楡周平のレビュー一覧

  • 衆愚の時代

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    ちょっと極論かな、と思わせるところもあったけど、確かにうなずける指摘多し。働く気がないのに保障だけ求める人がいればそりゃあ腹は立つけど。庶民としては、共感できました。

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    2010年09月24日
  • Cの福音

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    “C”とは“スノー”=“コカイン”の意味。
    マリファナでも覚醒剤でもないコカインをテーマに、アメリカ企業に詳しい著者が書き上げた「悪の帝王朝倉恭介シリーズ第一弾」です。

    親友の死がきっかけで、親友の父親でマフィアのボスのもと、日本で通関システムの盲点をつき麻薬密輸を行う「朝倉恭介」。中毒者にした売り子たちをアメリカから日本に帰し、彼等からの発注をネットワークで受けて取引を行います。しかし、その麻薬売買のネットワークの一端が露見したため、秘密を守るために今までの客を惜しげもなく殺害します。

    この作品は1996年に発刊されたものです。
    15年程前からこういう問題があったというのに、相変わらず薬物中毒者は増加傾向のようです。小説の中で芸能人の女の子が薬物中毒になり、コカイン欲しさに秘密情報を日本側の売人にもらしてしまう場面がありました。その結果として、彼女は永遠の眠りにつかされ、海の底へ沈められてしまいます。似たような芸能人の薬物関与事件もありましたっけ。
    今や芸能界ばかりか、一般市民、学生の間にまで浸透しているといわれる薬物…。
    危険な薬物事件は、小説の中だけにして欲しいと心底思いました。

    コカインの怖さ、入手情報、アメリカ社会の裏のワナ
    そんなことが一度にわかってしまうのが、この小説です。
    著者の圧倒的な格闘技描写や緻密な企業知識にも圧倒されます。

    久しぶりに没頭して読んだハードボイルは、
    主人公が悪人であるけれど、その頭のよさには脱帽でした。

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    2017年11月09日
  • クラッシュ

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    プログラムの組める人間からすると、いくら疲労のためとは言え、バグの内容がちょっと納得がいかなかったけど、コンピューターが絡んだストーリー物としては楽しめた。

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    2010年09月11日
  • 衆愚の時代

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    著者の意見には概ね賛成。ただ専門外の分野に首を突っ込みすぎるのはいかがなものかと思う。
    失礼だが全体的に浅いと感じた。
    ただこういった正論を吐く著名人がまだ存在しているという事実は心強い。

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    2010年08月09日
  • 陪審法廷

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    2010.7
    すらすら読めるけど教科書の挿話みたい。まぁ楡らしい。裁判員に選ばれるときは来るのだろうか。

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    2010年08月09日
  • マリア・プロジェクト

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    街の一角で倒れていた知り合いを助けた事によって世界が一変した少女。
    愛する人の子供を妊娠した事によって、堕胎を迫られた娘。
    そしてその恋人。
    巡り巡ってそれらが交わった時、始まりで終わりでした。

    全員の関係性、背後にあるもの、年月。
    それらが合わさって事件が明るみになるまでは
    一応平和な生活? でした。

    しかしこのプロジェクトすごいです。
    人を人とも思っていない、というより、利益優先?
    どう言えばいいのか分かりませんが、価値観の違い、というには
    すごすぎるものでした。
    が、すべてにおいて上から目線なのは分かりました。
    自分達が一番上等ですから…。

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    2010年09月30日
  • 衆愚の時代

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    恥ずべきプータローをフリーターと言ってその立場を守ろうとマスコミが言うのはいかがなものか。昔花形の商売も30年もすれば変わる。夢と言うなのまやかしで妥協できないと言ってプーとなるより、どこかで妥協してでも正規雇用を勝ち取ることが大事なのではないか。働くことの意味は今も昔も不変、生きるために日銭を稼ぐために働くのだ。
    著者の入社面接や社内異動に関する話は笑って納得。
    昔は給食がなくお昼のお弁当の具で家庭の貧富の差が明確になった。貧しいことを恥ずかしいと思い、贅沢をしていると思うことで謙虚さが生まれ、社会を知るきっかけとなった。今は自由の意味を履き違えて自己主張だけする子供がいる。全てが平等であるとすることに無理があるのだと思う。同感。
    ただし、今から昔のような生活に戻れとはいえない。彼の正論はわかるが、ではどうすればいいのか、一人ひとり考える必要がある。

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    2010年07月05日
  • クレイジーボーイズ

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    「水素自動車を実用化させるためのキーとなるタンク」の特許をめぐる裁判とオイルメジャーが絡んだ陰謀。後半のアクションシーンはあんまり好みでなく、少年院を退院すれば特許使用料でワイナリーを作って悠々自適なんていう甘い考えも好きじゃないのですが、実際に青色発光ダイオードの特許をめぐる裁判では、200億円という判決がでていた事を考えると、絵空事ではないリアルなストーリなのかも。(2010.05.29)

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    2010年06月10日
  • 陪審法廷

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    裁判員制度についても、ちゃんと考えなければいけませんね。
    人が人を裁く、、、

    間違えたことすべてが悪いのか?
    悪いことをしても許されるのか?
    自分が陪審員としてあの場にいたらどういう結論をだしたんだろう。
    小説を読んでいる側で良かったですね。

