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4.2〔競馬シリーズ〕最近イギリスの障害レースでは思いがけない大穴が十回以上も続出した。番狂わせを演じた馬には興奮剤投与の形跡が明白であったが、証拠が発見されなかった。そこにはどんなからくりがあるのか? 事件の解明を依頼された牧場経営者ロークは、厩務員に身をやつして、黒い霧の調査に乗り出した!
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5.0貴族の血を受け継いでいながら、ひとりスコットランドの山中で孤独な暮らしを続ける青年画家、アリグザンダー・キンロック。ある日、彼は自分の山小屋で待ちかまえていた四人の暴漢に襲われ、あやうく命を落としかける。闇雲に「あれはどこにある?」と脅されたあげく、わけのわからぬままに崖の上から突き落とされたのだ。事件が起きたのは、アリグザンダーが母の屋敷へ行こうとしていた矢先だった。ビールの醸造会社を経営している義理の父が、心臓発作に倒れたとの知らせを受けたのだ。全身の怪我をおして屋敷に赴いた彼は、義理の父の会社が倒産寸前であることを知る。経理部長が莫大な資産を横領して姿を消したらしい。しかも、会社が主催する障害レースの賞品である純金のカップも行方がわからない。会社の危機を救うべく奔走をはじめたアリグザンダーは、自分を襲った暴漢は横領事件に関係があるのではとの疑念を抱くが…。
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4.1〔競馬シリーズ〕濃霧をついて、蹄鉄のぶつかりあう音が響く。本命馬アドミラル号はただ一頭先頭を切り、最後の障害を飛越すべく態勢を整えていた。完璧な跳躍。宙に舞い、落ちた。騎手ビルは死んだ。事故なのか? ビルの親友アラン・ヨークはその疑いに抗し切れず、事件の謎に挑んでいった!
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4.5〔競馬シリーズ〕アマチュア騎手のイアンは、絶縁状態が続いていた父から突然連絡を受けた。五番目の妻が何者かに殺され、父自身も命を狙われているという。犯人は遺産めあての親族の者か? 父の護衛を引き受けたイアンは、犯人探しに乗りだすが……遺産相続をめぐる争いと親子の葛藤を描く。
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3.0【競馬シリーズ】現代ミステリの最高水準を誇る競馬シリーズの作者、ディック・フランシスが、みずからの数奇な人生を語る―学校が嫌いで馬を愛した子供時代、パイロットにこだわった従軍時代、騎手となってからの輝かしい栄光と思いがけない悲劇、引退後の作家としての道のり、そして創作の秘密。小説に負けない面白さと、抑制のきいたユーモラスな語り口で読者を魅了する、第一級の自伝。1995年までの近況を付す。
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4.0〔競馬シリーズ〕ヨーロッパ最高の女性騎手が誘拐され巨額の身代金が要求された。無事救出されたのも束の間、今度はダービー優勝馬の馬主の息子が誘拐された。誘拐対策企業のスタッフであるアンドルーは、同一犯人の存在を感じるが……誘拐対策のプロと冷徹な誘拐犯の頭脳戦を描く力作。
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4.7〔競馬シリーズ〕片手の敏腕調査員シッド・ハレーの許にまいこんだ昔なじみの厩舎からの依頼――所属の有力馬が、次々と原因不明のままレース生命を断たれるというのだ。調査に乗り出したハレーを襲ったのは、彼を恐怖のどん底へ突き落とす脅迫だった。『大穴』の主人公を再起用しMWA、CWA両賞を得た傑作/掲出の書影は底本のものです
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4.3〔競馬シリーズ〕探偵社の調査員ハレーは脇腹に喰いこんだ弾丸のおかげで生き返った! かつて障害騎手だった彼は、事故で騎手生活を絶たれた瞬間から、死人も同然だったのだ。だが今や胸の中に怒りが燃えあがってきた! 傷の癒えたハレーは、競馬界にうごめく黒い陰謀に敢然と挑戦していった!
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4.7〔競馬シリーズ〕敬愛するカシリア王女が危機に――夫が、銃器製造の分野に進出を狙う会社の共同経営者に脅迫を受けているという。その男の手から夫妻を救い出すため、キットは再び立ち上がったが、敵はすでに彼の身辺にまで卑劣な罠を……『侵入』の主人公が揺れる恋のなかで挑む新たな闘い!
