あらすじ
心の距離が徐々に近づく家茂と和宮。しかし幕府は依然、荒波の中。攘夷決行のために上洛を余儀なくされる家茂だが…!?
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Posted by ブクログ
大奥第17巻。
御所周辺で、薩長をはじめとした攘夷の動きが活発になるなか、家茂が上洛する。
そして、家茂は慶喜の人柄を間近にみて、後継にはしたくないと思い養子をもらうことを画策する。
一方で、家茂に対し、和宮がやっと本物の夫婦らしい思いやりを持ってくれたと思った矢先、家茂が倒れてしまう。それでも上洛した家茂を早く呼び戻したいと、和宮が子作りを宣言する。
あー、続きが気になる。
匿名
家茂の存在感
衝撃の展開。嫁としてきた和宮は偽物だった。
そのような中でも家茂の存在が一際引き立ってきます。
彼女の懐の深さ、聡明さ、決断力。どれもがすごい!
Posted by ブクログ
17巻…実は15巻が辛くて16巻は読んでなかったので15から読み直し。……………はぁ………はあああぁぁぁぁ……
足りないッ!よしなが節コメディが、ほっこりが欲しい!!(無理ゆーな)
こんな気持ちで明日を迎える…いや、大奥読んだらこうなるってわかってた、うん。
Posted by ブクログ
家茂と和宮の関係が深まるほどに切なくなる。
でも激動の世を面白いと言い切る和宮なら、家茂亡き後もしたたかに生き抜くのだろう。
徳川家の最後は和宮が主役で締められるのかな?
慶喜では小物すぎるよね??
Posted by ブクログ
でたー。
よしながふみお得意の親子(母娘)確執エピソード。
一巻に一回は泣かされるなー。
でも家茂の誠意が和宮に伝わってよかった。ほんと。
Posted by ブクログ
連載開始当初から、歴史ファンタジーの様相を呈しながらブーメランのように現代社会を写してきた本作はついにこの境地に至ったか……。
人生のパートナーは必ずしも異性でなくとも、そしてそこに性愛が介在しなくても……そういう関係もありなのではないか?
現代社会において同性婚が、そして同性婚が法的に認められたら友人と結婚が認められるか、という問題をファンタジーの世界を通して突きつける。
家茂と和宮……この二人、夫婦にはなれなくても親友にはなれそう。
そしてついに和宮は、家茂の代わりに子を作る決心をする!?
Posted by ブクログ
観行院が、既に病んでいるだろうとは言え
親子のことを全く考えない言動で酷い。
そのこともすべてわかっている上様が
本当に良い方で、その上で諸々差配してくれるのが優しい。
そして親子に自分がいる、城を守ってくれと声をかけてくれる。
さと姫をきっかけに天璋院と親子の距離が近付くのも良い。
孝明天皇が家茂を信頼したことやお土産の史実も
うまく取り込まれている。
あまりメインで心情を描かれてはいないが、
帝もどんなにか孤独で、だからこそ家茂を頼りたかっただろうか。
親子さんから言い出してくれた側室だけれど、
妊娠してる暇がないと上様が断るのがなるほどと思うと同時に
女の人が出産育児とそれ以外のことを両立するのは
物理的に本当に難しいなと心底思う。
参与会議が薩摩の裏切りの伏線になってしまうのも複雑な気持ちだ。
平穏でも廃れているより、物騒でも今のほうが面白い。
そんなものだろうか。
遠慮のない親子の言葉がみなの心を動かすのが良いシーン。
政を慶喜に渡したくないと家茂公が決意するのも重いが、
史実の履物のエピソードがここで使われているのが心憎い。
必ず血の繋がった我が子にあとを継がせなくてもいいし
信頼に足る人物なら夫婦でなくても二人で人の子の親になっても良い。
家茂公は本当に先見の明のある御方だ。
お百度参りも史実だが、それに加えて
自分が子供を産めば良いという発想がこの設定ならではですごい。