あらすじ
「私は絶対に認めたくありません」
プロ編入試験の是非を問う臨時棋士総会が開催され、あいの前に最強の試験官が名乗りを上げた。
一方その頃、竜王防衛戦のため海を渡った八一に『谷間の世代』と呼ばれた伏兵たちが襲いかかる!
「始めようか? 居飛車と振り飛車の最終戦争を……!」
将棋二大戦法がその存続を懸けて激突する時、棋士たちもまた己の存在意義を求めて泥臭く足掻く。
序盤、中盤、終盤どこを読んでも熱い対局の連続! 全ての駒たちが躍動する本編最終巻!!
「九頭竜八一……先生。わたしをまた――――に、してくれますか?」
空前絶後の将棋ラノベ、遂に終局。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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Posted by ブクログ
このシリーズも20巻が最終巻。ライトノベルは結構好きで、最終巻まで読んだ本は結構ある(勿論途中で離脱した本も、かなり数多くある。)が、このシリーズも最後まで面白く読ませてもらった。
このシリーズの面白さは、破れ去った者たちの悔しさ、悲しさ、自分に対しての怒り、相手に対しての憎しみなどの感情の起伏、負けが込むと将棋生命を断たれると言った運命を繊細にそして残酷に描かれているところだろう。ただ、このシリーズの救いはそれら敗者たちのそれでも前を向いて進もうとする姿が意地らしく健気で、思わずよかった思わせてくれるところだろう。
とにかく、このシリーズは面白かった。ただ、登場人物のキラキラネームだけは読み辛かった。