疲れたモルウェンナは、亡き母の肖像画を持って家を飛び出した。行く当てのない彼女は、母がかつて暮らしていたトレヴェンノンの館に向かう。館の主・ドミニクは美形の青年。心奪われるモルウェンナだが、彼は突然彼女の母のことを罵り始めた。そこには彼女の知らない事情が・・・。
  • 身代わりの花嫁
    5.0
    ★わたしは妹に頼まれて身代わりを務めただけ。脅迫して結婚を承知させることはできないわ。★「二日だけでいいから、身代わりになってほしいの」ロージーは双子の妹に懇願され、代役を演じる羽目になった。妹は付き合っている恋人の煮えきらない態度にいらだち、ほかの男性と婚約すれば恋人が嫉妬して結婚を申し込むと考えたのだ。妹が婚約相手に選んだのは、モーガン・アーカート---コンピューター会社を経営する、危険な雰囲気を漂わせた金髪の男。彼は祖父の遺言により、六カ月以内に結婚しなければ、会社の経営権を手放さなくてはならない状況に置かれていた。ロージーは良心の呵責を覚えたが、アメリカで恋人と式を挙げる妹のために、必死で身代わりを演じた。しかし、ロージーの努力は徒労に終わってしまった。モーガンはたちまち彼女の正体を見抜き、冷酷な声で命じたのだ。「ぼくには妻が必要だ。妹がだめなら君に妻になってもらう」
  • 偽りのラブストーリー
    完結
    4.0
    間もなく30歳になるメガンの悩みは、母のこと。今は結婚に興味などないのに次々と花婿候補を連れてくる。次のお相手はルーカス・パトリック。今をときめく人気作家と聞き、彼女は一計を案じた。彼に頼んで、私に夢中なふりをしてもらおう。そうすれば母も大人しくなるわ。メガンはさっそくルーカスを訪ねるが、彼は留守。出迎えたのは作業中のペンキ職人だった。メガンは失望しつつも、つい事情を話してしまう。まさかそのセクシーな彼がルーカス本人とも知らずに…。
  • 砂漠の楽園
    4.8
    「――助かったわ!」ここはアウトバック。水も食料もないままオーストラリアの不毛の地を歩き続けてきたジェナは、ようやく砂漠のなかで1軒の家にたどり着いた。今にも壊れそうなあばら家だけど、外にはピカピカの自家用ジェットがとまっている。頼めば町まで送ってもらえるかもしれない。その時、戸口に現れたのは、精悍な顔立ちの美しい男性だった。あからさまに迷惑そうなそぶりを見せる彼なのに、ジェナの胸は激しく高鳴って!?
  • プライドと愛と
    3.0
    なぜジャック・ターケントンがここに!?メグはわが目を疑った。よりによって夫アレンの葬儀に現れるなんて。ケネディ家にも匹敵する名家のひとり息子ジャックとメグは、5年前激しい情熱で結ばれ、娘ケイティが生まれた。ジャックはその事実を知らず、もちろんメグも伝えるつもりはなかった。だが、ジャックはメグをめざして近づいてくる。けたはずれの富とひときわ目立つ容貌をもつ彼の目は、メグを威嚇し圧倒した。もう彼に振りまわされるのは絶対いやなのに!
  • 瞳は傷つかない
    完結
    -
    リゾート用地売却の噂を聞き、密かにバハマの小島を訪れたメイシー。所有者から島を買い取り、役員達に実力を認めさせなければ! 人目を引く美貌を隠し考え事をしていた時、不精ひげの男が微笑みかけてきた。メイシーはその声に凍り付く。手切れ金と引き換えに彼女を捨てた男ロス。まさかこんな所で再会するなんて!
  • 秘めつづけた思い
    -
    ★愛している。彼だけを。でもこのプロポーズを受けることはできないの。★スカーレットは数年前に亡くなった姉の息子を引き取り、順調だったキャリアもなげうって面倒を見てきた。保育士の仕事は決して楽しくはないけれど、今や生きがいである甥とずっと一緒にいられるのはありがたい。ある日、勤めている保育園の記念行事が行われ、スピーチをしていた老婦人が発作を起こして倒れてしまう。連絡を受けてやってきた老婦人の息子を見て、彼女は息をのんだ。何度も雑誌で見かけたことのある、有名なプレイボーイ!実際に目のあたりにすると、このうえなくセクシーですてきだわ。ため息をつき、スカーレットはうっとりと彼を見つめた。数日後、思いもよらぬ事実を知らされることなど想像もできなかった。
  • シークと乙女【あとがき付き】
    5.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】まさかひと目で恋に落ちてしまうなんて!―――ある日、泥棒に遭ったところを、素敵な男性に助けられたベアトリス。美しく気品漂う彼に、ベアトリスの心は激しく動かされた。なんとその男性はザラフト国の次期国王タリクだったのだ! 胸を高鳴らせながら、助けてくれたお礼を言おうとしたベアトリスに、彼は冷たく言い放った。「弟のハリッドと今すぐ別れてくれ」多額の手切れ金を提示した彼は、彼女を彼の弟をたぶらかす悪女と誤解していたのだ!
