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Posted by ブクログ
原作を読み終わってみて
ふとマンガ版の最終巻だけ
持っていなかったことに気付き
即購入しました。
始めてコミックを読んだのは2年前。
当時はまだ連載の真っ只中だったので、
途中からコミックの発売を待ちきれずに
連載の方で読んでいたのです。
おかげさまで最終巻は
連載で満足しちゃって
買いそびれてたみたいです。
それにしても
原作を読み終えてから
読むマンガ「版孤高の人」は
また違った味わいで、最終巻を
買いそびれてて良かったと
思いました。笑
エンディングは著者自信最後まで
悩んだそうですが、やはり3.11の
震災が無ければもっと違った、
ある意味最後まで原作に忠実な
作品になり得たかもしれません。
そういう意味も含め
最終話は原作冒頭のシーンを
描きつつ、震災の描写も入って
何がどうなっても「生きる」
という漫画家独自の純粋な
メッセージを受け取ったように
思いました。
少なくとも、
こうやって作品中に震災の描写が
入ることで、「忘れてはいけない」という
大切な気持ちをこれからも
多くの人に思い出させてくれる
のではないかとも勝手に思いました。
圧倒的な画力をもって、
交響曲のように美しく
自然そのものように力強い
堂々の最終巻です。
間違いなく
全巻通して素晴らしい作品でした。
読むのにかかった時間:0.5時間
こんな方にオススメ:山にいきる人
Posted by ブクログ
新田次郎のエッセンスが反映された厭世的な作品かと思って今まで読んでいたけど、ラストに至るまでの過程と最終話によって原作にはないカタルシスを感じた。脇役の描き方が適当過ぎたきらいもあったけれども、総じて良作だった。
Posted by ブクログ
本巻で完結。
K2での極限状態が、読んでる方にも迫ってくる。
ずっと気になっていたラストも自分は納得が行くものだった。結末について作者は相当悩んだのだろうと思う。
Posted by ブクログ
反転文字が痛々しい。エピローグのレトリック以上に、頂上で満足した瞬間たしかに文太郎は死んでいたのだろう。だからこそ「南東」は泣けるほど嬉しい驚きだった。甘いだけでなく厳しさも含んだ終わり方もいい。
Posted by ブクログ
9巻まで読んで、続きが気になってました。
文太郎に救いはあるのかという思いで
読んでました。
よかった。花ちゃんと巡りあえて。
出会ってから、顔が優しくなった。
あの山との契約は、切れてしまったけど
大切なものを手に入れたんでしょうか。
葛藤がものすごい迫力で。
今、彼が生きてるからこそ、よかったと思える訳で
あそこで死んでいたら、
やっぱり悔しい思いが残るんだろうか。
巻末の実在のクライマー達が山で亡くなったのが
多くて、それも現実なんだなと・・・
難しいな~~