あらすじ
「帰ったら、2人で旅行しよう」
突然、東京の兄さんからきた連絡。
2人きりでどこに行けば? と悩む僕、正太郎に、
櫻子さんがきっぱり言った。
「足寄(あしょろ)と網走(あばしり)だ」。
どうやら見たい骨関係の展示があるらしい。
かくして兄さんと櫻子さん、僕という不思議な組み合わせで、
秋の北海道旅行が始まって……。(「ケルヌンノスの妙薬」)
旅の途中で明かされる、正太郎の秘めた想い。
一方、友人の鴻上百合子には、宿敵・花房の影が忍び寄り……。
ここから読んでも面白い、
話題騒然のキャラミステリ決定版!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
〜プロローグ〜
せっかくの誕生日なのに体調を崩してしまうなんて…
それでも持つべきものは友達。
友達がお祝いしてくれるだけで、その年の誕生日は素敵な思い出になる。
もちろん家族からのお祝いも嬉しいし特別な日に変わりはない。
〜第壱骨〜
櫻子さんとの旅行は羨ましい。
櫻子さんの行きたいところの旅行だけど、櫻子さんがいるだけで知識が増えるいい旅になりそう。
今回のお話では正太郎くんのお兄さんも含めた旅行。
正太郎くんからしたら、ふたりがどうなるのかハラハラドキドキする旅だろうな。
案の定ふたりはあまり仲良くなったようには見えない。
正太郎くんとお兄さんの親戚の家での事件では、やっぱり櫻子さんがいつもの調子で解決!
鹿の角が漢方薬に使われてるなんてはじめて知った。
夫婦喧嘩で波乱の結末かと思いきや、お互いちゃんと愛し合ってるんだなと微笑ましい最後。
正太郎くんはやはり態度にでやすいのかな?それともお兄さんが鋭いだけなのかな?
正太郎くんの思いを見破られて、第弐骨の話が楽しみになる終わり方でした。
〜第弐骨〜
櫻子さんの骨への知識は本当に素晴らしい。
展示品を見ただけで、頭蓋骨だけ本物だとわかるなんてすごすぎる。
しかも何年前くらいのものなのかも見ただけで見当がつくとは、お見事!
そして事件をしっかり掘り起こすあたり、探究心が強いんだなと思う。
櫻子さんに私だったら最後までついていきたい、真相を解明したいって思うけど、今回の正太郎くんのお兄さんみたいな態度をとるのが普通なんだろうな。
「警察に任せるべきだ」って考える人のほうが多いだろう。
でも、警察も世の中のニュースをみてるとあまり信用できなくなる。
何が正義で何が悪なのだろうか?
櫻子さんでもわからないことがあるのだなって読んでたら、確かに彼女は人の感情面には乏しいだろうと思った。
理屈や理論が論理的じゃないと納得しない、理由が曖昧なことを嫌がる。
そういう人は相手の気持ちをあまり理解できないから衝突もすごいよなぁ。
事件の真相には驚いた。
よく今までばれなかったと思う反面、ものすごく辛かっただろうなと思った。
自分が守りたい、正しいことをしたと思っても相手に伝わらない。
最終的には悲しい結末を迎えてしまった。
人の感情がすごく揺れ動くお話でした。
〜第参骨〜
読み終わってとにかく続きが気になる!
百合子ちゃんは?いいちゃんは?無事なの?どうなった?
何巻に収録されてたか忘れたけど、櫻子さんが解決した事件の子どもたちが再登場。
あのときのお話は悲しい結末だったけど、母親の気持ちが痛いほどわかるお話だった。
そのときの子どもが今回は行方不明!
この話は絶対に子どもから目を離さないって教訓になる。
私も気をつけなくてはと、改めて思った。
そして後半では子どもだけでなく、この事件に百合子ちゃんも巻き込まれてるかもしれない波乱の展開。
次巻に続くのがもどかしい終わり方でした。