あらすじ
訪れた閉鎖環境最終日、3次試験終了――。運命は別れても、皆の夢は終わらない!! 14日間の閉鎖環境試験、最終日、最後の課題を残すのみ。ムッタはこれを通過すれば、弟・日々人(ひびと)が待つアメリカ・ヒューストン、NASAへと旅立てる。しかし最後の課題とは、「仲間から宇宙飛行士にふさわしいと思える二人を選抜すること」――。この“二人”は、いったい誰になるのか!?
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あなたの幼いころの将来の夢は何ですか?もし叶わなかったのなら、その夢をあきらめたのはいつですか?「夢を持ちなさい。」、「夢を簡単にあきらめるな」と人は言うが、そう簡単に誰しも夢が叶うわけではない。一度現実を見てしまうと人は、夢を追いかけることを捨て「どうせ無理だ」とブレーキを踏んでしまうものである。
宇宙飛行士の弟・日々人を持つ兄・六太は、幼いころにした「二人で宇宙飛行士になる」という夢を果たせず、また一人先に宇宙飛行士になってしまった弟に対し嫉妬心を抱いている・・・。そんなある日、六太のもとへ新規宇宙飛行士選抜試験の書類審査通過の通知が届く。六太は兄として日々人に引っ張られることを嫌がりながらも、忘れたふりをし続けた「宇宙飛行士になりたい」という思いを抑えられずにいた。
立ちはだかる数々の試験を突破し、六太は無事宇宙飛行士になるという夢を叶えることができるのか!?挫折と苦悩が入り混じる、31歳無職の男の挑戦に目が離せない。
感情タグBEST3
これは!
すでに月面に立つ予定の弟と、宇宙飛行士を目指す兄。それぞれが課題に立ち向かいながら、目標に近づいていく姿がかっこいい!お兄ちゃんの人の良さ、宇宙飛行士に選ばれる人がここまで人間味溢れる人だと嬉しいが。実際の宇宙飛行士ってどんなタイプに人なのかな?
善意に溢れた交流
いろんな想いが交錯する中、やはりムッタや周りの善意あるあったかい言葉のやり取りが読み手の胸もあっためます。
多くのタスクをこなす精神力と身体力を併せ持ち、コミュニケーション能力も高くないとなれない過酷な職業に就いている全ての人を応援したくなりました。
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やっさんと福田さんがいいな。
自分がドベの成績で決めたらいいってのはなかなか言えないし、何歳になっても好きなことをして生きるってのはなかなか出来ない。
Posted by ブクログ
迷った時はね 「どっちが正しいか」なんて考えちゃダメよ
「どっちが楽しいか」で決めなさい
このシャロンの言葉はずっと心に残っている。
試験中のむっちゃんは弟に何歩も先に行かれたと思っているが
日々人にしてみれば「俺らは2人ともまだ宇宙へ向かっている途中」。
確かにそうだとも思ったし、未来へ向かって進む限り
みなが道半ばなのだなと思った。
むっちゃんの言葉通り、A班の5人はみんな素晴らしくて
"この5人はまあ…アレだ みんなジャンケンみたいなもんだ
グーみたいな奴がいてチョキみたいな奴もいてパーツみたいな奴もいる誰が一番強いか 答えを知ってる奴いるか?"
