あらすじ
「6月の花嫁は幸福になる」という説がある中、
顕定が勤めるデュガリーでも、志のぶが店番をする倉田屋でも、婚約や結婚指輪を扱った取り引きが大盛況。
だけど、宝石の""気""が見える志のぶは、「悪い気」も見えてしまい、梅雨のように心がジメジメ。
そんな中、離婚した父・英二に再婚疑惑が! そのとき、百合江は――!?
連載100回を越えて愛され続ける、質屋宝石ミステリー25巻!
ネタを書いたノートを開いた著者。
「新しい連載の企画2本です どっちがいいですか?」
・質屋の話
・音大の話
ここで選ばれた「音大の話」が後の『のだめカンタービレ』となり、
残された「質屋の話」が本作、『七つ屋志のぶの宝石匣』。
というわけで、二ノ宮知子先生が約15年あたためていたシリーズが、ついに始動!
舞台は、老舗質屋。宝石のオーラを見抜く天賦の才(?)を持つ、跡取り娘の志のぶ。
女子高生なのに、宝石に関してずば抜けた知識を持っているのがカッコイイ!
不思議女子というギャップもイチオシ。
しかも、志のぶには年上のイケメン婚約者・顕定という存在が!
けれどそれは志のぶの祖父が決めた関係。
恋愛とも違う、ビジネスパートナーのような絶妙な距離感のやりとりがおもしろい。
そんな二人のもとに、宝石にまつわる事件が次々に飛び込んでくる。
遺産相続問題や、思い出の詰まったアクセサリーなど、エピソードは様々。
登場人物たちに極悪人はいないし、魔法のようなトリックもない。
最後に明らかになる真実はほのぼのしたものばかり。
だからこそ、老若男女問わずにすすめたい、稀有でリアルなヒューマンストーリー。
感情タグBEST3
早く進展してー
本筋の話はそこまでは進まなく、残念ー。
でも、、二人の距離は少し縮んでいたのね、とわかる場面もあり、ちょっと満足しました。
面白いです
相変わらず情報量が多くて好きです。幅広い知識を広げられて頭が良くなった気がしました。二人の関係もなんだかいいみたいで、安心して読めました。
楽しいエピソードの回でした!
しのぶちゃんの両親の若い頃のエピソードありの楽しい回でした。
合成ダイアの方の展開はあまりありませんでしたが、ちょっとした伏線があって、次回に期待がもてます。
毎回、色んな宝石が出てきて面白く読むことができます!
謎 父方親族
謎の解明はされないけどいい。
ずっと志のぶやアキちゃん日常を見ていたい。
今回も面白いし、志のぶの父方の親族の話もあってよかった。
ちょっと謎だったかな。
虎徹のテーマ
今回、1番響いたのは虎徹の母親への想い。
やはり愛されてたと思いたいよね。
施設の子供って、実際、親が亡くなったのであれば諦めもつくものの、そうでない場合は「捨てられた」という強烈な想いを抱くそう。
虎徹は晴子さんが生きてることを知ってる。
読者はコロッケ大盛りのおばちゃんだったことを知ってるけれど、彼はまだ分からないまま。
そして、乃和の兄貴の言動たるや…
誰が彼の本心を知ってあげられるのだろう?
Posted by ブクログ
志のぶちゃんの質屋に 結婚指輪 婚約指輪が多数持ち込まれます。
なんと 別れた父親のうちに 若い女性が押しかけてきておばあちゃんと仲良くやっている。
母親は ふん!という感じで若いボーイフレンドと遊び歩いている。
父親にしっかりしろ!とカツをいれると
そこに帰ってきた母親の指に 父親からもらった婚約指輪が。
これで もとに戻ります。
といっても 父親たちは 別れたままですが。
いつも いっぱい綺麗な宝石が出てくるのも楽しみです。
宝石って 使ってた人の気が移り いい気になったりするんですかね?
次も楽しみです。
Posted by ブクログ
エンゲージリングを巡る色々…分かるわぁー結婚ってままならんよな。
志のぶと顕定が一歩前進⁈かと思いきや⁈
まぁ、このドタバタ感が良いんですよね。
Posted by ブクログ
今回の石はコバルトスピネル、マンダリンガーネット、ルビー、スピネル、ガーネット。ラッパーと億り人の兄弟に笑ったけど意外にも母親思いでほっとした。自身も夢を追いかけ息子の夢も大切にする母親も格好よくてちょっと見習いたい。志のぶの父が再婚かと驚いて心配になったけど杞憂で終わって安心。ルネサンス期こメメント・モリギメルリングがすごくて正直少し不気味で怖いけど、他の絡みあったかわいいデザインのものや握手するフェデリングがすてき。それにしても志のぶの宝石を見る目がすごすぎる。顕定といい雰囲気になったのになぁ…残念。
ラップバトルが…
志のぶ達が日常会話でラップをする回がありますが、お遊びとはいえそのラップが韻を踏んでるとかいうレベルではなく、もう少し何とかならなかったのかな?と思いました笑
話に進展はないものの、濃い新キャラも登場したりして楽しくサクサク読めました。
表紙の意図
のだめは25巻が最終巻、作り手が疲れてきちゃうんでしょうね。
まだまだ続きますので、安心して楽しんでくださいと言いたかったようです。
書き手としても成長を続けていると読んでいいのでしょうが、
まあ、お好みで。
Posted by ブクログ
志のぶちゃんの大学生活を垣間見る。
理先輩、素敵やわ(笑)
こういう気質の人が研究者向きなんだと
私は思うなぁ。
質屋は質屋で人生ドラマの劇場。
事業の難局に直面した時
あえて「買取」ではなく「預け」ることで
迎えにくるために頑張るという女社長。
そんな質屋の使い方もあるのか。
今回は志のぶちゃんの両親の
出会い話も描かれているし
マリッジリングの話もあるし
ラブ多め?な巻でした。