あらすじ
大病院の跡取り息子で生徒会長を務め、誰もが一目置くクールな優等生――ところが今は、よれよれの白衣姿でサボりの常習犯の不良上司!? 保健所勤務の理人(りひと)が異動先で再会したのは、高校時代の先輩で初恋の相手・及川(おいかわ)だ。十年かけてせっかく封印した想いなのに――飄々とした態度とからかい交じりの笑みで、距離を詰めてくる及川。俺のこと好きでもないくせに何故…? 戸惑う理人だけど!?
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とてもよかった
いろいろ分かって行く毎に愛が増えて、優しくなるストーリー。
思っていた以上にはまりました。
理人が可愛い。
先輩を好き過ぎて、トラウマになったけど、最後は王道のハッピーエンドでした。
先輩攻め×後輩受けの作品はいい。
Posted by ブクログ
久々に可南センセの切なくてうるっとするストーリー。好きすぎて、購入してからすでに3回読み返してしまいました。
穂波ゆきねセンセのイラストもイメージにぴったりです。話自体に派手さがないせいで、注目度が低いのがもったいないですね~でも、何といっても持ち味はこの等身大の日常感。同じ系統だった凪良センセは、最近ファンタジー色が入って地味さから脱出してしまったので、可南作品はますます希少価値です。このままの路線でいってほしいです。
とにかく、萌えました。
理人が勤務する保健センターの所長は、元憧れの高校の先輩。でも今の及川はその頃のクールで優等生だった面影は微塵も無くて、大雑把で馴れ馴れしい残念な男に変貌してしまっています。
それでもまだ昔の片恋を引きずっている理人は、及川の一挙一動に内心ドキドキしてしまい、悟られないためにひどく冷たくてつっけんどんな態度をとってしまいます。
なぜ、理人が酷い潔癖症になったのかという理由が切なかったです。楽しくときめいていた想い出があるから、なおさら傷ついた気持ちに胸が痛くなります。
それが誤解からだったというのも悲しいし、及川の理由も重かった。その頃の及川の状況に思い及ぶとたまらない気持ちにさせられます。
それでも、クロさんを通して二人の距離が再び縮まっていくのがはっきりわかって、ものすごく癒されました。優しい気持ちにあふれたストーリーだったなと思います。
結ばれるシーンもよかった。萌えました。潔癖症でまっさらだった理人と、いろいろあったに違いない及川という組み合わせがツボど真ん中。
さらには、傷付けてしまったと無理をさせることに躊躇してしまう及川に、自分の本音をやっと言い切ることができた理人には胸に迫るものがありました。
また読み返すこと確実な作品です。
Posted by ブクログ
すっごい良かった~!!やっぱり可南さんのお話大好き!両想いなのに、中々進展しないじれっぷりとかたまらなかったです。こういう展開萌えツボすぎてゾクゾク!想いが通じ合ってからのすれ違いや映先輩の人柄だとか、とにかく全てがツボでした!それにクロさんがとっても可愛かった~!理人がクロさんに対して敬語で話してるの微笑ましくって!さん呼びからしてもう~~っ!(悶)先輩視点も読んでみたいな~。
Posted by ブクログ
日常、お仕事もの、かな。
事務系の仕事に就いてる身としては頷けることがたくさんw
物語自体は割と穏やかなのですが萌える場面、台詞も多くてよかった。
痛々しい話を読んだあとに癒されたい時におすすめしたい。
Posted by ブクログ
キャラコミフェアに合わせて以前から気になっていたこちらを購入
可愛いお話でした。
受けの理人の気持ちがすごく入ってきた
犬のクロさんとのくだりかんて
クロさんのことを思ってというより
クロさんのことを思う理人の気持ちを思って泣けた。
映先輩も悲しい過去を抱えてるけど
理人とクロさんと一緒にいたら、大丈夫ですね
ラブラブキュン好きな方、ツンデレのくせにうっかり攻めを甘やかしちゃう受けが好きな方にオススメします。
Posted by ブクログ
なんかもどかしいけど、可南さんだよな~って思わせてくれる作品でしたね。 再会モノです。昔好きだった先輩と再会したら優等生から不良上司に変わってた! やたらと戸惑う理人に一体昔何があったんだろ?って気になって読み進めて行くんだけれど、 及川の過去にちょっとビックリでした。 でも大人なんだけれど可愛いカップルでした♪
状況説明とモノローグが多いため、2人の会話シーンが思ったより少ないし、なりそめも急すぎ......
クロさんのあたりは良かったがもう少し書いてほしいです
Posted by ブクログ
区内の保険センターの事務方として派遣された公務員の理人は、久しぶりに高校時代の先輩及川に再会をする。及川はそこで所長をしていた。
高校時代、及川に密かな(相手には丸わかりの)恋心を抱いていた理人。
大好きで大好きで先輩に微笑みかけられるだけで幸せだった。先輩のたった一言ですべてが終わってしまうまでは。
高校時代、生徒会長をつとめクールな印象だった及川は京都の大学に進学し、付属病院で脳外科医としてバリバリ働いていると噂だった。それなのに、今では寝ぐせのついた髪、ヨレヨレの白衣、隙あらば交流広場で油を売っている不良職員。昔の凛々しい印象など見る影もない及川の姿に戸惑い、それでも昔と変わらず親しげな笑みを向けられれば平常心ではいられない。ちゃらんぽらんに見えて実は真摯に仕事に向き合っている姿を知ればなおさらだった。
心ない言葉で自分を拒んだくせに…なぜまた今になってこうも自分に構うのか…
真意のわからない及川の態度にドギマギやきもきしながら、高校時代と変わらぬピュアさで理人がキャンキャン吠えてる構図って悪くない。…ってか、かなり好き。
高校時代に投げつけられた言葉が全くの誤解だったことは想定内として、及川の知られざる過去が思いのほか重たかったのが衝撃だった。
再会後の『うちにカレー(甘口)を食べに来ませんか?』の件はちょっとホロリとした。
及川の理人に対する想いがとても深くて、がっついたり遠慮したりの気持ちの揺れ具合がはたから見てて、胸がきゅうぅぅとなって、『理人、理人』て名前連呼とか…もう…切なトキメく(*'A`*)
黒ラブのクロさんとのやりとりも微笑ましくて、シリアスな出来事があっても暗い方へ引っ張られない、ほんわかしたトーンで読めるお話でした。