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4.6元騎手で調査員のシッド・ハレーは、上院議員のエンストーン卿から持ち馬の八百長疑惑に関する調査を依頼された。しかしその直後八百長への関与を疑われた騎手が死体となって発見され、殺人容疑で逮捕された調教師も証拠不十分で釈放されたあと、不可解な自殺を遂げてしまう。真相究明に奔走するハレーだが、謎の刺客が最愛の恋人マリーナを襲う。不屈の男シッド・ハレーを四たび主役に迎えて、競馬シリーズ待望の再開!
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4.0馬の脚が切断されるという残忍な事件が続発。元ジョッキイの調査員シッド・ハレーは、飼い馬を傷つけられた白血病の少女に反人さがしを依頼される。やがて容疑者として浮かんだのは、ジョッキイ時代の好敵手で、今では国民的タレントとなった親友エリスだった。シッドはやむなく彼を告発するが、逆にエリスを擁護するマスコミから執拗な攻撃を受けて……。
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4.2〔競馬シリーズ〕交通事故で死んだ競馬写真家の自宅に、二日連続で強盗が押し入った。いったい何の目的で? 彼の遺した大量のフィルムを手にしたアマチュア写真家で騎手のノアは、自らの知識を駆使して、そこに潜む秘密の解明に挑んでゆく。複雑なパズルを解いたノアが目にした物は、驚くべき画像だった!/掲出の書影は底本のものです
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3.5〔競馬シリーズ〕外交官のダーウィンは友人に付き添い帰郷した。友人の娘の婚約者は優秀な獣医だが、最近手術した馬が次々と原因不明の死を遂げていた。さらに、病院が放火され、焼け跡からは身元不明の死体……ダーウィンは調査に乗り出すが、事件の謎を解く鍵は過去の記憶に隠されていた!
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4.3彼を殺したことを告白します……枕元にいた映画監督のトマスを神父と誤り、死の間際、老人はそう囁いた。意識が混濁した老人のうわ言だったのか?時を同じくして、26年前の競馬界で起きた変死事件を題材に新作を撮影中のトマスは、何者かからロケを中止しろと脅迫を受ける。老人の告白と脅迫には関係が? トマスは不屈の意志でロケを続けるが、遂に凶刃が彼を襲った! 映画界を舞台に放つ、シリーズ屈指のサスペンス。
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4.7【競馬シリーズ】マックス・モアトンは人気レストランを経営する前途有望な若きシェフ。しかし、彼が料理を担当した伝統の2000ギニーレースの前夜祭で食中毒が発生し、店は閉鎖に追い込まれてしまう。さらにレース当日、パーティ会場で爆弾テロが発生し、多くの死傷者が!前日の食中毒と爆弾事件には繋がりがあると直感したマックスは、汚名返上のため調査を開始する。
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3.8〔競馬シリーズ〕酒屋を営むビーチは、あるレストランで偽のラベルで売られている酒を発見した。利き酒の能力と知識を買われ、警察の捜査に協力するうち、ビーチは巨大な陰謀の渦に巻き込まれていった! 酒の世界を舞台に、謙虚な勇気と該博な知識を武器に闘う男の孤独な姿を描く、極上の味わいのサスペンス!
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3.8競走馬輸送会社を経営するフレディは、自社の運転手がヒッチハイカーを乗せることを禁じていた。が、一台の馬運車がその鉄則を破りある男を乗せたところ、男は急死した―これが一連の事件の発端だった。夜その車に何者かが侵入し、翌日修理工が調べると、車体の下から携帯用金庫が発見された。車は密輸に利用されているらしい。やがて、修理工が謎の言葉を残し不審な死を遂げた。謎が深まる中、フレディは陰謀に迫る。
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4.0〔競馬シリーズ〕騎手デリックは急死した兄から宝石輸入会社を受け継いだが、大量のダイヤが行方不明になっていることが判明する。デリックは慣れない宝石業界で模索しながらダイヤの行方を追うが、こんどは彼自身に危険が迫ってきた。兄への熱い惜別の思いを胸に、悪辣な敵に挑む青年の闘い。
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4.0建築家のモリスのもとを、突然、競馬場の支配人が訪ねてきた。経営者の男爵家の一族が老朽化した競馬場の売却をめぐって対立しているため、彼に株主総会に出席して売却に反対してほしいというのだ。モリスは、男爵家に嫁いだ過去のある亡き母から競馬場の株を受け継いでいた。彼は、男爵家との関わりを避けてきたが、支配人に懇願され、母の忠告を無視して総会に出席する。が、総会は紛糾し、やがて競馬場が爆破された。
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4.3〔競馬シリーズ〕作家としてスタートを切ったサヴァイヴァルの専門家ケンドルは、有名調教師の伝記を書くため厩舎に赴いた。だが到着早々、行方不明だった女性厩務員の他殺体が発見され、やがてケンドル自身にも犯人の魔手が……サヴァイヴァルのプロがその知識と技量を尽くして非情の罠に挑む。
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3.7〔競馬シリーズ〕名馬を種付けした子馬に次々と奇形が生まれた! 生産牧場に融資していた商業銀行エカテリン社の青年重役ティムは事態を救おうと死力を尽くすが……何者かの陰謀か? としたら何のために、またどうやって? 名馬の血統に賭ける生産牧場と名門銀行家の苦闘を巧みなストーリイ展開で描く。/掲出の書影は底本のものです
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4.4〔競馬シリーズ〕アート・マシューズはイギリスでも有数の競馬騎手だった。その彼が自殺した。それも競馬場の下見所の中央、観衆の面前で。半狂乱に陥り、おちぶれ、あるいは死んでゆく騎手たち――彼らを恐怖のどん底に追いやる。アメリカ探偵作家クラブ賞受賞
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4.3〔競馬シリーズ〕名馬や馬主を乗せてカナダ各地の競馬場を巡る大陸横断競馬列車。英国ジョッキイ・クラブの保安部員ケルジイは、内偵中の馬主を追ってこの特別列車に乗り込んだ。車上の邪悪な陰謀に孤独な闘いを挑むケルジイ。ロッキイ山脈と大いなる危険に向かって、サスペンスが鉄路を走る!