  • 愛人と逃避行 1巻
    1.0
    モブール公国大公妃エヴァは、暗殺の危機から逃れるため、密使ジャック・ライダーに伴われてイギリスに向かった。身分を偽るためジャックと恋人同士のふりを続けていたエヴァは、いつしか彼の美貌と聡明さと勇敢さに惹かれてゆく。「どんな危機のときでも、わたしが助けにまいります!」愛のない結婚生活しか知らない彼女は、命がけで自分を護ろうとするジャックの真摯な言葉に心を揺さぶられる。でも、彼にとってはただの任務。わたしを愛しているわけではない…。
  • 値札つきの愛〈キンケイド家の遺言ゲームIII〉
    5.0
    亡き父の奇妙な遺言により、ナディアは1年間、ダラスのペントハウスにひきこもることになった。門限は12時。友人に会うことも、仕事もしてはいけない。条件を破れば遺産相続権がなくなるのだ。11年前、夫を事故で亡くして以来、仕事や遊びで気を紛らわせてきたのに…。父は私を閉じ込めて何がしたいのだろう?わからぬままに孤独で憂鬱な生活が始まり2か月たったある日、ずっと留守だったペントハウスの隣人が彼女の前に現れた。だがその姿を目にした瞬間、ナディアはショックのあまり気を失っていた!
  • 偽りの結婚指輪
    完結
    4.0
    「ハナ、僕と結婚して欲しい」愛するイーサンからのプロポーズはこの世で一番嬉しい言葉のはずだった・・・。それが契約結婚でなければ。1年半前、妻を亡くしたイーサンにナニー(子守り)としてケンプ家に雇われたハナ。イーサンが彼女に求めたのは「子供達の母親」だった。「妻として愛されたい」そう思っても、彼は亡き妻を忘れていない・・・。ハナの切ない片思いが通じる日はいつ!?
  • 恋の呪文アブラカダブラ
    完結
    3.3
    新作小説の発売イベントでマジックを披露したモリーは、失敗続きで小説家ジャックの機嫌を損ねてしまう。ところが、彼と偶然にバカンスで再会。お互いの子供同士が仲良くなって、必然的に一緒に過ごす中で自然に心が惹かれあう。お互いに事情を抱えた大人同士の「ほんの一時の淡い想い」だったはずが・・・!?
  • 惑いの結婚指輪
    3.0
    リリーは、親友レイチェルに強引に誘われ、週末のダブルデートに出かけた。そこでリリーを待っていたのは、思いがけない人物だった。サンチャゴ・モライス――二度と会うことはないと思っていた男性。話によれば、サンチャゴはレイチェルの恋人の友人だという。なんて残酷な偶然だろう。リリーは自身の運命を呪った。サンチャゴと出会ったのは一年前のスペイン。愛し合った幸せな日々は、ひどい誤解が原因で砕け散った。激怒に燃える彼の瞳は今も忘れられない。そのとき、サンチャゴの不可解な視線に気づき、リリーは思った。まさか彼は、私が来ることを知っていたの?
  • 引き裂かれた一夜
    3.5
    不動産業界で働くキャリーは、地区の再開発を考え直してもらうため、業者の会長を訪ねた。だが現れた人物を見て、キャリーは恐怖と驚きにあえいだ。夫のニックが会長ですって?業者を買収したというの?挙式直後、夫の浮気現場を目撃し、屋敷を飛び出して一年。職を転々と変えながら行方をくらましたつもりだったけれど、夫の用意周到な罠に、ついに捕らわれてしまった。屋敷に戻って彼の跡継ぎを産めとニックは言う。素直に従えば、望みどおり地区の再開発を見直すとも。愛してもいないくせに、子供を産む道具として利用するつもりなのね!だが彼女には、もはや抵抗する力など残っていなかった。
  • 疑われた妻
    1.5
    三年もわたしと息子を放っておきながら、なぜ今さら現れたの?別居中の夫アンゴロスとの再会に、ジョージーはうろたえた。ギリシア人の彼とは出会ってすぐに結婚した。だが上流社会になじめずに同居の義母からは陰湿ないじめを受け、夫は仕事にかまけて、彼女の悩みに気づきもしなかった。そして最悪の出来事が起こった。ジョージーが身ごもると、彼はほかの男の子供だと決めつけ、出ていくよう冷酷に告げたのだ。今になって、アンゴロスは息子を自分の子と認め、戻ってこいと言う。身勝手な言い分を受け入れることなどできない。でも……。
  • 愛を買った億万長者
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    先祖代々の屋敷を維持すること。それがヘレンの願いだ。だが、どこからも資金援助をしてもらえず、ヘレンは頭を悩ませていた。ある日、マルク・ドラローシュが屋敷を訪ねてきた。危険な魅力に満ちた彼はパリの建設会社の社長で、歴史的建造物の保存に関心があるという。マルクは援助を匂わせつつ、露骨に誘惑いをかけてくる。「あなたと関係を持つくらいなら、死んだほうがましよ!」ヘレンは憤慨してはねつけた。数日後、彼は再びやってきた。今度は恐るべき提案を抱えて。
  • 春の丘であなたと
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    「ぼくはほかに楽しみを見つける。それがふたりのためだ」結婚してすぐに夫は出ていき、連絡もないまま2年が過ぎた。10歳も年上の実業家であるガブリエルを理解するには、ジョアンナはあまりにも純粋すぎたのだ。だがこの2年、夫のいない館で義父と暮らし、ジョアンナは女主人として懸命に務めてきた。そしていま、義父が突然この世を去った。彼は戻ってくるだろう。遺産と館を引き継ぐために。望まぬ結婚を強いられた、幼い妻と別れるために。

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  • 裏切り
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    母は兄ばかり可愛がり、意地悪な家政婦には邪魔扱いされる。そんな寂しい少女時代を過ごしたリディーにとって、同じ屋敷に住む継父の甥、マリウスだけが心の支えだった。17歳になるとリディーは純潔を捧げて彼への思いを遂げるが、その直後、別の娘との間に醜聞が立ち、彼は姿を消してしまう。裏切りに傷ついた心を癒せぬまま5年が過ぎたある日、継父の誕生パーティの席で、リディーの胸は再び千々に乱れる。マリウスが長年の沈黙を破り現れ、彼女の耳元で囁いたのだ――きみに楽しい思い出をよみがえらせてあげるよ、と。

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