【感想・ネタバレ】金田一耕助ファイル7 夜歩くのレビュー

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金田一耕助=石坂浩二さんの私でしたので、完全に初読でした。ただ、いろいろとフェアではないとか、某海外作品の手法とか、うっすらと警戒しながら読みました。
最後まで動機が解らず、ミスリードされたまま独白で、え!そっち側でしたか・・・。
トリックや病気よりも、関係者の救いようのない嫉妬心や底無しのドロドロ感に引き込まれました。

本当に作中の男の嫉妬は醜いな。
金田一耕助の爽やかさに救われました。

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2022年09月16日

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面白かった!
登場人物もそれほど多くなく、スルスルと読めました。
金田一耕助の出番はだいぶ後半でまだかまだかと待っていました。それも登場人物に探偵小説家がいたせいもあるかと思いますが、最後にこれが効いてくるのが面白かったです。

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2021年09月24日

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最初誰かわからない会話から始まり、若干置いてきぼりになったけれど、首を切られた死体が出てから一変して面白くなってきた。あと、傴僂って字が最初読めなくて、意味を調べてもぴんと来なかったから不気味さがよくわからなかった。これは私が悪い。
水の中から首を見つけたときが一番怖かった。ぎゃあ!
語り手が、実は寅太じゃなくて、殺されたとされた誰かのパターンだ!と早々に予測し見事に外した。なるほどね。
金田一が出てくるとすっごく安心するなぁ。一気に物語が加速する。最初は不審者だと思われているのに、妙にその魅力に取りつかれていく登場人物たちは面白い。途中で力尽きるところは笑ってしまった。
雨と夜の描写が美しい。直記がね、一番悪いと思うんだよなぁ。

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2022年07月12日

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横溝さんのセリフの言い回しがすごく好きで、昔風の発音で書いてあるのもよかったです。
テンポもいいですね。

ストーリーは序盤はあまり人物的魅力を感じない人が多く出ていたこともあり、いまいちでしたが…舞台が鬼首村に移って金田一が出てきた辺りからなんとなく面白くなってきた印象。
最後の屋代と直記のシーンが一番よかった。
屋代と八千代という名前が似ているはずっと気になっていたので、やはり伏線だったんだな、と。

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2019年08月04日

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横溝正史初読
文体が古くて最初は読みにくいかなと思ったけど、ストーリーが進んでいくとあまり気にならなくなった

■金田一耕助
登場が後半で、最後だけ出てきて解決した感じ
半分安楽椅子探偵だったなぁ(笑)
あまりに出ないので最初金田一出ない作品なんだと思ってた
個人的には金田一がいる状態で最初の事件が起きて推理しながら解決するのが見たかった…

■叙述トリック
『アクロイド殺し』的な、『悲しみのイレーヌ』的な見たことのあるトリックではあるが書かれてるのが古いからなぁ(クリスティよりは遅いけど(^^;)
こちらの方が先だろう
後発の作品を先に色々読んでしまってるから新鮮味は少ないけど、この時代に書いていたのはやっぱりすごいと思う
後に書く人たちは二番煎じにならないようにアイディア出さないといけないから大変だ

夜歩くというタイトルが好き
夢遊病のことだったのね
次回はがっつり金田一作品も読んでみたい

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2023年02月26日

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古くはクリスティの『アクロイド殺し』、最近では相沢沙呼の『invert 城塚翡翠倒叙集』と同じ語り手が実は犯人のパターン。やはり今となってはトリックに夢遊病が利用されているのは都合が良すぎる。八つ墓村と同様、金田一の出番が少ないのも残念。

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2022年07月18日

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田舎の古神家をまつる連続殺人事件。死体が分からないようになっているトリックかつ明らかに怪しい人間が犯人なので、そこは驚かなかったが、死んだ時間の工作はなるほど〜と思った。
金田一の出番が後半からだが、新たな展開が続くようになっているのでだれずに物語が進んでいくので読みやすい。
あと舞台設定が上手いなと思う。(しきたりのある古神家、くる病、首なし死体など)

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2022年05月18日

Posted by ブクログ

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金田一耕助シリーズ、けっこう時間がかかってしまった。佝僂病やら気狂いやら、なかなか今の時代では見なくなってしまった言葉だけど、個人的には今の時代の方が汚いものや見たくないものに蓋をしすぎているとも感じているのでむしろ清々しい。

脱線してしまったが、なかなか金田一耕助が出てこないので飽きてしまいそうになっていた。
最初、語り手の三流小説家が今までに出てきた小説家だと思っていたが、読み進めていくとどうやら違うらしい。なるほど。
正統派というよりは変化球に近い。
次は正統派がいいな。

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2021年02月23日

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