【感想・ネタバレ】ふしぎ駄菓子屋 銭天堂18のレビュー

あらすじ

駄菓子の商品会議で、企画が出なくなった招き猫たちに、紅子は過去の思い出を語りはじめる。なにかアイデアの参考になるかもしれないからだ。紅子はそのむかし、行商スタイルで、ひとり駄菓子を売っていた。
この巻では、エピソードごとに、その時代の紅子の思い出が語られる。
・妖刀糖(戦国時代)
・舌鼓(江戸時代)
・写し柿(江戸時代)
・夢あめ(大正時代)
・育て手(昭和 高度成長期)
・景気ケーキ(昭和 バブル期)
最終話は、紅子と墨丸の出会い、銭天堂のお店をかまえるまでを描く。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

紅子が、戦国時代からいろいろな時代でお菓子を売り歩いていて、昭和になってすみ丸に会って店を構えたということがわかった。紅子は、一人でもさびしそうじゃなかったけど、家族ができてよかった。すみ丸がいてうれしいと思う。
今回は、妖刀糖が一番印象に残った。じんろくの親方は、元々じんろくの才能を認めていたし、じんろくにまがついているのもわかっていて、観察力もある。失敗して村に帰ったじんろくをあたたかく迎えてくれた。それで、ぼくもやさしい気持ちになった。(小5)

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2022年12月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

商品づくりのために招き猫さんたちに昔話をする紅子の巻。
目次のイラストのミニ紅子さんが可愛い。

『妖刀糖』
時代は戦国。刀を打ちたい鍛冶屋の男が『妖刀糖』を買う話。
時代がぐっと遡ってしまって、新鮮な感じがする。そして、うちも先祖は鍛冶屋だったらしい。鍬やなたを打っていたと父が話していた。農村に鍛冶屋って必須だったんだろうな。

『写し柿』
江戸時代中頃。憧れの役者の絵を描きたくて『写し柿』を買った女性の話。
写真がない時代だから、絵を描くしかなかったという理由。今の時代だったら……写真?動画?それとも、実物の妄想?

『景気ケーキ』
バブル時代。景気が良い時に運がよくなる『景気ケーキ』を買う女の子の話。
バブルネタが面白いなぁと思ってしまった。そういう時代だったの? ネタにちょうど良かった時代なのだろうな。

『その名は「銭天堂」』
墨丸との出会いと、『銭天堂』が出来るまでの話。
商品が出てこない代わりに、世界設定が垣間見える。


全体的にほんわかしたお話が多め。
でも、白い髪にふくよかな体って……妖怪変化としか思えないのだけど。『妖怪変化』だと思わずに受け入れているのすごいなと思った。

ごちそうさまでした。

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2025年04月12日

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