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4.0レース場で起きた惨劇に観客たちは凍りついた。目の前で騎手が落馬し、馬に押しつぶされて死亡したのだ。友の突然の死に、哀しみにくれるガラス職人のローガンだったが、まもなく彼のもとに謎のビデオテープが届く。それは友が彼に遺したものだった。だが、押し入った何者かにより、テープが強奪されてしまう!
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4.0気象予報士のペリイは、同僚とカリブ海でハリケーンの“目”の中を飛行する冒険に挑んだ。だが、“目”から出る時、強風に揉まれて飛行機は海上に不時着、ペリイは嵐の海に投げ出された。漂流の末、彼は無人島にたどり着くが、廃屋の金庫の中で奇妙な物を発見する。しかも、やがて銃を携え奇妙な服に身を包んだ一団がやってきた。九死に一生を得てイギリスに戻った彼は、真相を解明すべく陰謀の渦中へと踏み込んでいく。
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3.7〔競馬シリーズ〕物理教師ジョナサンは、ある日友人からひそかに三本のコンピュータのテープを渡された。数日後、その友人は事故死し、ジョナサンも命を狙われる……テープには、三回に一回は当たるという驚くべき確率の勝馬予想システムが組み込まれていたのだ。テープをめぐる熾烈な争奪戦を新機軸の構成で描く。/掲出の書影は底本のものです
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3.717歳の障害騎手ベンが突然厩舎を解雇されたのは、父親ジョージの策略だった。ジョージは下院議員選に勝利するため、唯一の家族であるベンを必要としていたのだ。激しい反発を覚えながらも、やがて父親に説得されたベンは選挙活動への協力を誓う。しかし、選挙区では、ジョージに対するスキャンダル攻撃と暗殺工作が待ちかまえていた!十代の少年を主人公に据え、生きることの厳しさと真の男の勇気を描くシリーズ第36作。
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3.3〔競馬シリーズ〕「おれは死ぬ……アリョシャだ……モスクワ……」英国王子の義弟と同性愛の噂のある騎手が、謎の言葉をのこして急死した。王室をまきこむスキャンダルか? 調査の依頼をうけた元騎手のランドル・ドルーは、オリンピックを目前にひかえたモスクワへ単身乗り込む。が、そこには巨大な陰謀が!/掲出の書影は底本のものです
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3.0〔競馬シリーズ〕若い妻は血だらけになって床の上に死んでいた――画家トッドは従兄が襲われた突然の凶事に言葉もなかった。その後に起こった放火事件とこの強奪事件には共通項があった。共にオーストラリアから買ってきた馬の名画が関わっていたのだ。事件の謎を追うトッドはオーストラリアへ!/掲出の書影は底本のものです
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3.6〔競馬シリーズ〕黒ずくめの誘拐者がニューマーケットでも有数の厩舎に押入った。何故……この疑惑は一味の首領が現われたとき重苦しい不安に変った。ダービイの本命馬に一味の指定する騎手を乗せろというのだ。果して、その真の目的とは? ダービイを控え、本格的仕上げ調整に入った厩舎を襲う妄執の影!/掲出の書影は底本のものです
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3.5【競馬シリーズ】「おれはおまえの父親だ」ロイヤル・アスコットの初日、ブックメーカーを営むネッドの前にやってきた男は、三十年以上前に自動車事故で死んだと聞かされていた父だと名乗った。にわかには信じがたい話に混乱するネッド。だがその直後、突如出現した暴漢が父を刺殺してしまう。なぜ父は今頃になって現われたのか? ネッドは否応なしに錯綜する謎の渦中へ巻き込まれてゆく。スピーディかつスリリングに描くサスペンス巨篇!
