あらすじ
勝ち残り生き残るたびに、人の恨みを背負わねばならぬ。それが剣客の宿命なのだ――剣術ひとすじに生きる白髪頭の粋な小男・秋山小兵衛と浅黒く巌のように逞しい息子・大治郎の名コンビが、剣に命を賭けて、江戸の悪事を叩き斬る――田沼意次の権勢はなやかなりし江戸中期を舞台に剣客父子の縦横の活躍を描く、吉川英治文学賞受賞の好評シリーズ第1作。全7編収録。
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Posted by ブクログ
剣客、というだけあって、打ち合いの場面は息を呑むような、きめ細かな描写。
田沼政治の時代を生き、驚くような難題を影の存在のように解決(助太刀?)してしまう小兵衛らから目が離せない。一方、その息子大治郎の色々思案しながら行動する様子もみどころだと思った。