【感想・ネタバレ】怪盗クイーン ブラッククイーンは微笑まないのレビュー

あらすじ

このところ、華麗な手口で世界中の秘宝財宝を盗みまくり、世間を騒がす「怪盗クイーン」。だが、その正体は、クイーンの名を騙る「ブラッククイーン」だった!そして、ブラッククイーンが予告してきた次なる獲物は『ホープ・エッグ』。 約500年前に、世界各地で起きた奇跡「フィニス・パクトゥン」の謎を解く鍵といわれる『エッグ』をめぐり、探偵卿vs.クイーンvs.ブラッククイーンの闘いの火ぶたが切られる!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 以前読んだ時はかなり駆け足だったが今回はゆっくりじっくり読めた。唯一の悪になるために皇帝すら出し抜く探偵卿ヴァドエバー。ここらへんの頭脳はアンゲルスより強敵さを感じさせる。目的のためには手段を選ばず、だが決して悪にはなりきれず。クイーンも何かしらの絶望を感じたことがあるはずで、その点ヴァドエバーと変わらないはずだけど、クイーンには余裕がある。そこがクイーンとブラッククイーンとの違いではないだろうか?ここらへんからどんどこどんどこと探偵卿が増えてくる。オタカラウォーズの存在が示唆される。令夢の構想はここから始まっていたのか。

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2024年03月07日

ネタバレ

フィニス・パクトゥン

はやみねかおるが大好きっ子だった小学生の頃に戻れたような気分になりました。今読んでも面白い!そしてメッセージ性が強い!

今回のお宝ホープエッグは、虐げられている領民を不思議な力で領主から守る奇跡、フィニス・パクトゥンを起こしてくれます。フィニス・パクトゥンが起こった町の領民には一晩で領民を守る城ができ、超能力を与えられ不思議な力で領主は倒されます。ただ、その領民たちに領主を倒すという自発的な覚悟はありません。その後フィニス・パクトゥンが起こった地のほとんどは領民たちに打ち捨てられます。

覚悟無くして与えられた自由には価値がない。これは現実でも起こっていることではないでしょうか。例えば、戦後の日本。敗戦国となり、国民には欧米的な自由と人権が与えられます。しかし、戦ったり話し合ったりして勝ち取ったものではありません。不思議な力でいきなり与えられた自由と人権は自発的に勝ち取った国と同じ意味を持っているのでしょうか。

物語の中ではフィニス・パクトゥンの誘惑を断った日本の島が出てきます。島民は、「苦しくないか?」と聞かれ、「何十年もかけて領主と話し合い、今は苦しいが子供たちの未来を明るくしようと頑張っている」と答えます。

覚悟を持って未来をよくするために話し合おう。これが子供たちに向けての作者の願いなのかなと感じました。

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2019年03月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ブラッククイーンというクイーンの偽物がでてきます。世界各地でおきた“奇跡”とよばれるフィニス・パクトゥンをおこす起爆剤のようなエッグがあるのですが、新たに発見された十番目のエッグをめぐり、クイーンとブラッククイーンが争います。やっぱり、本物のクイーンはC調と遊び心を大切にしていて、かっこいいです。敵わないですね。

また、この作品では登場人物たちの「悪」についての考え方が書かれています。
詳細不明の探偵卿、ウァドエバーにとって「悪」とは、“自分のことしか考えないこと(p292)”だそうです。その助手であるパイカルは、「悪」の定義は「美しくないもの(p318)」と言っています。
「悪」とは、「正義」とは、と考えさせられました。

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2017年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

さらっと1回読んだら、ちょっとこれまでよりも甘いような、ちょっとネタにキレがないような。というわけで二回目読んだら、やはり楽しめました。やっぱり児童書はゆっくり読んだ方がいいな。

みんなで居酒屋、みんなで回る寿司。しかし必ずゴタゴタ事が起こります。

パイカル君がいい子だ。ワァドエヴァーさんが今後ショタ容疑で捕まらないかが心配。くだらない本をものする能力?までコピーしてしまったとこも心配。
しかし自分のことだけでなく、色々背負っちゃってる彼にはちょっと泣けました。それが中年のおっさんなのである、さらに、それすら受け止めて流すクイーンの包容力よ。

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2018年10月08日

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