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3.0【競馬シリーズ】アフガニスタンで右足を失った陸軍大尉トマスは故郷へ戻った。厩舎を経営する母とは不仲だったがほかに行くあてもない。だがその厩舎では、負けるはずのない馬が不審な負け方をすることが続いていた。さらに、母の口座から毎週大金が引き出されている。母の弱みを握った何者かが母を脅迫しているのだ。トマスは姿なき敵との対決を決意する。自己の名誉と復活を賭けて。
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4.5【競馬シリーズ】弁護を引き受けろ。そして裁判に負けろ……アマチュア騎手で弁護士のメイスンは、ライバルの騎手を殺害した容疑で逮捕されたミッチェルの依頼を受けた。その直後から奇妙な脅迫が彼を脅かす。時を同じくして、逆恨みをしたかつての依頼人がメイスンを襲撃してきた。ふたつの事件には関連があるのか? 恐怖と職業倫理の間で揺れ動くメイスン……競馬シリーズの興奮にリーガル・スリラーの醍醐味を盛り込んだ巨匠の意欲作!
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4.3〔競馬シリーズ〕周囲の反対を押し切って、先祖代々敵対する家の息子と結婚した妹。ところが、何者かの扇動による中傷記事によって二人が営む厩舎が窮地に追い込まれてしまった。憎悪に満ちた記事を陰で操るのは誰か? 徒手空拳のチャンピオン騎手キットが、マスコミ界を相手に奔走する人気シリーズ第24弾。
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4.0巧みな手段で競走馬を盗み出した調教師夫妻だったが、思いもよらぬことから罪が明るみに―絶対に真似をしてはいけない、と著者が書き添えるほど巧妙な犯行の手口を描いた「ブライト・ホワイト・スター」をはじめ、短篇デビュー作である「強襲」、ラスト一行の衝撃が秀逸な「悪夢」など、長篇とは一味違う魅力の短篇作品を収録。さらに、本書のための書き下ろし五篇を加えた全十三篇で贈る、深い余韻を残す珠玉の短篇集。
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4.3〔競馬シリーズ〕不治の病に侵されたネリッサは南アフリカに所有する競走馬を甥に遺そうと決意した。しかし馬たちは最近不振を続け、財産としての価値が急速に失われつつあった。母親のように彼女を慕う俳優のリンカンは、かくて南アフリカへ飛ぶが、想像を絶する苦難と罠が待受けているとは予想もしなかった!/掲出の書影は底本のものです
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4.3〔競馬シリーズ〕スコットの胸は、自分の迂闊さを悔やむ苦い想いでいっぱいだった。巨額の金を横領し続けていたという、調教師ジョディの背信が発覚するに及んで解雇をいい渡したところ、彼は復讐鬼と化した! スコットの愛馬を他の駄馬と掏り替えるという悪辣な手段を講じてきたのだ。そこに潜む黒い罠とは?/掲出の書影は底本のものです
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4.3〔競馬シリーズ〕前任の厩務長も臨時雇いの厩務員も次々と行方不明となり、空輸中の馬が異様な興奮を示す――競走馬の空輸をめぐり何か恐るべき企みが遂行されている! 厩務長に身をやつしたヘンリイ伯爵は、かくて単身調査に乗り出していったが……競馬の世界に生きる男の孤独な戦いをサスペンスフルに描く。
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3.2〔競馬シリーズ〕英国ジョッキイ・クラブ調査員デイヴィッドがノルウェーにやってきたのは、招待騎手ボブの起した売上金横領事件を調べるためだった。が、到着早々、何者かに命をねらわれ、その後も度重なる妨害を受ける。調査を阻むのはいったい誰なのか? 冬の北欧を舞台に繰り広げられる強烈なサスペンス!/掲出の書影は底本のものです
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4.0〔競馬シリーズ〕明かりがまったくない。力のあるエンジン音、軋む音。ここは一体どこだ? 余暇をアマチュア騎手として過ごす公認会計士ブリトンにとってその日は晴れやかな一日だった。出場した障害レースで優勝したのだ。ところがレース直後に何者かに誘拐されてしまった。ブリトンは脱出を決意したが……。/掲出の書影は底本のものです