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    2010年05月20日
  • 朝倉恭介

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    朝倉恭介シリーズのラストの作品
    完璧だった朝倉が、、、
    個人的には少し残念でしたがこのシリーズで楡周平さんを知り、ファンになりました。ずっと映画化(金城武さんで)を待ってるんですがやっぱりムリかなぁ~
    シリーズで読んでる方は読むしかないでしょう♪

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    2010年05月12日
  • 衆愚の時代

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    「世間の糾弾を浴びることを覚悟で…」書いた本らしい。
    この本を書くきっかけとして、
    「テレビに出てくるコメンテーターの無責任な言動が目に余ると感じたから」とある。
    確かに、テレビのコメンテーターはたいしたことを言わない。

    この本の内容は「派遣切りは正しい」などの主張があるが、
    世間的に正しくないというか、
    マスメディア的に正しくないことへの反論であり、
    よくよく読んでみれば、この本にある内容のほうがしごくまっとうだと思う。

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    2010年05月05日
  • クーデター

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    「朝倉恭介VS川瀬雅彦」シリーズ第2弾。川瀬雅彦初登場。ページ数で数えるとメインとなる事件勃発までの前置きは大変長いが、そこに至る登場人物、及び出てくる事件、兵器に関するディティールが大変濃くそんなに気にならないのがすごい。ただ、事件の解決があっけなすぎた感がある。

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    2010年05月24日
  • 衆愚の時代

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    最近、テレビでニュースに関するコメントを聞いているとイライラすることが多い。
    またこんなこと言ってるよとか、
    みんな同じ風になってきてるよ(同じか笑)とか、
    話すり替えてんじゃねえよとか。

    でもよく考えてみればテレビはそもそも見る人を惹き付けるために作っているのであって、本気で世の中良くしたいと思って作ってるわけじゃない。
    私たちがテレビみて、頼もしそうな言葉に安心したり、
    正義感溢れる発言に共感したり、
    そういった視聴者の「気持ち良さ」を創り出すのが言わばテレビの仕事なのだから責めたって仕方ないのかも知れない。

    でもさ、でもさ!
    ヤバイと思うよ、日本、正直。
    そして一番ヤバいのは、
    そのヤバイのの根本的な原因は鳩山さんだとか亀井さんにあるんじゃなくて、あたしたちにあるんだってことにあたしたちが気づいていないことなんですよ。
    まさしく、今は「衆愚の時代」なんですよ。
    自分は焦るだけで具体的に何をしていいのかわかりません。

    懸命に生きようとする姿勢が、
    あたしに果たしてあるのだろうか。

    それを獲得していきたい。
    とにかく生きたい、生活したい。
    そうやってがむしゃらに頑張ってみたい。

    自分が心に抱えてた不満をぶちまけたような本だけど、
    きっと多くの人が共感するんじゃないかと思う。
    この本読んで「何だと!!」って怒りたくなるところがあるかもしれないけど、
    それはそう思った自分を素直に見つめて考えて欲しい。

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    2010年04月21日
  • 衆愚の時代

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    現在日本人が陥っている問題に鋭い意見を提言している。個人的にもよく言ってくれたと共感できる点があり痛快な部分もあった。しかし文中でもあるように作者自身が上からの目線で意見を言っている傾向も強く、じゃあ作者はどのような行動をされているのでしょうか?とも感じた。問題の分析は的を得ている部分は評価できるが、内容的には「居酒屋でお願いします」と感じるかも・・・。

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    2010年03月27日
  • 陪審法廷

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    ジャングリシャムだったかな?陪審法廷という作品があります。
    内容的には、陪審員制度を扱った法廷物ですが、それの楡作品版という感じです。

    日本の陪審制度の導入に際して楡さんなりに語りたかったところがあるんだろうな~という作品。

    すごく面白いわけではないが、まぁ面白くは読めるなぁ程度の作品。

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    2010年01月02日
  • フェイク

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    本屋で絶賛、平積みの割には内容は陳腐。ただし裏社会の仕組みが誰にでもわかるように書いてある教養小説ではある。

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    2018年10月14日
  • 陪審法廷

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    裁判員制度が日本でも導入されたが、
    陪審員の在り方に関して、考えるきっかけになる本。
    ご都合主義的な部分もある。

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    2009年10月04日
  • 異端の大義(下)

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    解説にも書いてあったけど、丁寧に取材をして現実とフィクションの間がうまく描かれていると思う。
    結末は小説的だけど、実際にありそうな話だし面白かった。

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    2009年10月07日
  • マリア・プロジェクト

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    最近ニュースになっている臓器移植や代理母での出産などのダークな問題についての小説。

    実際に本当にありそうな話です。

    ひどいこと、悪いことではあるのですが、万一自分の子供が必要になった時に
    求めないとは言い切れない気がします。

    映画になりそうな小説でした。

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    2009年10月04日
  • 青狼記(下)

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    「感動巨編」らしいのだが、説明が長く、展開が読め、おまけに説得力がないので「そんなキレイごと・・・」と思ってしまった。
    話は面白いのでもっと簡潔だったら良かったのにな。

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    2009年10月07日