【感想・ネタバレ】りゅうおうのおしごと!15のレビュー

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自らを開花させる為に

八一の元を離れ東京に来たあいは山伐刀八段の世話になる。同居する事になった鹿路庭珠代はあいの才能に嫉妬しながらも、孤独な環境で一人戦うあいに次第に心を開いていく。一方、八一は供御飯万智の依頼で自らの棋書を執筆していた。女流名跡で迎えたあいと万智との対局。狡猾な山城桜花に可能性の翼たるあいが挑む。

#アツい

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2023年09月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 2021年9月刊。恋人は失踪、愛弟子は関東へ移籍し、傷心の八一へ攻勢をかけたのは……。八一初の棋書の担当編集という立場を存分に利用し、八一にグイグイ迫る万智(幼馴染み)、八一に4億円のマンションを買わせ、同棲を始める天衣(弟子)と、二人の個性の違いが際立つアプローチが鮮烈! 
 一方、在京の棋士・山刀伐に引き取られた、あいは、彼の弟子・珠代と同居することになるが……。

 本巻は、特に女性たちの奮闘をメインに置いた巻だった。女性であるが故に、蒙らなければならない不利益の数々が、珠代の口から赤裸々に語られ、思わず「ううっ、男に生まれてすみません」と思ってしまった。
 エピソードが妙に具体的なので、筆者の取材の成果だろうか? これまでも将棋界にまつわる様々な問題を取り上げてきた本作だが、「女性が棋士であるための苦悩」という一部読者には敬遠されてしまうかもしれない深刻な問題に切り込めたのも、長期シリーズゆえの余裕もあるのだろう。
 将棋に関する小説を取り上げた番組で、本作を取り上げなかった某国営放送のスタッフは猛省して欲しい(苦笑)。
 閑話休題。
 八一の異次元の思考の一端を理解した万智が、あいに挑む女流名跡リーグ戦はかつてない緊迫感に満ちており、俄然引き込まれた。両者の戦いの結末は意外ではあったが、確かに筋が通った展開であり、納得の結末だった。

 真正のロリコンであるとか、人の気持ちに無頓着とか、毀誉褒貶、色々あるが、それでも終盤、八一が見せた銀子への想いの純粋さに、赤心に心胸打たれた。また八一の棋書を手に、涙する銀子に胸打たれた。二人には幸せになって欲しい。今はただそれだけを願う。(終)

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2021年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

鹿路庭さんの過去話が印象深かったです。そして雛鶴あいの「こうこうこう」が炸裂。これはヒロインの座にカムバックといってよいのでは!?
まあ、京都でのイチャコラはあんなもんでしょう。

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2021年11月06日

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各キャラのストーリーがそれだけで一冊の本が書けるほど、どころか一つのシリーズが書けるほど濃密。出番自体は極小レベルでも一番のお姫様役はやはり銀子だったのが良い。

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2021年09月19日

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待っていました

新刊待っていました。そして今回も笑わせられ、そして泣かされました。

関東人なので、京都や大阪の地名はすぐにはピンとこないのですが、天橋立などの調査をして執筆しているのがよくしているのが分かります。

ヒロインにあいを持ってきた1話からすれば、銀子はともかく天衣や珠代などはやられ役と思っていましたが、ヒロインランキングをやれば、毎回順位が変わると思いますね。

終わりに近づいてきたと思います。おそらく銀子が正統ルートになるとおもいますが、ここまでくればあまりにも各キャラが魅力的なので、各ヒロインエンドの話も出版してほしいです。

#笑える #泣ける

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2021年09月15日

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