作品一覧

  • 花嫁の身の代金【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】
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    彼はわたしに罰を与えた――突き放せないほど優しいキスで。 16歳のデボラは宮廷で、ド・ヴィア侯爵ニコラスと出会った。フランス貴族の彼はイギリス国王の覚えがめでたい一方、海賊も同然の行為を働いていると囁かれ、“悪魔”と呼ばれている。たった一瞥で女性を落とせると言われる瞳はたしかに魅力的だが、デボラは不埒者の彼に誘惑されても、応えるつもりはなかった。彼女はスペインの名門コルテス家の子息との婚約を控えているのだ。だが3週間後、仮面舞踏会で再会し、デボラの未来の嫁ぎ先を知ると、ニコラスは目に炎を燃やしながら、高らかに宣言した!「警告しておこう。わたしはコルテス家のものであるならなんでも奪い取る――花嫁も例外ではない」 ■「あなたのことなど、なんとも思っていないわ」ニコラスの妖しい魅力にからめとられまいと、デボラは心とは裏腹の気持ちを彼に伝えます。すると彼は、それが嘘であることを証明すると言って彼女の体を引き寄せ、燃えるような激しい瞳で見つめると、唇を……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • バルタルディの女
    4.0
    路肩に車をとめて嵐が過ぎるのを待っていたクレアは信じられない光景に目をみはった。どしゃ降りの雨の中、若い女性がスーツケースを手に歩いてくる。クレアが声をかけ、車に乗せて話を聞くと、その女性はまだ十七歳で、これから駆け落ちをするという。パオラと名乗った彼女は裕福な家の娘らしい。相手の男性は財産目当てではないかとにらんだクレアは二人が落ち合う駅までパオラを送っていくことにした。途中でぐっすり眠ってしまったパオラを車に残し、クレアは相手の男性と会って正体を見きわめようとした。ところが駅で待っていたのはその男性ではなく、パオラの後見人グイード・バルタルディと……数人の警官だった。
  • 花嫁の身の代金
    -
    16歳の令嬢デボラは国王ジェームズ一世の拝謁の会で、“悪魔”の異名をとるフランス貴族、ド・ヴィア侯爵と出会う。彼は私掠船を率いて海賊同然の行為をしているともっぱらの噂だ。視線だけで女性を陥落させると言われる瞳はたしかに魅力的だが、彼の自信過剰で傲慢な言動には反感を覚える。デボラはぶしつけに誘惑してくる彼を戒めるべく、スペインの良家の令息ミゲル・コルテスと婚約することを告げた。するとその名を聞いた途端、侯爵は目に炎を燃やして言い放った。「わたしはコルテス家のものならなんでも奪う――花嫁でさえも」
  • 名誉の問題
    4.0
    これは男の名誉の問題だ。たとえ不釣り合いな相手であろうと――。ナポレオンとの戦から帰国したヴィンセント・カールトン卿は、親友にして戦友ジャックの妹との結婚を決意した。戦場で死を目前にしながら、ジャックは仲間五人に約束させた。~ぼくが死んだら、このなかの誰かに妹カシーの夫になってほしい~五人は藁くじを引き、ヴィンセントが当たりくじを引いた。カシーとはまだ彼女が少女だったころ、一度だけ会ったことがある。美女に育ったとは思えないが、生き生きした瞳は忘れられない。彼女に事情を明かさず、結婚にこぎつけることが肝心だ。彼は入念に計画を立てて、カシーを田舎の館に招いた。

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  • バルタルディの女

    Ikm

    購入済み

    イタリアに旅したくなる

    情景描写が良くイタリアにまた旅行に行きたくなりました。
    警察をも動かす有力者で侯爵でもあるヒーローの態度は、傲慢ですがそんなにイヤにはなりませんでした。そんな大人なヒーローは、仮病を使い招待をドタキャンするヒロインを見破るなど、二人の微妙な関係が面白かった。ヒーローに幼い婚約者を自分と結婚する様に諭す役目の為雇われたヒロインを何故か誘惑するヒーロー。自分を愛人にするのではと思うヒロインは必死で抵抗。イタリアの田舎の風景描写も良く、惹かれ合う二人の関係も良かった。

    0
    2014年11月01日
  • 名誉の問題

    Posted by ブクログ

    読後感さわやか。気は強いが心優しいヒロインと、気を回しすぎて空回りするヒーロー。ヒーローが抱える秘密がどんなものかと心配しつつ読んだけど、暗い話にはならず、決闘前後の他の登場人物とのやりとりや意地っ張りのヒロインが楽しかった。
    しかしこの時代(リージェンシー)のヒーローには愛人がいるのがお約束なのね。お約束だけどいなければいいのにと毎回思うわ。

    0
    2011年11月27日
  • バルタルディの女

    Posted by ブクログ

    お子様ヒロイン×大人ヒーロー
    ジェシカ・スティールのヒーローみたいに一目ぼれメロメロで策略をめぐらし、ヒロインは勝手に誤解して悩んでいるのがオイシイ。
    気分的には☆4.5

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    2010年07月23日

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