誰が宇宙飛行士になってもおかしくない。
やっさんはぎゃーぎゃー言っているだけのように見えて
きちんと真剣に宇宙飛行士に向かっていて
独自に点数をつけて、ふさわしい人を決めている。
最下位が自分だとはっきり言えてしまうところが男だなと思ったし
A班が点数制でいこうと初期の頃に誰か言い出していたら
B班のようになったかもしれない。
でも、誰も言わなかったし、むっちゃんが楽しいままで終わりたいと思って
みんなもそれに同調してくれる。
そしてそんなむっちゃんを
「こんな人が選ばれるのかもしれないってそんな気がしてた」
って福田さんのような素晴らしい人がちゃんと見て評価してくれる。
胸が熱くなる話が続く。
Posted by ブクログ
おすすめ度:90点
六太は結論が出せず迷い悩んでいた。非情に切り捨てるのではなく、運に任せるべきなのか、と。
六太が提案した方法は、ジャンケンだった。一同が驚く中、いち早く古谷が反対する。古谷はこれまでやった全課題の成績を記録しており、ジャンケンには納得できないというのだ。そして、歯を食いしばって続けた。
「俺は……最下位や――最下位やったわ 俺……」
古谷の中で、もう2人は決まっていた。その名前を言おうとした時、六太が口を開く。
「やっさん、前にスルドイこと言ってただろ――ジャンケンを超える公平な方法はない――って」
この5人はジャンケンみたいなものであり、グーみたいなヤツ、チョキみたいなヤツ、パーのようなヤツがいるのだと。
「誰が一番強いか、答えを知ってるヤツいるか?」
ジャンケンで決める方法に納得したA班のメンバーは、それぞれ拳をかまえた。そして――。
『ジャンケン――――ホイ!』
ボックス内に、しっかりと、大きな声が響き渡った――。
数日後――。
古谷は、宇宙服の開発をしている職員・馬場広人に会うため、JAXAへと来ていた。
実際にその宇宙服を見せてもらうことが出来た古谷は、また決意を固めたのだった――。
人生を賭けたジャンケンで勝ったのは、新田とせりかだった。
数日後、宇宙に近づいた2人を祝うべく、打ち上げに集まったA班のメンバー。
そしてJAXAでは――JAXA側が選ぶ候補生を決めようとしていた。
JAXAの発表があった後――六太は福田に誘われ、スカイツリーへ来ていた。
日本初の有人宇宙ロケットの開発に携わることとなった福田は、一度ゆっくり六太と話し、礼を言いたかったという。
「ヒューストン行き、おめでとう!」
そして、男性枠は1つのはずだが、ちゃんとケンジも受かっていた。
2か月後に行われる最終試験を前に、六太は日々人の住むヒューストンへと来ていた。
だがその審査について、ジェニファーから不安な話を聞いてしまう。六太の最終面接の審査員である吾妻が、日本人初の月面着陸者に選ばれた日々人のことを妬んでいるというのだ――。
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ムッちゃん合格!もちろんそうこなくっちゃ!なんですが、合格だったのか不合格だったのかもったいぶってなかなか白黒つかない。でもそんな流れも不自然じゃない。なんて見せ方がうまいんだ。
せりかさんや有利さん、福田さん等のエピソードなどの入り、話に厚みが出てきて面白くなってきた。
有利さんの「ここでもし一番になれたらなんだってやれると思った」という姿勢がステキだと思った。
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3次審査終了とその後の話。
意外な方法で2人を選出したが、やっさんに先に思いを語らせたことやムッタの今までの心情描写から納得できるようになっている印象。
誰が選ばれたのかについて一気に公表せずにそれぞれの事後を描きながら徐々に明らかにしていくのが魅力的。JAXAによる選出という希望が残されているので、事後の話なのにワクワクしながら読める。また、それぞれのエピソードが「宇宙飛行士になる」以外の宇宙の魅力を描くことに繋がっているのも非常に巧い。
再び日々人と会わせることで3次審査を経てムッタの態度にやや変化が起こったことを描くのも良い。
Posted by ブクログ
迷った時は、どちらが正しいかではなく、どちらが楽しいかで決めなさい(カネコ シャロン)
ジャンケンを超える公平な方法はない(古谷やすし)
過酷な宇宙で生きるための技術が詰まったこの宇宙服は、いわば、『最小の宇宙船』なのです(下敷き)
男なら親父より稼げ(南波 父)
僕は自分の父には逆らえますが、自分のやりたい事には逆らえません(手島有利)
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どっちが正しいか考えちゃダメ、どっちが楽しいかで決めなさい・・・
誰が一番強いか答えを知ってる奴いるか?
手島父の台詞もぐっときた。
この巻は名台詞だらけーーー
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3次試験終了。
受かった人もそうでない人も、またそれぞれの目標や夢に向かってしっかり歩き出していて読んでいて気持ちがよかった。
ムッちゃんやヒビトくんだけでない、様々なドラマを抱えた素敵なサブキャラクターが活躍しているのが面白い。
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閉鎖環境試験ラストぞわっときた。度胸★こえんのかー?と見始めたのですがごめんなさい。おもろいしまだ続いてるってゆーのが嬉しくて先がとってもたのしみ!
