可南さらさのレビュー一覧

  • 微熱の引力

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    遊び人大学生有村の攻め視線で語られる片想いの顛末に、もう最初から一気に引き込まれて、胸がぎゅんぎゅんしました。
    有村は偶然、地味で目立たない同学年の譲の大学教授坂下への想いを知ってしまい、黙っていてと頼む相手の弱みに付け込んで、譲を便利な「奴隷」扱いに。
    この譲が、とにかく有村と正反対のものすごい消極さ!有村に何をされても言われても、謝る以外は真っ向から反抗したり拒絶したりしないので、始めのうちは読んでてこちらが歯がゆくなるくらいなんです。でも、読み進むうちにいろいろなエピソードから、本当はきれいな外見と、心の持ち主だと言う事が判明。有村がものすごく遅まきながらそんな譲への恋心を自覚して意識し

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    2010年12月23日
  • 恋を知る日

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    遊び人の大学生×一途な大学教授助手。
    攻めがヒドイ男だ!というのはあらずじなどで知っていましたが、私はそれ程ヒドイとは思わなかった(多分他の作品とかでヒドイ攻を結構読んだからかも(^^;))です。遊び人なんだけれど、恋をしたことながなくて、無意識のうちに好きになってて、相手に好きだと言ってもらえなかったり、わがままを言ってもらえなくて八つ当たりしたり。こういう人っていざ自分が恋に落ちたことを自覚すると、どう接したりしていいかヘタレてしまう所とか、逆にちょっと可愛いなって思ったり。一生懸命必死にすがりついて、やっと恋を手に入れる。そんな過程が楽しめると思います。
    それもこれも受が寛容だっていうの

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    2010年10月02日
  • 恋を知る日

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    「微熱の引力」っぽい世界観。でも、好きなタイプのお話。
    攻のタイプが似てるのかな?

    自分か思われていることで、傲慢になってた攻が、自分の思いを自覚したとたん片思い的な感覚に陥ってるのに、ザマーミロ的な…。
    受目線で読んでたので、胸がすく感じ。

    受の病気とか、同僚とか、からめかたが上手いなぁ。
    病気も心臓ってのが、聞いた側にはとても深刻だし、同僚も嫉妬するに充分な役割、受の負担がかかっている状況を知る人物として、不自然でない立場だし。

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    2010年09月09日
  • 微熱の引力

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    [イケメン傲慢大学生×内気なゲイの大学生]
    攻め目線

    脅しのようなものから始まった関係から
    攻めがグルグルしはじめます。
    グルグルしすぎてもうどうにもなりません。
    限界を超えた時の告白。切ないです。
    その後、受けもグルグル。
    とにかくグルグルの物語。
    良かったです。

    ☆あらすじ☆
    大学三年生の有村瞭司は、レポート提出に訪れた研究室で驚きの光景を目にする。消極的で地味な同学年の堀井譲が、眠る教授の手に愛しげに頬を寄せていたのだ。教授への想いを知られ萎縮する譲は、なんでもするから黙っていてほしいと懇願する。以来、譲は有村の「奴隷」となるが、いつしか二人は身体の関係を持つようになり…。ピュアでみ

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    2010年07月21日
  • no reason ―恋に堕ちる―

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    ユズがたまんないですねーww何なんだろう、この天然っぷり!可愛すぎるっ!!一成大変だっただろうなぁ〜(笑)

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    2010年05月08日
  • 微熱の引力

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    終始攻め視点で話が進む「微熱の引力」が切なくて良い。なんとも思っていなかった相手に惹かれていることに攻めが気づいた時とその後の攻めの心理描写が特に好きです。
    なかなか波長の合うBL小説の作家さんに出会えないのですが、この作家さんに関しては、ゴテゴテの気取った言葉だけを並べることなく、登場人物の心の動きを丁寧に描いている点に好感が持てました。萌えました。

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    2010年02月03日
  • 恋を知る日

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    ネタバレ

    「恋になる日」に登場した三男編
    恋を知る日(シャレード2004年9月号、11月号)
    愛を知る日(書き下ろし) 

    飄々としていたあの三男が!(笑) 
    なんでも器用にこなしてきたような彼が初めての本気の恋に気がついておたおた不器用に必死になる姿が可愛いかった~(*^_^*)

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    2010年12月29日
  • 刹那の恋人

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    新装版です。
    『刹那の恋人』(2000年2月ラキアノベルズ)加筆修正
    +『土曜の恋人』(2000年5月同人誌掲載作)加筆修正
    +『夏休みの恋人』書き下ろし

    イラストレーターは旧版・新装版共に同じですが、表紙イラストだけでなく作中イラストも全て描き下ろされておりました。

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    2010年03月30日
  • ラブレター

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    08/9/10
    引き取られた先の長男×両親を亡くした少年。
    受が控え目で健気でした。手紙の場面は泣けた。
    攻は不器用でひとりでぐるぐるしているのでちょっとイラッとした。
    スピンオフで弟の話もあり。受の男の子が独特で可愛かった。
    両親の前向きな姿勢が印象的でした。
    『一緒にいてけれてありがとう。』78P

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    2009年10月07日
  • 水に眠る恋

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    切なくも透明感のある恋愛が楽しめます。

    同級生再会ものですが、互いの事情や誤解から生ずる
    すれ違いに胸が痛くなります。

    王道ものだからこそ楽しめる作品です。

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    2009年10月04日
  • 指先

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    高校生のちょっと捻ねて、なのにとても純粋な
    恋愛が楽しめます。

