【感想・ネタバレ】チンギス紀 一 火眼のレビュー

あらすじ

12世紀、テムジン(のちのチンギス・カン)は、草原に暮らすモンゴル族のキャト氏に生まれた。10歳のとき、モンゴル族を束ねるはずだった父イェスゲイが、タタル族に殺害されてしまう。テムジンのキャト氏は衰退し、同じモンゴル族のタイチウト氏のタルグダイとトドエン・ギルテが台頭、テムジンたちに敵対し始める。危機的な状況のもとで、テムジンは、ある事情から異母弟ベクテルを討ったのち、独りいったん南へと向かった……。草原の遊牧民として生まれ、のちに世界を震撼させることになる男は、はじめに何を見たのか? 人類史を一変させた男の激動の生涯、そこに関わった人間たちの物語を描く新シリーズ、待望の第一巻!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「言葉はあてどのないものだ。」
その言葉通りとテムジンに感じる。
そして言葉を書物を読み覚え知り、あてどのないそれを、確固としたものとして自らの体内に心のうちに,力としてしまっていくようだ。久しぶりに家族を前にして語る言葉はないのだ。
テムジンのほかにも魅力的な登場人物たち、大人子どもも、魅力的な彼らは変わりゆく、揺れ動く、固まりまた揺れる、その様子が面白い。
それにしても全17巻なのか。

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2025年01月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

北方三国志、水滸伝(楊令伝まで)と読んできて、10数年のブランクであったが、本屋さんで文庫版毎月刊行の第6巻をみて急に参戦してしまった。登場人物の多さもあり戸惑いながら読んでるが、北方大河小説の相変わらずの面白さで、まずは毎月刊行を待つところまで進めようと思う。主要登場人物の各視点から描かれる物語は極めて芳醇。酪とか食文化も気になる。

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2025年03月31日

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