あらすじ
真意が読めない菖蒲を、独断で「デュガリー展」に招待した顕定。一方、倉田屋で店番をする志のぶのもとに、菖蒲の隣で怪しげな合成ダイアを付けていた女性・西瞳が単身やってくる。
顕定と菖蒲、志のぶと西瞳が対峙する中で、先手を打つのは一体誰…?
志のぶの生活に密着!クラスメイト“ばばみつ”の家出騒動や、パワフルな顕定の叔母、倉田屋への襲来編など、全4編を収録。
ついに、北上家の家宝の石を持つ者の正体が明らかになる、必見の第12巻!!
【電子限定描きおろし特典つき!】
ネタを書いたノートを開いた著者。
「新しい連載の企画2本です どっちがいいですか?」
・質屋の話
・音大の話
ここで選ばれた「音大の話」が後の『のだめカンタービレ』となり、
残された「質屋の話」が本作、『七つ屋志のぶの宝石匣』。
というわけで、二ノ宮知子先生が約15年あたためていたシリーズが、ついに始動!
舞台は、老舗質屋。宝石のオーラを見抜く天賦の才(?)を持つ、跡取り娘の志のぶ。
女子高生なのに、宝石に関してずば抜けた知識を持っているのがカッコイイ!
不思議女子というギャップもイチオシ。
しかも、志のぶには年上のイケメン婚約者・顕定という存在が!
けれどそれは志のぶの祖父が決めた関係。
恋愛とも違う、ビジネスパートナーのような絶妙な距離感のやりとりがおもしろい。
そんな二人のもとに、宝石にまつわる事件が次々に飛び込んでくる。
遺産相続問題や、思い出の詰まったアクセサリーなど、エピソードは様々。
登場人物たちに極悪人はいないし、魔法のようなトリックもない。
最後に明らかになる真実はほのぼのしたものばかり。
だからこそ、老若男女問わずにすすめたい、稀有でリアルなヒューマンストーリー。
感情タグBEST3
なかなか進まなくてもどかしいが
志のぶと顕定の仲がはっきりと進展しないのも、
顕定の家族失踪の謎がなかなか解明されないのも、
大変もどかしいけれど、
でも、家宝の石の在処が出て来るなど、
確実に前に進んでいる。
展開が楽しみ!
いよいよ核心に触れて来て
虎徹くんの引きの強さが流石ですね!
いよいよ核心に近づいて来て、次回が待ち遠しいです。
顕定くんのママはいないのかと思っていたのですが、懐古で素敵な笑顔が見れてホッとしましたw
またまた次号が待ちきれません
今回の巻も顕定の探している石に少し近づいているようないないような。
志のぶちゃんの同級生が出て来て、質屋での仕事ぶり、生活を見て感心したのを見て同感しました。本当によく働く。顕定を見守っている人たちの心の動きが細やかに描いてあって、さすが二ノ宮先生の作品と思いました。宝石の話も、宝石を買う人々の話も興味深かったです。
家族について
今回の話の中心は、主人公たちや質屋のお客さんなどの、色々な立場の家族について時にほのぼのと、またしみじみと考えさせられるお話でした。宝石の話も絡めて、癒される話だったり、欲や見栄が絡んだ話だったり人情味溢れて面白かったです。
宝石にまつわる人情話の数々
全巻読んだことがあるのに読み返したら、まんまと、ハマってしまい、再購入。やっぱり面白い!
努力家で才能ある主人公は、のだめより好感持てる。顕定は千秋タイプだけど。質屋に訪れる様々な人の人情話と、顕定にまつわる謎の二本柱がとても面白い。
そして少女漫画らしいラブも良い!
匿名
ついに
ついに北上家の家宝所持者が明らかに、
虎徹や鷹、しのぶの不思議な?運とパワーで徐々に核心に近付きつつある…のかな?
Posted by ブクログ
ぐっと進んだ気がした12巻。
みんながみんなを守るために嘘をつく。
思っているのに、それが誤解みたいになってぎくしゃくする・・・
苦労してる、とは思わないけども、志のぶはしゃかりきに生きてる。
好きなこと・・・質屋、宝石、剣道、まわりのみんな。全部に全力でいられるところがすごい。
北上家の、顕定が話せる親戚が登場したことに安心した。
いいおばさんだし。嬉しい。
段々と変化していく関係
あらゆる人を巻き込み深まっていく謎。あきちゃんの家族のことであったり乃和の兄、虎徹、そして志のぶ…
そして何より顕定と志のぶの関係
顕ちゃんの盛大な照れ顔が見れます。笑
この2人の関係が今後どのように変化するのか気になります。
志のぶちゃんが、おっとりと、人に寄り添う姿勢が、きっと間違わない選択をさせるんだろうな、と思えました。
それにしても、乃和の父親と兄、確かに絶縁したくなるよね。
Posted by ブクログ
青山菖蒲は乃和に引退を思いとどまらせるべく北上顕定に接触。さらに乃和にも接触。
西瞳は偽の宝石をもって倉田屋を訪れ、しのぶの鑑定力を試すが、全て見抜かれる。
乃和は菖蒲に脅されたと鷹臣に連絡するが、逆に引退を思いとどまるように説得され、引退を撤回。
青山菖蒲の真の目的は北上家に伝わる繁栄を導く宝石を手に入れることだった。
虎徹はバンコクで宝石を買い付けにきた青山菖蒲と巡り合う。
このほかに投資にのめりこんだ野球選手の妻、家出した女子高生、アルゼンチン・タンゴを習いたい資産家の娘のほのぼのエピソードなどがさしはさまれる。物語が重くなりすぎないように、サイドストーリーをちょいちょい挟んでいくあたりが作者のバランス感覚なのか。
顕ちゃんと志のぶの関係が
もどかしいんだけど、年下に振り回されてる顕ちゃんがかわいい笑
志のぶはふしぎちゃんでありつつ、しっかり者で好きです。二人ともみんなに愛されてるよなぁ~。
しかし話が複雑なので(それがまたいいところでもあるんだけど!!)前巻を読んでも流れを思い出せない…新刊出るたびに一から読み返したいくらい!
わかりにくいっ
人生だってすごく複雑にテーマがこんがらがって一筋縄ではいかないけれど、それが作品になるとなると…
毎回新刊が出るたびに読み直すものの、、、
店でのエピソードと宝石の紹介も抜かせないだろうから仕方ないとしても、ストーリーの展開は、、、
ようやく虎徹が菖蒲氏と出会ったところで終わるとか、、、
そこ、腹違いの兄弟だよね?!
でもお互いに知らないの?!
瞳って人、どんな役割?
西って誰??
そもそも父といた恐い女性の正体は?
「のだめカンタービレ」が好きで同じ作者の今作品を試し読みしたらハマり大人買い。12巻は鷹さんの出番が少なめで、鷹さん推しの私にはちょっと物足りなさが…と最後まで読んだら描きおろし特典が鷹さんだった!ありがたや!
Posted by ブクログ
前の巻 読み落としてる…。一部知らない人が….、話も見えない部分が…。
同級生が家に来て、志のぶの生活を見て己の生活を考え直すあたり、好き❤️