    周囲から誤解され、仕方ないと諦めることで
    母親から真に必要とされないことを何とか
    受け入れている郁のペシミスト加減が
    痛々しいですが、それをわかって黙って
    包み込んでくれる委員長が大人です。

    ちゃっかりプリンで餌付けしてるところは
    人間におびえているノラ猫をなつかせる
    過程を連想しちゃいます(笑)

    とにかく素直に自分の気持ちを伝える事が
    一番だと学んでいく郁が、人に慣れない
    猫のようで可愛いです。

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    2009年10月04日
  • 水に眠る恋

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    ありがちといえばありがちな、学生時代の因縁を引き摺った再会モノ(…という言い方でいいのかな…)。その過去の描写の夏の日の光や緑の匂いだとか夜の秘密めいた雰囲気や胸の高鳴りが伝わってくるようなところがいい。冒頭に書いたありがちさを、それでも読ませる力のある話でした。可南先生の他の作品も読んでみたい。

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    2009年10月04日
  • 先輩とは呼べないけれど

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    状況説明とモノローグが多いため、2人の会話シーンが思ったより少ないし、なりそめも急すぎ......
    クロさんのあたりは良かったがもう少し書いてほしいです

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    2023年03月04日
  • その目で見るな

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    作者買いで。

    さらさ先生の作品久しぶりに購入したけれど、好きな展開でもなく
    エロく、好き放題する「魔王子」振り回されてるだけ
    ちょっとやり過ぎかな
    ちょっと残念でした

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    2022年08月04日
  • 旦那様の通い婚【SS付き電子限定版】

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    ネタバレ

    最初両片思いなのは後半わかるんだけど、それにしても攻やその周りの人達の受への仕打ちや言葉が酷い。受も世間知らずで甘ちゃんだけどそこは自分でどうにかしようと受は受なりに行動しようとしたり、実際攻の元から離れたりして成長するので私的には攻に非があったと思う。あんまり攻が反省したように見えないのはちょっと残念だったかなぁ。攻は最初から何も出来ないと決め付けてただのお飾りの存在として受を側に置いていたけど結局最後はちゃんと攻の仕事をしっかり手伝えていた描写があったので決めつけて受に何もさせなかったこと等もう少し後悔とかして欲しかったかも。
    ただ、この作品攻の秘書が結構受のことを心配してくれているのでそ

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    2019年10月04日
  • 告白

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    一途な彼方くんが可愛い😍

    ちょっとポヤポヤのところもあるけど、意固地だし…

    それをプラスに変えちゃうくらい可愛い😍

    “約束” のリンク本も、読みたくなりました☺️

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    2022年04月04日
  • 北上家の恋愛指南 長男編

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    ネタバレ

    北上家シリーズ最終巻は、北上兄弟の一番上の雅春と、後輩の柴田との再会リーマンもの。次男、三男編では既に公認な2人の馴れ初めですね。祥平と匡の関係のバレ方が最悪で、匡コノヤローってなったwそれにしても、欲を言えば柴田を弟達に紹介する話が読みたかったし、あとがきにある三兄弟カップル勢揃いのショートも読みたかったけど、3巻通して溺愛攻めとブラコン兄弟とても良かったです( ˘ω˘ )

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    2016年09月26日
  • セカンド・ラブ

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    高校生で付き合って、社会人で別れて、2年後再開していろいろあってよりを戻す、BLのテンプレのような話でした。
    受けのツンデレが分かりやすすぎた~!

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    2016年06月07日
  • カップ一杯の愛で

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    ディアプラス初登場とは思えないほど作風がぴったりはまっています。
    ゲイの翻訳家×ゲイ嫌いの美容師。意地っ張りで不器用で、でも甘々なラブを堪能しました。

    山沖はすごく温厚で優しい男です。言葉つきも始終丁寧語です。…ちょっと胡散臭いくらい優しいので、こんな人畜無害なおとなしい攻ってどうよ?と危ぶんでいたら、これがなかなかすごいむっつり攻でさすがオトナだわ~と感心してしまいました!
    威嚇してくる猫みたいな口の悪い夏生に、ふんわり包み込むように接してくるんですよね。よけいに夏生が強がってるように見えて、二人のやりとりにはとても微笑ましくなりました。そんな山沖に、だんだん逆立てていた気持ちが和んでしま

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    2015年05月18日
  • 先輩とは呼べないけれど

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    ネタバレ

    区内の保険センターの事務方として派遣された公務員の理人は、久しぶりに高校時代の先輩及川に再会をする。及川はそこで所長をしていた。
    高校時代、及川に密かな(相手には丸わかりの)恋心を抱いていた理人。
    大好きで大好きで先輩に微笑みかけられるだけで幸せだった。先輩のたった一言ですべてが終わってしまうまでは。
    高校時代、生徒会長をつとめクールな印象だった及川は京都の大学に進学し、付属病院で脳外科医としてバリバリ働いていると噂だった。それなのに、今では寝ぐせのついた髪、ヨレヨレの白衣、隙あらば交流広場で油を売っている不良職員。昔の凛々しい印象など見る影もない及川の姿に戸惑い、それでも昔と変わらず親しげな

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    2014年02月12日