あらすじ
「私は絶対に認めたくありません」
プロ編入試験の是非を問う臨時棋士総会が開催され、あいの前に最強の試験官が名乗りを上げた。
一方その頃、竜王防衛戦のため海を渡った八一に『谷間の世代』と呼ばれた伏兵たちが襲いかかる!
「始めようか? 居飛車と振り飛車の最終戦争を……!」
将棋二大戦法がその存続を懸けて激突する時、棋士たちもまた己の存在意義を求めて泥臭く足掻く。
序盤、中盤、終盤どこを読んでも熱い対局の連続! 全ての駒たちが躍動する本編最終巻!!
「九頭竜八一……先生。わたしをまた――――に、してくれますか?」
空前絶後の将棋ラノベ、遂に終局。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最終巻。
もったいなくて、なかなかよめなかった一冊。
熱い、熱い、熱い物語りが終わってしまった。
紆余曲折を経て、現実がラノベを凌駕する瞬間もありながら、最後はもう少し時間がかかるがいつか訪れる未来の予言書かもしれない。
読んでる最中は響いてこなかったのに、感想文書きながら画面がぼやけてくる。
自分の心に、「折れなければ、負けじゃない。」
将棋とは人生也と普通の人ではない狂人も人間である事が垣間見れる作品。冷めた心に火を灯すために手に取ってみてはいかがだろうか?
Posted by ブクログ
本編完結 熱い物語が終わってしまった。
「りゅうおうのおしごと」なのに九頭竜 竜王の存在感は低く、女の戦いが熱く面白かった
物語が完結するのは 嬉しくもあり、寂しくもあるが、この作品に出会えてよかった。
Posted by ブクログ
ページ数597、厚い、、、そして内容は熱い。
雛鶴あいのプロ棋士編入試験、空銀子四段の試験管立候補。
九頭竜八一と生石充の竜王防衛戦。
その二年後、雛鶴あいは竜王戦挑戦者となる。
Posted by ブクログ
最終巻は、あいと銀子の対決。600ページが短かった。八一の生石充との竜王防衛戦もあるけど、ターニングポイントになるところまでが描かれ、最後までは描かれない。やはりメインは、あいと銀子。どちらか一方だけの対決に至るまでの道筋が描かれるのではなく、双方が描かれるのが良かったな。どちらにも勝ってほしかった。そして、勝負はあいの勝利で終わる。あい、プロ棋士になれて良かったな。そして、銀子将棋には負けたが、八一争奪戦では勝利。八一と結婚するのか、こちらもおめでとう。最後のあいと八一の対決の続きも描いてほしかったな。
感動の一言
連載開始から最終刊まで「熱い」の感想が全てです。魅力的な登場人物しかいない作品ですので番外編などの続刊を熱烈します。
Posted by ブクログ
このシリーズも20巻が最終巻。ライトノベルは結構好きで、最終巻まで読んだ本は結構ある(勿論途中で離脱した本も、かなり数多くある。)が、このシリーズも最後まで面白く読ませてもらった。
このシリーズの面白さは、破れ去った者たちの悔しさ、悲しさ、自分に対しての怒り、相手に対しての憎しみなどの感情の起伏、負けが込むと将棋生命を断たれると言った運命を繊細にそして残酷に描かれているところだろう。ただ、このシリーズの救いはそれら敗者たちのそれでも前を向いて進もうとする姿が意地らしく健気で、思わずよかった思わせてくれるところだろう。
とにかく、このシリーズは面白かった。ただ、登場人物のキラキラネームだけは読み辛かった。
Posted by ブクログ
面白かった!
とうとう、完結した。
そして、私のこうなったらいいな、と思ってた
まんまその通りの結末に歓喜。
結末、というか二年後のエピローグが、希望のとおりだった。
そう、八一VSあい
できたら、この対局をたっぷりと読みたかったが、
まあ、これはこれで、スッキリした。
それはまあ、ええとして
なんといっても、今回の肝は居飛車VS振り飛車
面白い構図にするためというか、
人間味の振り飛車にスーパーコンピューターの居飛車
前作までの、あのめちゃくちゃしんどい”将棋の未来”から一転
やっぱり将棋の未来は人間が作るんや!的な面白さが全面に出てて
大変美味しゅうございましたな。
八一vs大石おもろかった、、
そして、重要人物がたくさん出てくるが、
なんといってもトランスフォーム(物理)したイカが!
桂香さんのトランスフォーム(生活)も良い。
約600Pのラノベにしては2冊分ぐらいのヴォリュームだったが
それでもまだ、短く感じた。もっと読みたい。
ということで、本編完結したが、
短編とSS集3冊ほど積読しているので、
ゆっくり読みたいと思う。
”雪国の人間にとって雪は邪魔なものでしかない。
好きとか嫌いとかじゃなく、ただ空から降ってくる邪魔なもの。”