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3.5〔競馬シリーズ〕競走馬を競りおとしたジョウナの身辺に、次々と奇妙なことが起こり始めた。アル中の兄に匿名でウイスキーが届けられ、放火事件が……信用あるジョウナを目の上の瘤にしているあくどいやつらがいるのだ。業界を守らなければ! 敢然と立ち上ったジョウナの前に現れた、陰で組織を操る人物とは?/掲出の書影は底本のものです
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3.8〔競馬シリーズ〕記事を金にするな。絶対に自分の魂を売るな――そう言いざま競馬記者のバートはビルの七階から転落した。同僚のジェイムズの背中を冷たいものが走った。裏に何かある! 競馬をめぐる不正行為に彼が加担していたのか? ジェイムズは記者の良心に誓って、一人敢然と事件の謎を追いはじめた!/掲出の書影は底本のものです
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4.0〔競馬シリーズ〕休暇中の諜報部員ジーンを引っぱり出したのは、輸送中の名馬が米国で忽然と行方を絶ったという事件だった。彼は気乗りがしなかった。休暇はまだ始まったばかり……だが敵の黒い魔手は、早くも彼をつけねらっていた。名馬盗難の謎を追い単身米国に乗り込む英国諜報部員ジーン、捨身の奪回作戦!/掲出の書影は底本のものです
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4.3〔競馬シリーズ〕英国の人気ジョッキーらを乗せたチェロキイ機は、予定外の着陸を決行した。点検のために総ての乗客が降りたその直後、チェロキイ機は轟音とともに燃えあがった。命を狙われているのは誰なのか? 早くも炸裂する敵の罠! 著者が、騎手とパイロットの体験を充分に活かして送る白熱のスリラー。/掲出の書影は底本のものです
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3.7〔競馬シリーズ〕競馬騎手ケリイは八百長レースの疑いで査問会にかけられた。彼にとっては全く身に憶えのないことだったが、査問会は彼に免許の無期停止を言い渡した。あまりに大きな衝撃。これは誰かが仕組んだ罠なのか……あいまいな霧に覆われた斯界の最高権威、査問会の謎にいどむ騎手ケリイの絶望の闘い。/掲出の書影は底本のものです
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4.0【英国推理作家協会賞最優秀新人賞受賞】1919年のニュー・オーリンズで、斧を使って殺人を繰り返す、アックスマンと呼ばれる犯人。「ジャズを聴いていないものは殺す」と予告までする殺人鬼を懸命に追う男女がいた。人種差別の強い街で、黒人の妻がいることを隠して困難な捜査を続けるタルボット警部補。ある事情から犯人を捕まえるようマフィアに依頼された元刑事のルカ。ジャズマンと共に事件の解明に挑む探偵志願の若い女性アイダ。彼らの執念で明かされる衝撃の真実とは? 実際に起きた未解決事件をもとに大胆な設定で描く、英国推理作家協会賞最優秀新人賞作。
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3.5犯罪歴のある患者を収容するビーチウェイ重警備精神科医療施設は、不穏な空気に覆われていた。ヴィクトリア朝時代に救貧院だったここには、かつて残忍に患者を支配した寮母の亡霊が出没するという噂があった。そこへある夜、不意の停電とともに、自傷行為の絶えなかった患者が死亡したことから、施設の危うい日常は崩れ去る。患者ばかりか職員までもが亡霊の噂に怯え、何かを目撃したと言い出すものまでが現われたのだ。単なる妄想か、超常現象なのか、あるいは? 上級職員のA・Jは、最近退院したばかりの、ある患者が舞い戻り関与しているのではないかと疑うが、上層部を気にする院長のメラニーは事態への対応を渋る。悩んだ末にA・Jは、独断で警察のキャフェリー警部に相談するが……アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞に輝いた『喪失』に続き、サスペンスの新女王たる実力を見せつける話題作!
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4.2ミステリー界の新女王カリン・スローター、幻のデビュー作!十字に刻まれ、惨殺された女性。異常な犯人の魔の手が検死官サラに迫る――。「どうして私はこれを読まなかったのか」北上次郎(本書解説より) 小さな町のレストランのトイレで、大学教授の女性が腹部を十字に切り裂かれて殺害された。偶然にも第一発見者となった検死官サラは、迷いのない切創と異様な暴行の痕に戦慄を覚える。しかも犯人は被害者の習慣を熟知した人物――この町に暮らす顔見知りに違いない。捜査が難航するなか、第二の事件が発生。犯人の影はサラに忍び寄っていた……。MWA賞受賞作家の原点、震撼サスペンス!