【感想・ネタバレ】剣客商売九 待ち伏せのレビュー

あらすじ

「親の敵……」夜の闇につつまれた猿子橋のたもとで、秋山大治郎は凄まじい一刀をあびせられた。曲者はすぐに逃げ去り人違いだったことがわかるが、後日、当の人物を突き止めたところ、秋山父子と因縁浅からぬ男の醜い過去が浮かび上がってくる「待ち伏せ」。小兵衛が初めて女の肌身を抱いた、その相手との四十年後の奇妙な機縁を物語る「或る日の小兵衛」など、シリーズ第9弾。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

あれよあれよとシリーズ第9弾。

人間の陰影を描く「待ちぶせ」
堕ちた旧友を偲ぶ「ちいさな茄子二つ」
暴君を討ち取った侍とそれを追う侍の話「秘密」
父の敵として知らずに実父を討つ「討たれ庄三郎」
病身の侍が最後に大治郎との真剣勝負を願う「剣の命脈」

など相変わらず読ませる作品がズラリ。
大治郎も随分世慣れというか小兵衛に似てきた感じがして成長を伺わせる。
それとともに小兵衛の老いも垣間見え味わい深い作品になっていると思います。

0
2012年05月27日

「歴史・時代」ランキング