あらすじ
公武合体の為に降嫁してきた「和宮」は偽物で女だった!! その裏に隠された事実は!? 家茂の決断は!?
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Posted by ブクログ
和宮が女だった。
史実なら「当たり前」だけど、この『大奥』では、大事件。
それでも家茂の機転で、ことはなんとか収まるが、大奥内では大混乱。瀧山は奔走するし、穏やかに事を進めたい天璋院だか、なすことやること裏目にでてしまい、和宮に嫌われてしまう。
そして見え隠れしだす、江戸幕府終焉の足音。
次の巻では、とうとう家茂の上洛。
泣けるんだろうなあ……。
Posted by ブクログ
史実でも仲が良い夫婦だったらしい家茂×和宮を女同士にするなんて。
どうなるのかと思ったけど、素晴らしい改変ですね。
少しずつ心を許していく和宮と何かと気遣う家茂の女の友情が尊い。
でも、もし史実通りの展開があるのなら、彼女は…。
あぁ、無情〜。
Posted by ブクログ
この表紙のインパクトがすごい……。
皇女和宮は女だった!(いや、女なんだけど。ややこしや)
というところで前巻終わったわけだが、この偽和宮こと親子も何やら哀しい生い立ち。
そしてお母さんけっこうひどい。
一方、和宮のお付きで京から来た公達たちがなかなか……。
次巻、彼女らがひと悶着起こす予告が。。。
Posted by ブクログ
確かに滝山は場数を踏んでいるだけに
こうした想定外の事態でも動じないのは頼もしい。
そして上様の対処の仕方も流石で、
優しくて聡明な方だ。
親子の事情を知ると同情しつつも
弟の身代わりにという美談だった訳ではなく
なんとも複雑な気持ちだ。
城が見世物小屋になってしまうという訴えを
退けもせず、かと言ってそのまま下知を出す訳でもなく。
この聡明な天璋院と家定公がふたりで政をしていたら
どんな未来が待っていただろうかと考えてしまう。
家茂公の真心が通じて、ついに親子が総触れに
顔を出すシーンは感動する。