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チームで2人を決める日が決まりました。
「どっちが楽しいか」
このフレーズは私の困った時のおまじないになりそうです。
ムッタ班らしい気持ちのいいエンディングでした。
宇宙飛行士になるという目標はひとつなのですが、目的は人それぞれなんですね。選ばれた人もそうでない人もそれぞれの夢に向かって進んでいる、終わらないところが何とも気持ちがいいです。
第5巻も泣けますよっ!
みんなかぺ!!!
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閉鎖環境最後の問題は、班の中で宇宙飛行士にふさわしい2人を推薦すること。各班はそれぞれの方法で選ぶが、果たして……。
六太が本当に魅力的。そしてA班のメンバー全員が魅力に溢れている。
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ここまで来たけどまだまだ行きたい先がある
新たな目標が止まらない
アスパラガスをこの世から消してください セロリも
世の中にあるものはたいがい 目に入れたら痛い
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試験の最終選考で、一番宇宙飛行士にふさわしい自分以外の人を選ぶというなんと難しい試験があるものか。
そんな中でも自分を見失わず懸命に挑んでいる六太がかっこいい。。
面白い
いよいよ3次試験も終わり、意外な方法で2人を選んだなぁ。まさかの伏線回収!
みんながどういった理由で宇宙飛行士を目指す事にしたのかわかる一巻。
結局、3次試験で選ばれるのが誰なのか?先が気になりながら、じらされて読んだ(笑)
Posted by ブクログ
ケーキの角度は日頃の働きに比例する。といったコミカルなところがあいかわらずうまい。
メンバーの中で二人を選ぶ時がきて思い出を汚したくないとじゃんけんにする。むっちゃんは外れるけど、本部推薦で復活と妥当なところ。
Posted by ブクログ
楽しめる人って強いなぁ。そして前向きで、自分より周りに気を遣えること。そういう人ことは、ちゃんと見ている人がいるし、守られるんだろうなと思いながら読みました。最終試験、どうなるか楽しみだ!
Posted by ブクログ
この人は、ストレートではなくて、気をそらしてやきもきさせるのがうまいなぁ。
今回の誰が選ばれたとか。
実は、選ばれる理由なんて、くだらいないものかもしれない。それが、人の一生を決めることもある。
選ばれたことにおごらずに、頑張っていくのはとても大事です。
Posted by ブクログ
後日談がこーんなにすてきだなんて。ね。
夢が叶ったあとも続く果てしのない夢の道。
たとえ叶わなかったとしても、違う形で続く夢。
おわりがあっちゃ、つまらないもの。
Posted by ブクログ
名言だらけの第5巻。
「
迷った時はね
「どっちが正しいか」なんて考えちゃダメよ
日が暮れちゃうわ
「どっちが楽しいか」で決めなさい
」
この漫画の魅力はものすごく率直で単純な価値観じゃないかと思う。
ガツンとくる。
やられたなという感じ。
Posted by ブクログ
火星行きを目指して宇宙飛行士に挑む兄弟の話。5冊まで。
途中から先に行ってしまった弟を複雑な気分で追う兄。
目指すことそのものは、もうかなり組み込まれて、気後れありながらもだいぶ前向きになっている。
プラネテス等でもあったが、宇宙飛行士選抜試験は実に面白い課題。思えばハンター×ハンターも一番面白かったのは選抜試験のあたりだったかもしれない。
今後が楽しみです。
Posted by ブクログ
「どっちが楽しいか」で決めなさい ジャンケンを超える公平な方法はあらへん カルピス2つ頼むわ牛乳割りで 「過酷な宇宙で生きる為の技術が詰まったこの宇宙服は」「謂わば"最小の宇宙船"なのです」5等の下敷きが_人生変えた瞬間だった 158センチ以下の人に合う宇宙服がNASAにもないから_1着作るのに10数億かかる宇宙服_使用頻度の少ないサイズは作られることはなかった ロッキー12 スターシップトゥルーラブ 史上初宇宙へ行った飛行士_ユーリ・ガガーンからとった アポのあの「目覚まし機能」をなんとかしてくれ 芝刈リスト