あらすじ
銭天堂にあらたな危機が! 自販機とカプセルトイの駄菓子をまるまる盗まれた紅子は、商品をとりもどそうと、犯人さがしに乗り出します。
今回は、一話一話のエピソードがつながっていて、大きな一つの物語になっている「連作短編集」です。
はたして、紅子は犯人をつかまえることができるでしょうか
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Posted by ブクログ
紅子vsよどみの対決、一応の決着はついたものの、あのまま大人しくはしていないんだろうな。
かつて銭天堂を利用して失敗したあいつまで利用していたぐらいだし。
まったく、逆恨みはだめだよー。
Posted by ブクログ
プロローグでトラブル発生,過去の話も伏線にして,トラブルを解決していくエピソードで構成されていて,最後はトラブル解決。「幸運のお客様」じゃない人に銭天堂の品々が渡ってしまったら,という点も含めて今までとは違う工夫がされています。
Posted by ブクログ
読書記録です。まだの人は読まないでね。
「プロローグ」「新品ピン」「おじょうさまココア」「バーチャルバッジ」「暗がりの男」「イケ面」「スピーチジュース」「エピローグ」
よどみさんがやらかしたことの顛末「プロローグ」「暗がりの男」「エピローグ」。
本来の手順で手に入れた駄菓子でなくても、起承転結は健在。お下がりが不満の末っ子が夢を見る「新品ピン」。本当に欲しいものは手に入らなかった「おじょうさまココア」。ゲーマーを救うためにマジで売り出して欲しい「バーチャルバッジ」。「イケ面」「スピーチジュース」は、本来の手順で手に入れたらどんなおはなしになったのかな~。
Posted by ブクログ
一匹三十円のサンマを買いに行く紅子さん(衝撃価格だ‼)(^^)しかし途中で銭天堂の自動販売機とカプセルトイが荒らされ、商品が盗まれていることに気付く!(゜゜;)大変な事になる前にお店を閉めて回収に向かう紅子さん!最後は犯人も捕まり、そんなに大事に至らなくてホッとした(*^^*)よどみさんやり過ぎましたね(--;)次回からは通常営業かな?今回も欲しい商品いっぱいあったけれど、一番欲しいのは「守らニャイト」(^^)
Posted by ブクログ
プロローグから不穏な空気の銭天堂。
自販機とガチャガチャが壊されて中身が盗まれてしまう。というシーンから始まっている。
いつもと違う感じがいいなと思った。
『新品ピン』
落とし物として拾った新品ピンをつける男の子の話。漢字が読めない6歳児なので注意文も読まずに使う。けれど、運よく誰も傷つかない物語。
物語はハッピーな感じなので、ほっとした。
そして、幼少期ほど『おさがり』が増える。だから6歳という年齢設定も絶妙だなと思ってしまった。
『おじょうさまココア』
裕福な恋人をゲットした女性が、恋人と親に会うために『おじょうさまココア』でお嬢様になる話。一万円で男に売りつけられる。
キャラクターがテンプレすぎるからかな。そしてこれ、お嬢様にならなかったら、結局親に反対されて、別れることになるのだろうし……どっちにしても『別れる』っていう選択肢しかないような物語なのも。うーん。モヤモヤする。
『バーチャルバッジ』
ゲームの世界に入るバーチャルバッチを偶然手にした男性が、ゲームの世界で死にかけて紅子に助けられる話。
このキャラもひきこもりのテンプレみたいな感じで、現実感がない。これ、ゲームの世界で死んでた方がリアルな気がする。ひきこもりが『ゲームをしたいからひきこもってるだけ』という世間のテンプレそのままなのはどうなのかな。
ゲームシーンは面白かったけど、子供向けの話としてはモヤっとする。
『暗がりの男』
プロローグとエピローグの間の話。よどみちゃんの画策話。全部書かれてないけどあのキャラかと思ったら、予想通りだった。
『イケ面』
落とし物が届けられて、うっかりそのお面をつけてしまい困ったことになるおまわりさんの話。
おまわりさん、落とし物を勝手に使うのはダメですよと言いたくなる。でも、子供向けの物語だし、そこを突っ込むのは野暮かな。
『スピーチジュース』
嫌がらせに買ったスピーチジュースだったのに、相手にとって良いことになる。それにさらに不満を募らせて新しく嫌がらせをしようとする女の子の話。最終的に嫌がらせを思いとどまる。
最後はジュースを売る不審な男と紅子の話になっている。物語のための物語だなと思って読む。
ひっかかる物語はいくつかある。
ごちそうさまでした。